クリスタル・ヴォイスのボーイ・ソプラノ~DENNIS DERKSEN2016年05月31日 12時52分08秒




(DE BAZUIN 5552)

 ライナーノーツより1980/04/10という数字を判読したのでこれが誕生日だとすると、DENNISくん12~13歳の、いわばBS絶頂期に録音されたCDとなるのでしょうか。 
 2.Welk een Vriend is once Jezusは、文部省唱歌の「星の界(ほしのよ)」です。ボーイソプラノであらためて聴くと冴え冴えとして美しいです。HANS VELDHUIZENくんのCDを聴いてソプラノとメゾの違いが判らないと思いましたが、DENNISくんの歌を聴くと、なるほど、HANSくんよりも、線が細く高くクリスタル度が高いような気もします。いわゆる曇りのないクリアソプラノです。 9.U zij de glorieは運動会で優勝旗もらうときのBGMで良く聞くヘンデルの「勝利の歌(?)」で、11.Gena van Godが「アメイジング・グレース」です。その他にも、聞いたことのある曲が収録されています。
 このCDもHANS VELDHUIZENくんのCDと同じコンセプトで作成されたどこかライトな宗教的CDなのだろうと思います。選曲は声質の違いかもしれないですね。混声合唱もちょっと入りますが、混声の中の女声をバックにしてもDENNISくんの声が引き立つので、その微妙なトーンの違いが、男声合唱をバックにした
HANSくんの声との違いなのでしょう。
 DENNISくんのクリアな声を活かすべく良心的に作られたCDで、HANSくんのと共に、手元に置きたいCDです。

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