ボーイ・ソプラノ Marc ~ 宗教曲を歌曲として歌い込む少年ソリスト2020年03月12日 09時08分58秒



 これは、1986年、Marc14歳のときに録音したカセットです。1986年! そして1983年に11歳で録音した時には、彼はすでに有名な存在だったみたいです。1983年! ルネやゲオルク(なぜかWSK基準)の時代ですよ。アレッドやシリトーだって・・・。この時代、鵜の目鷹の目で、私はBSの録音を元気に探していたはずなのに、どーして漏れてしまっていたんだろう・・・というか、懐の深すぎるイギリス畏るべし!(←いつものセリフ)なのです。
 変声前の最良の時期に録音されたのかもしれません。ヴィヴラートや歌い方が当時よりも昔っぽいような気がするのは、テンポ遅めでしっかり歌いこんでいるからだと思います。こういう歌い方は声量と声量をコントロールする技術がなければ無理でしょう。編曲も歌い手の力量故という気がします。
 BSが独立して活躍できる国って素晴らしい。選曲は聖歌隊系のソロアルバムでもしばしば取り上げられる曲も多いですが宗教曲すら歌曲に聴こえてきました。今どきのコリスターくんならサラッと歌いすぎてしまうような旋律も、ためてためて、じっくり歌いこむんですよね。
 Bright Eyesは人気曲だと確かアレッドのアルバムか雑誌に書かれていたんですが、ここまで曲のスピードを落として、じっくりと歌いこんだのは初めて聞きました。聴きごたえがありました。今までに聴いた他のソリストくんは、もっとアッサリ歌い早めて行きますもの。どちらが好みかは聴き手次第でしょうが、私はつい、繰り返して聴いてしまいました。こうなると、1983年の1作目の若い声もを聴いてみたいです。

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