検視法廷 (AXNミステリー)2018年05月06日 01時05分27秒


検視法廷
シーズン1
第1話「初恋」/ First Love
第2話「偽りの弔い」/ How to Catch a Lobster
第3話「パンチとジュディ」/ That's the Way to Do It
第4話「狙撃事件の真相」/ The Fisherman's Tale
第5話「伝説の金貨」/ Gilt
第6話「漂着」/ Capsized
第7話「海の妖精」/ The Salcombe Selkie
第8話「シドウェル家の秘密」/ Napoleon's Violin
第9話「冷凍保存」/ The Deep Freeze
第10話「誘惑のステップ」/ Dirty Dancing
シーズン2
第1話「死のジャンプ」/ The Drop Zone
第2話「3つの花束」/ Perfectly Formed
第3話「嵐が起こす悲劇」/ Those in Peril
第4話「ライトヘイブンの獣」/ The Beast of Lighthaven
第5話「秘密のトンネル」/ The Captain's Pipe
第6話「3羽のウサギ」/ Life
第7話「パーフェクト・ペア」
第8話「フォックスビー事件」
第9話「海賊祭り」
第10話「親友」

 この番組の良さは、やはりロケーションの美しさです。イギリスの海辺の町は途方も無く魅力的です。自宅を海辺ギリギリまでせり出して作っているところ、でしょうか。そして自宅のキッチンが本当に過ごしやすそう。
 人物像とか生活感がリアルなのも良いです。世界をまたにかけて征服していた国の国民性も又興味深いです。海辺にコンテナが流れ着くと町の人たちが悪気なく略奪するところも大震災のときの日本人の行動パターンとはちょっと違います。
 貴族さんがお庭でアフタヌーンティをしていたときには、上のお皿がスコーンで下のお皿がサンドウィッチだけれど、量が多いなー残ったら使用人たちのおやつかなーとか見ていました。
 毎回殺人事件がモチーフなのですが、スミマセン、見ているところが違うかも。
 残念なところは、主人公の二人。シングルマザーと既婚の男のコンビは高校時代の恋人同士ですが、当時の知人の策略で別れたという設定です。今でもお互いに好意を持っているようで、じゃれあいが、ときに鬱陶しい。しかも♂の方の性格設定が考えなしすぎてさらにウザすぎる。
 ひたすら風景と建物と調度品と食器類を眺めておりました。イマドキなのでしょうが、貴族のお宅のアフタヌーンティシーン。ダイソーっぽい白の食器で人件費の削減かなーと。使用人が中1人、外1人でして。高価な食器は扱いも時間を要しますものね。高価な食器類を普段使いするならポワロさんの時代のように台所だけで3~4人の使用人が必要かもです。人件費を削るなら使用人の負担にならないように流通している無難な白の食器でいーかーってなりそうです。それからいつ見てもお皿を縦に収納できる庶民のキッチン家具と現代的なキッチンそのものがステキ。 
 主人公の母、母の恋人、娘等々、個性が強くてかなり印象的でもあります。キャラが立つってこんな感じなのかな? 犯人を追いつめて行く方法は昔的、なので「検視法廷」というタイトルほどにはスマートではないような話運びです。

ウィッチャーの事件簿(AXNミステリー)2018年04月03日 11時45分13秒


第1話「ロード・ヒル・ハウス殺人事件」/ The Suspicions of Mr Whicher
第2話「エンジェル通り殺人事件」/ Murder on Angel Lane
第3話「名家の秘密」/ Beyond the Pale
第4話「夫婦の秘密」/ The Ties That Bind

 こちらもハードな内容でした。そして暗い。現実にもありそうで・・・。
第1話は、現実に起こった事件がベースになっています。時代背景は、交通事情を見る限り、グラナダTVのホームズさんが生きていらした頃ですね。
 イギリスのTVは、心に抱えた病も描き出すのがリアルです。・・・その狂気の演技が自然すぎて怖い・・・。
 登場人物のネーミングが、ケント家とかスペンサー家とかナンですが、良いのかなー?
 マナーをお屋敷と翻訳していたのも他の番組と同じ。それからスコットランドヤードは首都圏警察でした。
 娯楽が写実的なのもイギリスドラマの怖い所です。1800年代の中頃なので、生活様式がドールハウスっぽいのも興味深いです。ドールハウス関連の照明も時代を映しているのだということと、どこにその照明が使われているのか、家具の使用方法とか、見ていて、楽しいです。
 ドラマも数を重ねてくると、見かけた俳優さんにも出会いますが、化け具合も本格的なので気になりません。パターンで演技している方はあまりいないようにも思います。イギリスLOVE。

ホワイトチャペル (AXNミステリー)2018年04月02日 13時52分32秒


シーズン 1
蘇生
幻影
標的
シーズン 2
再来
伝説
虚構

 ようやく昨日、録画を見終えました。・・・ハードでした。ドキドキしたし、怖かった~です。ですが、余計な遊びが全くなくて、話がグイグイ進んで行くその成り行きに圧倒されます。そして、イギリスだなーと思うのは、過去の記録が大切にされるということ。シーズン1も2も過去の事件が根底にあるのです。
 そしてイギリスの俳優さんたちは、最初からどのような役柄を演じるのか想定されて選抜されるようなので、このドラマに限らず、イギリスのTVドラマは、登場人物たちの存在感たるや超超超リアルです。いかにもの美男美女ではなくて本当にその地に根づいているような人たちがドラマの中でごくごく自然に息づいているのです。最後の最後の瞬間まで予測不能な結論が出た瞬間にホーッと緊張が解けるのもイギリスのTVドラマならでは、かもしれません。心からイギリスLOVE。

Midsomer Murders もう一人のバーナビー警部 (AXNミステリー)2018年04月01日 14時50分36秒



 AXNのミステリーCHを契約して、日々、TV三昧で、TV視聴後に、グーグルマップでロケ地を散歩することを楽しみに生きています。TVを録画したまったらCMカットしてDVDに録画し、レコーダーで見るのです。
 
 そして今見終わった 「もう一人のバーナビー警部」(原題 Midsomer Murders )は、緑豊かな田舎町ミッドサマー (架空の町)で起きる殺人事件を取り扱っています。
 海は遠そうですが、運河っぽい川やキャンプできる森はありそうな町。役所勤めの公務員(例えば主人公周辺の人たち)は、豊かではなくてもそこそこ生活できていますが、自営業者(農家とか牧畜とか商業とか)は、生活にゆとりがなさそうで、なんとなく閉塞感が漂っています。そんなに人口が多いとも思えません。そこで殺人事件が起きるのですが、毎回3~4人が殺されてしまうのです。29回は見たので単純計算しても29回×3=87人が殺されかつ最低でも29人の殺人者が居るのですが、こんな小さな町で100人を超える健康な人口が消えても大丈夫なのだろーかと単純に見ていました。
 しかも、小さな町でも、事件の起きるマナーハウスが4~5出てきます。(単純に「お屋敷」と翻訳されていました。)スッゴク立派なお屋敷ですが必ずしも懐具合が良い訳でもなく、殺人が起きる原因はだいたいが相続ですね。
 そしてこの番組のスバラシイところは、犯人が意外過ぎてあたらないところです。毎回、そーなるのかー、で見終えました。
 
 今、イギリスにかぶれています。ドラマで見る庶民のお宅のキッチンも素晴らしい。ミスマープル時代のお屋敷のドールハウスみたいなキッチンの進化系家具を見て感動しました。欲しい。

 退職してからと言うもの、イギリスのミステリーを数百時間見て、聖歌隊を聴いているのに、英語が聞き取れない→意味不明→当然、話せない! のはWHY?

 さーて、語学力が無くても旅行できるグーグルマップへ行こうかな。

シャーロック・ホームズの Mason's Blue Mandalay2018年03月22日 22時28分52秒

 グラナダTV制作の「シャーロック・ホームズの冒険」で最愛のジェレミー・ブレッドがお茶の時に自室で使用しているティー・カップがあります。

 Mason's Blue Mandalay たぶん、これです。同じ種類のカップでお茶をいただいても憧れのJ・ブレッド様になれるわけではありませんが、気分は味わうことが出来ます。形がビクトリアン?なので、紅茶だけではなくてどちらかというと珈琲のときが多いかも。

 名探偵ポワロでも、Mason's Blue Mandalay を見かけました。「マースドン荘の惨劇 The Tragedy at Marsdon Manor」で、ポワロ氏が宿泊した”地方の個人経営の小さなホテル”で使われていたのがこちらでした。むろんマースドン荘はマナーハウスなので、夕食で使われていた食器は、それなりのセットのように見えました。
 ポワロは、衣食住が非常に興味深いです。イギリスは階級社会でドラマを見ていると「我々の階級は他のお手本にならなければ」なんて言葉も出てきますが、その人に合ったお屋敷、マンション、そこで使われている食器にも神経が細かく使われていて面白いです。

 さて、ホームズ氏のMason's Blue Mandalay ですが、私は気楽に使っています。焼き?をみると、高級?ではありません。考えてみると、このセットは下宿経営のハドソン夫人のものなので、お客様にお出ししても大丈夫なちょっと体裁の良い食器なのだろうと思います。
 高額食器ではないので、ナイフを使ったり、洗ったりするときにも、必要以上に神経を使わずに済むのが良いのだろうと思います。

 そして私が現在Mason's Blue Mandalay を使うことの楽しみはカップの形や模様にクラシックな雰囲気が溢れていてステキだということです。

ウィーン少年合唱団 来日60周年記念公演 ~ WOWOW放送より2016年04月02日 19時57分05秒


ウィーン少年合唱団 来日60周年記念公演
収録 東京 東京芸術劇場 (2015.06.11)
(ブルックナー組)

1.サルヴェ・レジーナ(デュモン)
2.おお運命の女神よ(オルフ)
3.レジーナ・チェリ(シューベルト)
4.ラウダーテ・ドミヌム(モーツァルト)Solo
5.主よ、きたれ(メンデルスゾーン)
6.ピエ・イエズ(ウェッバー)
7.シェーブルンの人々(ランナー)v.ロベルト
8.雷鳴と稲妻(J・シュトラウスⅡ)
9.オーストリア民謡 羊飼いの女
10.野ばら(ウェルナー)
11.ふるさと(岡野貞一)
12.花は咲く(菅野よう子)
13.虹の彼方に(アーレン)
14.ひとりぼっちの羊飼い(ロジャーズ)
15.エーデルワイス(ロジャーズ)
16.水平のポルカ(ヨーゼフ・シュトラウス)
17.美しく青きドナウ(J・シュトラウスⅡ)
18.荒城の月(滝廉太郎)
19.アメージング・グレイス
20.主の道を整えよ(シュテファン・シュワルツ)

たとえばクラシック倶楽部のように、クッキリスッキリの映像を見慣れた身には、この番組はモヤッとソフトで昔っぽくシャがかかっているようにも感じられます。WOWOWで放送されたため、放送された月だけWOWOWに加入して録画したものですが(コピー1です)カメラワークというのかな、撮影の角度などは今までの放送には無いほどに凝っていてステキでした。
ステキと言えば、合唱も。声のクリア具合はWSKならではだと感じました。そして団員くんたちの態度も2000年以降ではお行儀も良くて、昔のコンサートの団員君たちを見るようでした。来日60周年記念公演ということで躾もしっかりされたのかも、とか思います。イロモノ選曲もそれほどイロモノっぽくなく演出されていて好感が持てました。意識の底にWSKファンしている年月分のWSKの音が残っているので、演奏を、自分の基準値演奏と同時進行で比較してしまうのですが、現在には現在の良さがあると思ってファンをしていかなくては。なので、TVから聞こえる野太いブラボーも叫んでいる本人にはブラボーな演奏だったのでしょう。と思う事にします。
とにかく音(合唱)がクリアでした。これはWSK故だと思うので、この先どのように合唱団が変わっていっても、合唱にクリアさが残っている限り、この音を大切に、ファンを続けて行きたいと思いました。この先も、私はWSK LOVEです。

ALMOST ANGELS ~ ウィーン少年合唱団が聖域だった頃2011年02月20日 16時29分45秒


ALMOST ANGELS (Disney DVD 105978)
 ウィーン少年合唱団ファンなら知っている「青きドナウ」。
DVDを見かけたので入手しました。残念ながらEnglish盤ですが、日本語版が出ているかどうかわからなかったので。
 フィルムの色合いや荒さがふるっぽくて、郷愁を誘います。私は外国語は苦手ですが、今まで何度か見たシーンなので、たいして不便はありません。
 中に、トニー君の家族3人で歌を歌う場面があるのですが、良いな~と思ってしまいます。
 主役のピーター君がなんとなく団員っぽくないのですが、それはそれ。
 どこかでまだ(往生際も悪くウィーン少年合唱団の団員になりたいと)あこがれている気持ちと、(今は昔よりは割り切れているかもしれないけれど)変声という関門が、ファン心をくすぐる、この筋では名作中の名作がDVDになったのは喜ばしいと思っています。