ボーイ・ソプラノ Terry Wey & Lorin Wey ~ 音楽一家 WEY FAMILY の貴重な記録2017年02月03日 19時45分05秒



 コンサートの記録CDですが、まずは、このCDの情報を下さった当時のファン友だちに感謝します。なかなか、私の能力では入手できなかったCDです。
 ライヴゆえの採録時の音の問題はありましたが、それ以上にライヴゆえの臨場感とか雰囲気とか、このご家族間の信頼、温かさ、愛情を感じさせてくれたCDでした。
 オーケストラも良いし、拍手も良かったです。
 ローリンくん、たとえば、14.Over hill, over dale 上手で良いなあ。どうして、WSKを途中でやめちゃったのかな? でも、だからこそ、ミュージカル・ステージ上のローリンくんの声を、私でも、聴くことも出来たし・・・。要は、WSKで、ソリストの1人としてCDに名を刻むか(実際、刻んでいますし)、もっと自由にこのような録音を残すかだったでしょうが、結果的には、プライベート盤ではありますが、彼のたぐいまれな演奏が残ったことがスバラシイと思います。リアルなときは、当たり前だと思っていたこの演奏が、聴きなおすと、本当に素晴らしいのです。ローリンくん、当時、私が感じていたよりも何倍も良いソリストくんだったのですね。WSKからしたら、手離しちゃってもったいなかったなあ。
 選曲もちょびっとイギリス仕様っぽくって、ものすごく好みです。ローリンくんの、伸びる声が気持ち良いなあ。これで、プロの採録だったら・・・なんてファン欲はどこかに置いて・・・家族CDの域を何十倍も超えていますよ。16.Hear my prayer・・・泣けてきそう。生で聴きたかったコンサートです。



Terry君の、声の高さの歌い分けによるオペラ・ナンバーをしっとりと聴かせてくれるアルバムです。
音楽性豊かで、しかも軽々として、聴きやすいアルバムだと思います。ソプラノ、アルト、テノールと歌い分けていますが、私は、アルトとかテノールが良いと思いました。もちろん、ソプラノも声が出ていて美しいのですが、昔のWSK時代の「見上げてごらん 夜の星を」での超絶麗しいクリスタルなボーイ・ソプラノが、私にとってのTerry君の基準値ソプラノなので、大人のソプラノは高い声というだけでは萌えませんでした。むしろ、これは、テノールでしょう。声も若々しく清々しく美しい。変声後の声の麗しさを心行くまで堪能させてくれた1枚でした。



 本当に、貴重な選曲群ですね。そしてボーイ・ソプラノは、心持ちまろやかです。気のせいか、遠慮がちにも聴こえます。奥ゆかしいのかな。もっと、グイグイと出て来ても良いと思うのですが、上品ぽく、大人しげに歌っています。17.Take, O Take those Lips Away (J.Wilson) 等、聴いていると技術は相当にあるのですが、どうして、ここまで引っ込み思案な歌い方をするかなあ? とか。大人のプロ歌手とミュージカルでツアーしていた子なのに。何故に、実力を出し惜しみするのじゃ? と、聴いていてちょっとだけストレスがかかりました。もったいないわ~。でも、採録に原因があるのかもしれません。マイクから離れすぎか?



 カバー写真は、1. Der Mond ist aufgegangenのイメージからでしょうか。語彙不足表現力不足なので、いつものセリフになって申し訳ないですが、このCDは、WSKのソリストが(昔ふうに言えば)、第1部と第3部でソロした曲を集めた感じ、です。しかも、ローリンくんが、WSKのソリストそのもの、なのです。なんだか、好きな声、好きな演奏です。そして、ローリンくんのパパのリコーダーも軽やかです。テリー君との猫のデュエットのニャンが妙に猫っぽかったです。テリー君は、猫になってもクラシックしていますね。その姿勢が好き。
 それにしても、ステキな兄弟。リアルな時代はローリンくんの声にイメージがわかなかったのですが、今、聴くと、好きな声です。ちょっと80年代のWSKソリストを思い出してしまいました。特にもシュトラウスで。
 なつかしさで、切なくなりました。欲を言うと、プロジェクトがもっと大きかったら、って思います。



Born to Sing のときよりも、ソフトコーティングされた声に変貌しています。変声に入ってきた頃なのかな? それにしても、やさしいやさしい声と歌い方です。凛として端正で涼やかで優雅で・・・そして、やはり、表現力の高さが抜きんでています。残念ながらリアルタイムでの来日は無かったけれど、これだけのソリストなので心からライヴを聴いてみたかったです。実に完成度の高い演奏が収録されています。




 このCDが、テリー君の声との初めての出会いです。彼のためにあるようなタイトルですね。録音状態も良く、彼の声の美しさがこのCDに残されました。できたら、録音の時期が微妙に早かったら(「見上げてごらん、夜の星を」の頃)だったら更に良かったとは思いますが、WSKでソリストをつとめあげた実力を感じる演奏であることは間違いありません。そして、きれいな声。きれいな歌い方。きれいなハート。声だけではなく、丁寧で優雅で、年相応以上の技巧を持った演奏力だけではなく、テリー君の歌うことへの真摯な姿勢が聴こえてくるCDです。この声が永遠だったら良かったのに・・・。今でも入手可能なCDです。聴きましょう。

少年合唱 Froebel Boy's Chorusフレーベル少年合唱団 ~ 合唱団から春一番のステキな贈りもの2017年02月03日 20時38分02秒




 フレーベル少年合唱団が、ステキなCDを作りました。CDカバー写真、都会の男の子はカワイイなあ・・・。それに仲が良さそう。団員君がそれぞれ、歴代の制服なのも、オシャレですね。
 収録されているバルトーク・ベーラのミクロコスモスは初めて聴きました。元々は、ピアノの練習曲集なそうですが、中に、作曲者自身のご子息に歌わせるために、歌詞の入った作品があり、今回、フレーベルの子どもたちが、日本語とハンガリー語で、それらを演奏しています。
 雰囲気的には、テルツ少年合唱団のソリスト君たちが、オルフの作品を歌っている感じ、でしょうか。曲に似合った声の男の子が、合唱の縛りみたいなものから、少し外れて、子どもらしく、自由に歌っている感じが伝わってきます。
 にじという曲も、初めて聴きました。ボーイ・ソプラノっぽいテイストを抑えた、素直な歌い方が、スッと耳に入ってきます。
 CDカバーを見、歌を聴くだけで幸せな気分になる・・・このような企画が、続いて欲しいと願うばかりです。
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