ドラケンスバーグ少年合唱団のスター・ソプラノ ~ ボーイ・ソプラノ CLINT VAN DER LINDE2016年06月12日 11時22分16秒



(PVCD 43)

 現在、コレクションを振り返るシリーズ中です。もしかしたらかつて感想をどこかで書いているかもしれませんがご容赦を。
 バッハとモーツァルトのプログラムのみの1枚です。ドラケンスバーグ少年合唱団を時系列で聴いて行くと、元々がクラシック指向から始まっているようなので、そこのソリスト君のプログラムとしてはなるべくしてなったプログラムではあると思います。全体の構成も聴きやすいですし、さりげなく「夜の女王のアリア」なども入っていて実力をアピールしています。生のステージで聴いたら、大迫力だったことでしょう、と感じさせてもくれます。線の細い儚げなソプラノくんでは難しい選曲群ですが、声量も十二分で安定感も抜群、ソリストの実力を発揮した素晴らしいCDです。欲を言えば、私の好みの声のコンディションとしては、もうちょっとだけ早い時期に録音して欲しかったかな、くらいです。あくまでも、我欲ですね、コレ。本当に上手いので。

ドラケンスバーグ少年合唱学校(Drakensberg Boys Choir School)~朝だ!生です旅サラダ(ABC朝日放送)より2016年04月02日 19時49分25秒


朝日放送の旅番組の南アフリカ編の3回目、「南アフリカ(3)ダーバン・ドラケンスバーグ」で、ドラケンスバーグ少年合唱団と合唱学校が紹介されました。70年代(?)の兼高かおる世界の旅でかつて紹介された合唱学校ではありますが、学校の門、授業風景、団員君の個室、コンサートホールでの練習風景等、リアルな息遣いが聞こえてきました。
 余分なシーンをカットしたら、残った全8分のうち、風景が2分強。実に6分弱の内容でしたが、雰囲気は伝わって来るものなのですね。ま、兼高さんの番組の方が上品な印象が残っていますが時代だったのでしょうか。ファンとしては本当に欲ばかりで、6分あったら丸々1曲か2曲聴きたかったとか思ったりしましたが、来年コンサート来日することもわかりましたし、楽しみが増えました。

少年合唱 南アフリカ ドラケンスバーグ少年合唱団 ~ 豊穣な歌声とその精神2013年06月24日 13時05分18秒


Season's Greetings (CDDM 020 Drakensberg Boys Choir 00256)
 またもや、カバー買いであります。少年と蝋燭の炎、というのは1枚の絵としてかなりの魅力と内容への期待力があります。
 最初の曲の終わりに拍手が録音されていました。曲ごとに録音レベルが違うような気もします。聞こえにくいと思ってレベルを上げると、別な曲ではいきなり音量大になってしまったり。これらがすべてライブから選曲したものだったら、彼らの実力はたいしたものであります。1991~2007のCDからの選曲らしいです。
 ときどきソロも聞こえてきます。たとえば10曲目に限らずソリストの名前がないのが残念。短いフレーズのソロでもキラッと光っていますもの。けれど、ソロも合唱も声質はやわらかく優しい。彼らそのもの指導者そのものの性質がそのままに歌声に反映しているのでありましょう。曲によっては、くぐもってヴェールの向こうから聴こえてくる感じも奥ゆかしい。
 聴き始めは物足りないような気もしましたが、大方聴いているドイツ・オーストリアやイギリスの聖歌隊系CHOIRと比較して、よりリラックスして歌声を楽しめるような気がします。アメリカや西ヨーロッパの幸せなクリスマス映画のBGMとしても違和感のないプロの出来栄えの音楽でもあります。とはいえ、このCDでは、私は南アの曲に惹かれます。このCDの南アの曲は、旋律が心優しいのです。繰り返しますが商業的にもプロ級の歌声だと思います。まるで映画のサントラ盤を聴いているような感覚でした。

DRAKENSBERG BOYS CHOIR ドラケンスバーグ少年合唱団 ~ 溌剌とした生命の息吹 創立45周年を記念する素敵な歴史満載のCD2013年02月24日 20時39分32秒



(CDDM 019)Drakensberg Boys ChoirbCelebrating 45 Years (00257)

 Yahoo!の記事で、南アフリカへ日本人の渡航者が急増している、を見つけて選んだ1枚です。南アフリカと言えばおドラCHOIR。
 アットホームな音が聴こえてきます。アレルヤのソリストもステキ。名前もないですけれど。割合、ソリストの活躍を収録したCDだと思います。ベスト盤みたいなものでしょうから、聞き覚えもなきにしもあらずですが、ちょっと聴いてみたい方にはおすすめです。ただ、採録がちょっとだけ素人っぽく聞こえるかも?それがもったいなく思います。演奏はプロなのに。
 変声前後の青い声も、若々しくてすがすがしい。この時期の声は他のCHOIRでは使われていないと思うのですが。変声直後っぽい声の起用は、自由な選曲自由な発想のおドラCHOIRならでは、と思います。宗教曲にも、完璧バリバリ宗教系CHOIRとは違った敬虔さを感じます。
 
 どちらかというと、宗教系でない方が、今を生きている彼らの素直な生命の息吹を生き生きと表現しているのが伝わってきます。歌い方も清潔です。そしてものすごく真面目に(心の中で必死に)歌っている。と感じる。歌から聞こえてくる心の向かっている方向が好き。
 かけあしで聴いてしまったので、ゆったりと落ち着いて聴き直したい1枚でもあります。
*このCDはCHOIR友だちから譲ってもらいました。

レコード、CD、そしてDVD~ ドラケンスバーグ少年合唱団2008年08月18日 22時10分25秒

ドラケンスバーグ少年合唱団
私が持っているレコードは全部聴いてみた。

何を最初に手に入れて聴いたのか
今となっては忘れてしまったけれど
最初に聴いた1枚が
私が知っていたドラケンスバーグ少年合唱団とは
全く別団体的演奏だったので
(ヨーロッパ聖歌隊系に聴こえた)
それがきっかけになって
ドラケンスバーグ少年合唱団の
レコード収集についのめりこんでしまった。

そのときは
現Drakies的ではない
レコード時代の演奏に価値を見出していた。

が、
同時進行で
ビデオを見
DVDを見

結果的に
今は現在のDrakiesたちのミュージックに
魅せられている。

パレストリーナもシューベルトも好きだけれど
そんなのは他の合唱団に任せておけば良い。

DrakiesにはDrakiesが心から歌いたい歌を歌って
心から踊りたい踊りを踊ってもらいたい・・・そんな気分。

ヨーロッパの伝統という呪縛から抜けて
シンプルに力強く
南アの大地発信で「生命力」に共振するような歌を
聴くものの生命ややる気を起爆させるような
ステージを見せて欲しい。
などと思っている。

ブラック系団員くん見っけ~ドラケンスバーグ少年合唱団2008年08月15日 19時36分24秒

DRAKENSBERG NOEL (DBL 1) P1991 ドラケンスバーグ少年合唱団

DRAKENSBERG NOEL (DBL 1) P1991

これはCDでも出ているそうです。(そのCD,うちにもあるかもしれない。)

選曲はおなじみのクリスマス・キャロルですが
完成度はかなり高いです。
変声前・変声後のパートも考えられる限りに美しい。
それに心優しいハーモニーです。
変声後のパートが加わることの良さが
現れた録音と言えそうです。

私はドラケンスバーグ少年合唱団の合唱を聴いて
いままで宗教っぽくないなんて言ってきたけれど
この盤の AWAY IN A MANGER に宗教的なものを感じて
泣けそうになりました。
(宗教ってナニよ? って聴かれても答えられないけれど)

ただの(?)クリスマス・キャロルを
芸術的に歌い上げたのは立派です。
編曲も良かった。

そしてカバー裏の集合写真。
数人のブラック系団員くんを初めて確認しました。

もしかしてこれはレコード盤としては
最後の1枚なのかもしれないけれど
ドラケンスバーグ少年合唱団の新しい歴史の始まりでもあると
思ったわけです。

羽のように軽やかに、秋風のように涼しく~ドラケンスバーグ少年合唱団2008年08月15日 19時08分17秒

I SEE A LAND ドラケンスバーグ少年合唱団

I SEE A LAND

JIKELE MAWENI を聴いたとき、あ~これだ。これが私のイメージのDrakiesだ、と思いました。
これこそ、Drakiesにしか、歌えない歌。アフリカンソング。

ヨーロピアン・ツアーから、ギア・チェンジしてきたことが
この盤でなんとなく形になってきた、そんな気がしました。

映画の主題歌でもPOPSでも
明るく、涼しく、清らかで、そして、羽のようにふわ~っと軽い。
だけど、ドラマチックです。

現在のDrakiesたちの「核」になっているものが
この盤には感じられます。

オペラ座の怪人だの、サウンド・オブ・サイレンスだの
選曲が俗っぽいちゃあ、俗っぽいかもしれない。
それにしては、気持ちよく清々しい声。

POPSを歌うときの声
ミュージカルを歌うときの声
アフリカンソングを歌うときの声
「核」の声が収録されている盤です。

(宗教曲だけはなかったよーな・・・)