ボーイ・ソプラノ 繊細で美しい合唱 ~ boys air choir2016年07月07日 05時40分55秒




 CDタイトルの曲が続けて2曲、収録されています。最初の曲の伴奏が、あんまり上品に聴こえません。ソリストはエドワード・バロウズ。コナーの声に似ていますが、低い方の音がこちらもあんまり上品ぽく聴こえません。
 キャロルの祭典は、boys air choirらしく、繊細で美しく歌っていますが、それだけって気がします。元々、私はこの曲が苦手なのと、ずっとboys air choirに抱いていた思い、「実力を出しきっていないでしょ? もっともっと深いところで歌える実力をあなたたちは内包しているはず」という気持ちがあって、スッキリしません。
 あんまり上手くない(?)なChoirでも方向性を感じるものです。でも、boys air choirには、感じられなくて、そこがスッキリしないのです。Directed by ○○の無いグループ故の、高みへ飛べる羽を持ちながら飛ぶ方法がわからず中空で留まっている感が出ている録音だと思います。私個人の(的を射ない)感想なので、演奏者や制作サイド、コアなファンの方には申し訳ありません。

少年合唱 子どもたちが制作主体の驚愕の作品~boys air choir2016年07月07日 07時40分33秒




 選曲は初めて聴いた曲(以前聴いた曲でさえ、boys air choirが歌うとまるで初めて聴いたかのように新鮮に聞こえるのが驚きだ)もそれ以外の曲もとても美しくて好印象。歌声も近く聞こえて、声の拾い方も好み。だからこそ、思う。このシリーズの素晴らしく斬新な企画と、少年たちの歌声を支える伴奏にも、少年たちの歌声以上に気を配って欲しいと。CDの曲順が違っているのも気になる。 

 プロのレーベルから、子どもたちが制作そのものに関わり、これだけクオリティの高いCDを作ってしまったことには驚愕するが、boys air choirのメンバーたちが内在していたものは 当時もっともっと有ったと思っているので、彼らに相応しい実力ある指導者が居たら、作品にもっと深さが出ただろうにと今も残念でならない。実力の割にチープな印象が残る。