ボーイ・ソプラノ SCOTT ANDERSON : Sing Like An Angel ~ 少年の日の日常から見出されたソリスト2009年11月20日 21時12分45秒




某所で500ドルの値が付いていたLPと同じ盤です。これは、10ドル程度だったのですが、でも、届いたLPを見たら、1ドル99セントのシールが貼ってあって、正直、レコードの値段なんて、有って無いようなものなのだから無闇にのめり込んじゃダメなんだと自戒しました。(一応)



こちらがボーイ・ソプラノくん。14歳のときの録音のようです。ミネアポリス少年合唱団で2年間歌ったようですが、見出されたときはスポーツ少年で、特に歌う訓練はしていなかったようです。



もしかしたらレコードは2枚あったのかもしれませんが、私が聴くことが出来たのは1枚目の方です。

「天使のごとく歌え」というタイトルとおり、(もっとカッコ良く訳すことができるのかもしれませんが)、彼の周囲の人間が「天使」という単語を使いたくなるような、女声のような、でも女声とは違うようなビブラート使いのソプラノです。
教会にも通っていたようなのでクリスマスにはオルガン伴奏で、彼の「きよしこの夜」を聴くことができたのかな?
写真の彼からは想像できない、微妙に揺れるビブラートの、ほんのちょっと泣きの入った歌声は、SIDE2の選曲の方が似合っているように思います。
少年合唱団で2年間歌っていた訳ですから、全く訓練されていない訳ではないのでしょうが、なんというか、訓練で出来上がった声ではなくて、もっと自然な、天性の美声の持ち主の少年が、無心に歌っているように聞こえてきます。

テレビやラジオやステージで活躍したかどうかは知りませんが、彼の声を聴いた誰かが彼の声を残したいと思ったからこそ残されたレコード盤なのでしょう。

私は、幸運にも秘密の花園への扉を開けて、咲いている花を見ているのかもしれません。
ボーイ・ソプラノくんが無名であればあるほど、出会う確立は低いのですから。

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