少年合唱 The Choir of King's College ~ 格の違い2016年10月20日 16時31分19秒



 最初の1音から、「格の違い」を感じさせてくれます。
曲のイメージをつかみ難いので私はBRITTENが苦手ですが、
King's Collegeの演奏は、曲のイメージが伝わってきます。さすが、世界最高峰の演奏です。BRITTENが、曲として聴こえてきましたから。コリスターたちの演奏も明確な旋律のラインを描いています。
 ・・・上手だし、完全主義っぽいのです、ここは。私もそろそろCleobury氏に懐く時期なのかもしれません。元々1982年には大大大好きだったのですから。
 いやいや、トレブルの音がソフトな女声っぽさに傾き過ぎです。この作品では成功していますが。テノールは良いですね。男声部は良いですが、この録音のコリスターさんたちは私の基準値レッジャー・キングスと比較すると、ちょっと雑かもしれないです。でも、その雑さが作品の味わい故なのかは私の耳では判別不能です。言えることは、コリスターが女声テイストに聴こえること、くらいです。
 ただし、キングス以外に二つのChoirが曲によって演奏しています。たぶん、完璧っぽいのがキングスで、ちょっとフレンドリーに雑っぽいかなと感じたのが他のChoirかも、です。
 さて、トレブルくんたちの名前が思った以上に記載されていました。中では、 11.REJOICE IN THE LAMB William Crane のソロのパートが他に比較して長かったです。でも、キングスは、トレブルソリストを特別に育てている、って感じはないですね。Cleobury氏ゆえに、ちょっともったいないような気もしますが、キングスだから、かもしれません。
 この録音は、CDが2枚ついています。普通のCDとSACDです。そしてSACDを聴こうとしたら・・・ダメでした。うちのTivoliは拒否されました。・・・悲しかったです。プレーヤー買わないとダメなんでしょうか?