MAX EMANUEL CENCIC マックス・エマヌエル・ツェンツィク ~ 「魔笛」より夜の女王のアリア ― 2008年11月09日 13時59分28秒
MAX EMANUEL CENCIC (MC-6 3 03782 0)
気分転換です。
思い出したように、ボーイ・ソプラノで歌われた「夜の女王のアリア」を聴いています。
このカセットは、rec.1992.7.17-19 になっています。
しかし、Max Emanuel Cencic Secretariat のW氏によると、彼が、ウィーン少年合唱団に入る前にCDとして発売されたのは Mahler:Symphonie No 4 だけなそうですが、
その他に、このカセットに収録されている モーツアルト作曲「魔笛」から“夜の女王のアリア”とオッフェンバック作曲「ホフマン物語」が、1988年の録音なそうです。
そう思って聴くと、声が若いですが、やはり、マックスくん声で、マーラーのときの初々しさとは違うような気がしました。
ただし、同年代に発売されたCD等と比較すると、選曲に、なんとな~く、遊び心と余裕がありありで、手離せない作品になっています。
WILTENER SANGERKNABENN チロル・ビルテナー少年合唱団 ~ 芸達者君たち ― 2008年11月09日 18時18分24秒
Wiltener Sangerknaben II (amadeo AVRS EP 15594)
Leitung:Norbert Gerhold
アルバムカバー写真はイマイチかなあとも思いますが、収録されている音は割合クリアです。
それに、ビルテナーには芸達者くんが多い、ということ。
たとえばAuf und auf waschlnossですが、その芸達者君のセリフなんだか歌なんだかにソプラノ君たちの歌と弾むリズム担当の男声くんたちの組み合わせがとっても楽しかったりします。
きれいに声が出ているときとそうではないときのソプラノくんたちの落差が大きいのですが、レコードやカセットを聴き続けて思ったのは、CD以前のビルテナーは、「なかなかやるなあ」ということです。
鋭さを見せないケルンザーの趣きのEPでもありました。
Allan Bergius アラン・ベルギウス ~ 「魔笛」より「夜の女王のアリア」の驚異的な表現力 ― 2008年11月09日 18時45分34秒
Dirtouse Musik fur Sopran und Orchester (自主制作盤)
1984年9月24日 Dreifaltigkeitskirche UlmにてLive録音
指揮:Albrecht Schmid
アラン君のLP3枚のうち、この盤は持って居ないためカバー写真はありません。私はCHOIR友だちから借りた音源で聴きました。
(レコードを持っておいでの方、お譲りください)
この盤は、アラン君が12歳の時の初のソロ・コンサートの模様をライブ録音したもののようですが、拍手が入っていなければ、とてもライヴだとは信じられないでしょう。
初コンサートはバッハのカンタータやモーツァルトのモテット等がメインだったようですが、この実力少年、「夜の女王のアリア」を歌った動機が振るっています。
彼は、オーケストラと練習をしていくうちに、バッハもモーツァルトも歌うのは思ったより簡単だと気が付き、「夜の女王のアリア」は、アンコールで、皆を驚かせるために用意した、というのです。
しかも、彼はコンサートの後で、「僕は指揮者や聴衆の方々に満足していただけたと思う」と振り返っています。
確かに!
(そういえば、マーラーもライヴで、迫力も味もある、素晴らしいものでした。)
この盤に収録されているのは、驚異的なボーイ・ソプラノです。
ですが、それは、もしかしたら、たまたま、バッハやモーツァルトの素晴らしい演奏者が、変声前の少年に過ぎなかった、という奇跡なのかもしれません。
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