ポーランド国立ポズナニ・ナイチンゲール少年合唱団 Poznan Nightingales ~ 当時の様子を伝える魅力的な録音2009年01月26日 21時07分52秒

ポーランド国立ポズナニ・ナイチンゲール少年合唱団

ポーランド少年大合唱団~ポーランド・ナイチンゲール~(日本コロムビア株式会社 STEREO JX-17) 
日本録音盤。
おそらく1969年録音。(C70.3)

私の子どもの頃に、この合唱団が来日し、市内の女子高で演奏会を開催しました。・・・私は聴きたかったけれど聴けなかったので、そのときに出した結論。その女子高へ進学し、各国の少年合唱団を聴いてやる!結局、私は公立高へ進学したのですが、在学中の3年間はその某私立女子高で少年合唱団のコンサートは一度も無かったので、ホッとした記憶があります。

さて、この合唱団のこのキュートな演奏を実際に聴かれた方はおいでですか?

3人のソリストくんの声は身体の上半身に豊かに響かせて非常にやわらかいです。

中でも録音状態が良いのは 3.乙女の願い/Desire。 
マイク近くでの録音が幸いしたと思います。

このアルバムでは、ショパンの曲が歌われているのも興味深いです。

私が音の再現に使っているプレーヤが情けないほどおもちゃ過ぎるのが原因か、音にザザザザ・・・と難があるのですが、レコードは音に対して想像力が膨らみます。

・・・にしても、この盤に関しては、ソロがCDで残っていたらどんなに良かったことか。
小鳥の歌/A little bird flew past は変声前の少年たちだけで歌われています。
後年、竹宮恵子氏はビクターの少年にソロで歌わせていますが(タイトルは「逃げた小鳥」)、竹宮氏のプロデュースとおり、これはソロで聴きたい曲です。

声量が多いのが遠因しているのか、合唱を録音する位置が遠すぎたようです。

レコードの旨味はストレートな音だと思うので、その点においては惜しいですが、特にTreble Soloとポーランドという国に関係した選曲には限りない魅力がある録音です。