ボーイ・ソプラノ Joroen de Vaal ( Rotterdams Jongenskoor ) ~ ウィーン少年合唱団のハンス・ギルレスベルガー教授からの賛辞入りのLP2009年01月25日 00時11分16秒

Joroen de Vaal

JEROEN DE VAAL jongenssopraan (mirasound musica KS 20.7065)

カバー写真はCDの(Mirasound 199225)と同じシチュエーションで撮影されたものだと思うが、表情はこちらの方がずっと良い。

7年ぶりに聴いた彼の声は、高いけれどフワーっとやわらかく伸びて優しい。
CDで聴いていたはずだけれど、それよりはたぶん、レコード特有の音楽的な世界に溢れている。こちらが彼の本当のイメージに近いんだろうな。CDではなくレコードで聴く意義を感じる1枚だ。

それぞれの完成度なりに、「少年合唱とボーイ・ソプラノの世界」は良いなあと浸ってしまう。

1985年に合唱団のメンバーとアウガルテン訪問の写真が掲載されている。

少年合唱団お約束のアウガルテン詣で、だろうが、ハンス・ギルレスベルガー教授からの賛辞は、このときのツアーと関係あるのかな。

教授のサインがしっかりとレコードの裏カバーに印刷されている。
85年か、来日しかつ名入りの録音を残したゲオルクくんの在団時代だなあ、なんて。
選曲がWSKしているような気がするのもツアーと関係ない訳ではないのかもしれない。

WSKにいて日本に来日していたら、Joroenくんも伝説のソリストの仲間入りだったのに。とか思ったり、逆に、ルネくんがWSKに入団しないでこの子と同じ状況で歌っていたら、ソロの録音が残っていたかも、などと妄想してしまう。

JEROEN DE VAAL くんの声は写真に似合わず幼く可愛い。
落ち着いたアルトのWilbert van Iperenくんとの相性も良い。ソロも良いけれど、デュエットや、トリオはもっと良いなあ。

バックの合唱団も活躍するZion streckt ihre Hande aus!が聴き所。
ソリスト盤ではあるけれど、アルトやバス・バリトン、合唱の応援もあり、作品としての完成度も上がった1枚と言えると思う。

所属していた合唱団が割合聴けるのが意外だけれど、こういう盤を出すところなんぞは、ロッテルダムのレコード・カバー写真あたりから読めるのかもしれない。

・・・2008年3月に、彼は、本国で「マタイ受難曲」のエヴァンゲリストを歌ったもよう・・・。大人になってからも活躍しているようです。
そこも嬉しいですね。

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