ボーイ・ソプラノ Ludwig Mittelhammer(テルツBC)~声の輝き2019年02月23日 12時10分57秒



 今はバリトンとしてクラシックやオペラで活躍するLudwig Mittelhammerがテルツ少年合唱団時代に録音していたソプラノです。テルツと言えばお定まりの強靭な喉、輝くソプラノがお約束。「地に平和を:平和音楽」と訳すのでしょうか。とにかくとにかくものすごく出ているくもりのないクリアで強いソプラノが印象的です。Thomas Neumeierくんも良いですね。
 このテのカバーは見逃しがち。私はsounds'LibraryのWingさんの紹介文を読んで興味を持ち購入に至りました。聴く価値のある演奏だと思います。

テルツ少年合唱団~1986 学習院初等科音楽鑑賞会2018年07月31日 14時46分00秒


 第2次世界大戦後、日本が落ち着き始め、経済が上向きになり、子どもの情操教育とかあったのかもしれませんが、1950年代にウィーン少年合唱団が初来日し3年ごとに日本全国をコンサート行脚したりして、少年(少女)合唱団の来日は1960年代から1990年代頃までたぶん80年代だと思いますが「東京にいれば世界中の少年(少女)合唱団を聴くことが出来る」と言わしめるほどに隆盛を極めました。
 その中で特にも1960・70年代には、来日記念アルバムなるものが作られ少年(少女)合唱団のライヴがリリースされました。TV放送もふんだんにありましたし、ファンにとっては至福の時代だったと思います。
 次第にライヴ盤のリリースはなくなりましたが、その後を引き継ぐように存在して居るのが『学習院初等科音楽会 ひびけ歌声』です。学習院創立百周年記念会館正堂での録音状態は、ベストとは言えるかどうかはわかりませんが、なかなかに貴重な音源です。
 1986年のテルツの来日メンバーは、私がハハーッと無条件にひれ伏すH・ヴィテックをはじめ、その他 様々な録音で名前を目にするソリスト君たちでした。この来日メンバーでの録音は、レコードでもCDでも複数枚残っている事実から団としても、テルツの歴史の中でも、特にも記録しておきたい時代の中の1時期ではあったと思います。
 演奏にはご愛嬌の部分もあります。音楽ホールっぽくない録音のために、例えるならファンが隠れてイケナイ録音をしたのが相当にきれいに録れていたレベルの採録ではあるのですが、ストレートにバーンと飛び出てくる音が魅力です。それにまた、収録曲も豪華です。(収録曲については、後日sounds'Libraryの方に掲載するのでそちらでご確認をお願いします。)ソリスト名が記載されていないのが残念ですが、耳で聴き分けることが出来なくても、当時、公に発売された録音で確かめることが可能でしょう。もちろん、この来日メンバーでのレコード&CDは発売されていますから、そちらで間に合うといえば、間に合うかもしれませんが、コンディションは日によって違いますし、ファンの楽しみはその違いを聴くことにもあると思います。鋼鉄の合唱は力強くてストレート。上手なんだけれど、耳がちょっと緊張するかナ・・・。
 学習院初等科合唱部の合唱は、ひばりや森の木のごとく、丸い小さな鈴のそれぞれにキラキラと金色の粉をまぶしたような涼しく爽やかな愛らしい声なのです。癒されます。

たらさわみち氏のバイエルンの天使「ぼくらの変わる日」クラウスくんの声~テルツ少年合唱団2016年05月17日 16時44分24秒




(SRL4-10084)

 健康状態も悪く、かなり落ち込んでいるときに、いろいろ聴いてはいたのですが、元気をもらったのはWingさんからいただいたテルツの民謡でした。テルツって、聴くと元気になる、というのは本当でしたね~。
 これは、そのテルツのCD化されたスタバト・マーテルです。ことテルツに関しては、sounds'Library(左上にサイトのリンクがあります)に掲載されているWingさんの紹介文を読んでから、CDやDVDの購入を決めています。このスタバトCDも、その中の1枚です。
 私の感覚からいうと、最初は気持ちテンポが遅めなのですが、聴いているうちに、ソリストくんたちの声が素晴らしく、しかもとてつもなくノッて歌っているのがビシバシと伝わってきて、ただただ感動・・・。それに、この声は、シュミットガーデン先生が愛されたテルツならではの発声なのですよね~。テルツを感じさせてくれるテルツの声なんです。
 このCDでソリストの最初に出てくるクラウスくんは、たらさわ先生のバイエルンの天使の「ぼくらの変わる日」という作品に、変声のエピソードで登場します。
 Wingさんのように読み込んではいないですが、バイエルンの天使にはレコーディング等の内容もあり、たらさわ先生の創作とはいえ、コレクションしたレコードを作品と照合?しながら聴く楽しみもあります。テルツの音源に関しては、バイエルンの天使を手元に置いて聴いて行こうと思っています。
こちらは元のLPです。苦労して入手したので大切にしています。CDの方が手軽で今はレコードよりもCDを聴くことが多いですが、レコードの良さは捨てがたいです。

少年合唱 テルツ少年合唱団 ~ 2£ from each sale go to SOS-Kinderdorf e. V. がすべて2015年11月22日 13時32分20秒



 CDカバーに?と思ったものの、Soloists of the TÖLZER KNABENCHOR とあったので期待して購入し、聴いてみました。メインがバイオリン2、ヴィオラ1、バイオリンチェロ?1のカルテットに、テルツのソリストが絡みます。加えて楽器はハープシコードとダブルバス(ベース?)も参加しています。
 派遣組のテルツのソリストくんたち、名前を見つけることが出来ませんでした。どこかに記載があるのかもしれませんが。以前、テルツのソリストたちは報酬を貰って世界中で歌っているプロだと読んだことがあるような気がしたのですが、方針が変わったのかな?
 カバーですが、カルテットのメンバーの楽器とSOSの子どものイメージでしょうか? 演奏も、それがすべてって感じでした。
 テルツのソリストたちは、上手いのですが、+αが欲しかったです。テルツの昔のスターたちみたいに。ですが、派遣と言うか客演と言うか添え物扱いなら仕方ないか。聴こえてくるChoirは良いのですが。
 バランス的にテルツと共演するときカルテットが出過ぎのように感じました。ハープシコードやベースとの相性は良かったかな。
 それとあまり器楽は聴かないのでわからないんですが、バイオリンの音はこんな感じ?なのでしょうか。聴いていて、苦痛でした。ヘタとかではなくて、単に、私の耳とこちらのバイオリンとは相性が悪かったんだと思います。
 選曲や構成もどうかな~。機械的なクリスマスというか、伝統的なクリスマスの良さは薄らいでいるようでした。ChoirファンとしてはテルツのChoirが聴こえたときにホッとする感じ。でも、気持ち、音は遠かったです。
 クリスマス前にチャリティに参加した、ってところでしょうか。

sounds'Library 2月更新のお知らせ2014年02月02日 17時28分25秒

サイト sounds'Libraryを更新したのでお知らせ致します。以下の原稿が追加されました。
(LP)JAMIE WESTMAN(Canada)
(by Hetsuji) 2014/02/01 SAT UP
(CD)MORAY WEST(UK)
(by Hetsuji) 2014/02/01 SAT UP
(LP)KING'S COLLEGE CHOIR 1970(UK)
(by Hetsuji) 2014/02/01 SAT UP
(CD)TOLZER KNABENCHOR (独) 2011/2010
(by Wing) 2014/02/01 SAT UP
(LP)  René Simard (Canada)
(by Hetsuji) 2014/02/01 SAT UP
(CD)Truro Cathedral Choir(UK)
(by Nao) 2014/02/01 SAT UP
(CD)TheTemple Church Choir(UK)
(by Nao) 2014/02/01 SAT UP


編集前記はこちらになります。
http://www.ne.jp/asahi/zero/wind/schedule.html


少年合唱 & ボーイソプラノ sounds’Library 6月の更新のお知らせ2013年05月30日 04時26分41秒

少年合唱とボーイソプラノの資料サイトのsounds’Libraryが6月の更新を行いましたのでお知らせします。
新規に掲載したのは次の作品です。
(DVD)Winchester Cathedral Choir(イギリス)1980
(by Emu)2013/06/01 sat up
(LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英) 1962
(by Hetsuji)2013/06/01 sat up
(LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英) 1962
(by Hetsuji)2013/06/01 sat up
(CD)King's College, Cambridge(英)2011
(by Emu)2013/06/01 sat up

 (LP)DAVID PICKERING(英)
(by Hetsuji)2013/06/01 sat up
(Cassette) BENEDICT SIMPSON (英)
(by Hetsuji)2013/06/01 sat up
(CD)Truro Cathedral Choir(イギリス)
(by Nao)2013/06/01 sat up
(CD)テルツ少年合唱団 (独)1998
(by Wing)2013/06/01 sat up
(CD)テルツ少年合唱団 (独)1986
(by Wing)2013/06/01 sat up
(CD)テルツ少年合唱団 (独)1986
(by Wing)2013/06/01 sat up
以上です。

少年合唱:テルツ少年合唱団~12年目のCDとワッペンとお菓子と来日コンサート2013年05月26日 19時46分36秒


 CHOIR友だちから、テルツ少年合唱団のサイトに来日コンサートの予定が掲載されている。来日コンサートがあるかも、とお知らせが入りました。東京と横浜、そして鹿児島(指宿)のロケーションがとってもとってもステキです。可能な方は是非に鹿児島のコンサートへ!(相変わらず私は行けませんが)
 そして上記写真のCDは1996年のライヴ録音らしいですが、その存在を知って以来聴いてみたかったのですが、このたび、12年を経てテルツのサイトからCHOIR友だち経由で入手することが出来ました。もともとがCHOIRグッズ好きなので、エンブレム(残念ですが紙製ワッペン)も購入してもらい、開いたら、合唱団名入りのお菓子のおまけ付き!(グミでした)
 CDに収録された演奏内容については、sounds’Libraryの方に、Wingさんの素晴らしい原稿を掲載しておりますので、どうぞサイトの方でご確認くださいませ。
 この震災以後、この状況下で、風評被害にもめげず、来日コンサートを開いてくださるテルツ少年合唱団の心意気に、Hetsujiは心から感謝しています。もしもチャンスがあるようでしたら、(チャンスをつくり)テルツ少年合唱団の演奏会にお出かけくださいませ。