LIVE 国立モスクワ少年少女合唱団 ~ 少年合唱以前に聴いていた歌声 ― 2009年08月09日 15時19分39秒
LIVE 国立モスクワ少年少女合唱団(製作 日本電波ニュース社)
収録 1989.7 新宿文化センター
今夏、エストニア・エレルヘイン少女合唱団を聴いたので、このカセットがあったのを思い出した次第。
エレルヘインは、少女というには、ちょっとお姉さんぎみの合唱団。
少年(子どもという意味)合唱団よりは年相応に安定しているし、かといって、成熟しきった女声の合唱団とも違う青さもあって、これはこれで1ジャンルを作ることが出来る「声質」なのかもしれないとちょっと思った。
バリバリ大人の男声とは違った魅力が、変声直後の声にあるように、女の子の声にもあるんじゃないかと感じた次第。
さて、少年合唱団にピントを絞る前は、自然に、ソフィアとかハンガリーとかプラハとか、夢中で聴いていた。少年少女という名前ではあるが、決して子ども向けではない作品群で、この頃の録音には今、聞いても素晴らしいものがある。
夢中になっていた気持ちがよみがえるというもの。
ただしお財布の中身の関係で少年合唱にピントを絞ってから10年を経てのこの録音。
買ってしまったのは、このとき、好きな曲が少なくとも2曲あって、チェックしたソリストさん(少女)が2人いたから。
少年少女合唱団のソリストの少女声は、少女合唱団のそれよりも、若々しくこわれそうなほど繊細で美しく高い。そしてその声だからこその名曲がいくつも録音に残されている。
結局、私の嗜好癖として、成熟よりも未成熟に完成した「音」が好きなだけ、かもしれないけれど。
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