ボーイ・ソプラノ William Ferris ~ 等身大の英国聖歌隊員を感じさせる演奏2017年01月17日 11時00分46秒



 William Ferrisくんは、もしも地元の大聖堂や教会が聖歌隊を持っているとしたら、これくらい歌える聖歌隊員がいたら理想的かつ安泰、というタイプのソリストくんだと思います。伝統的な曲目を堂々と披露していますものね。
 William Ferrisくんが所属する聖歌隊は、小学生くらいから大人までの、幅広い年代と男女の混声の合唱団なようです。このCDでも、合唱団の演奏は堅固な合唱で、William Ferrisくんのソロを支えています。合唱という音の彩は、男女混声というものは、人間的な悲哀を表現しうるのだと思いました。Pergolesi ・・・も、良かったです。ボーイ・ソプラノとカウンターテノールの声質、芸術にしない歌い方から、いきとし生けるものであることの切なさが伝わってきました。
 16.Panis angelicus (Franck)等の、William Ferrisくんのソロ曲が聴きごたえがあったのはもちろんですが、箸休め的にポッと出てくる混声合唱が、良い意味で、気分転換になっていました。
 William Ferrisくんの、エアを微妙に本当に微妙にブレンドした英国正統&伝統上の聖歌隊員的な歌い方と曲目を、心から楽しむことが出来ました。
 コーヒーもアーモンド・クッキーも焼きリンゴもおいしかった・・・これで、窓から見える風景が、イングランド南部の田舎で庭を川が流れているとか、逆にシェトランドの海沿いの家で灰色の空と海が見えていたら、最高なんですが。

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