ボーイ・ソプラノ Harmen Huigens ~ 天性のハイソプラノ2025年12月18日 01時10分57秒


Where ever you walk
Harman Huigens jongenssopraan

 清らかで伸びやかなソプラノが、ピアノやオルガン&オーボエ等と掛け合い溶けあい、曲を紡いでいくのが、心地良い。この濁りの全くない声が大聖堂に響くさまには、 スタンディングオベーションを受けたことだろう。ボーイソプラノが美しすぎる。解説にハイソプラノという表現があるが、ラクに高い音が出せるので、聴かせ所の高音域も普通に聞き流してしまいそうになるのがもったいない。【耳福(じふく)=耳で楽しむ幸せ】がここにある。
 残念なのは、きれいな声だけでは歌えない選曲があったこと。人生経験を積まなければ歌えない曲がある。
 Hetsuji欲で、この作品にもっと欲しいものがあるとすれば、Hetsuji的宗教観(神の存在)という個人的な感覚のみ。収録された曲は、一つ一つの音が、ひたすら麗しい。
 by Hetsuji 2025.12.17 wed up

ハーメン・ホイゲンス(ハルメン・ハイゲンス)は1987年1月18日生まれ。6歳の時、ゴーカム市少年合唱団の訓練合唱団に入団(1993年9月)。この試用期間を経て、コンサート合唱団に入団。1996年6月、同合唱団のファーストCD「I Will Lift Up Mine Eyes」のレコーディングに合唱団員として参加。10歳から合唱団の指揮者、イェルーン・バル氏から個人指導を受け、以来、数多くのコンサートでソリストとして活躍。A.ヴィヴァルディ作曲の「グロリア」と「マニフィカト」のソロパートをはじめ、大小様々な合唱作品に出演。1998年のイギリスツアーでは、オックスフォードのクライストチャーチ大聖堂やソールズベリー大聖堂といった壮麗な大聖堂でコンサートや晩祷を歌った。彼は輝かしいハイソプラノの声で、多くのコンサートでスタンディングオベーションを受けた。

このCDには、彼が過去3年間のコンサートで歌った作品が収録されています。モテット「我が祈りを聞け」は、2000年4月28日にピーターバラの諸聖人教会の少年合唱団との共演によるコンサートのライブ録音です。「ラウダーテ・ドミヌム」は、シュターツクナペンコールの第2回ルストラム・コンサートでのライブ録音です。その他の録音は、1999年6月にアウデンボスの聖ルイ礼拝堂(1、3、4、7、9番)で、2000年3月にホリンヘムのルーテル教会(2、8、10、11、12番)で行われました。

合唱団の常任伴奏者のニコ・ブロム、オーボエ奏者のエルゼ・フェルミューレン、ボーイソプラノのセバスチャン・ファン・リンゲン(第2番)もこのCDに参加しています。 (by Google 翻訳)

少年合唱 モナコ聖カテドラル少年合唱団LES PETITS CHANTEURS DE MONACO~豊かな日常が作り出す音2025年12月18日 22時17分44秒


Les Petits Chanteurs de Monaco
L'ENFANT ET LA MÉLODIE FRANÇAISE, de la liturgie à la poésie
Direction: Philippe et Pierre DEBAT

1/Tantum ergo - Gabriel Fauré...2'05
2/Ave verum - Gabriel Fauré...3'12
3/Salve Regina - Gabriel Fauré...2'37
4/Maria Mater gratiæ - Gabriel Faure...2'29
5/Ave Maria - Gabriel Fauré...2'21
6/Ave verum - Camille Saint-Saëns...6'24
7/Benedicat vobis Dominus - Henri Duparc ...3'54
8/Notre-Père - André Caplet...3'51
9/Je vous salue, Marie - André Caplet...1'47
10/Sous ton présidium - Guy Ropartz...2'08
11/ En prière - Gabriel Fauré...2'22
12/Puisqu'ici bas toute âme - Gabriel Fauré...3'06.
13/Le ruisseau - Gabriel Fauré...3'29
14/Madrigal - Gabriel Fauré...3'45
15/Pavane - Gabriel Fauré...4'55
16/La nuit - Ernest Chausson...3'00
17/Réveil - Ernest Chausson...4'21
18/L'hiver s'envole - Gabriel Pierné...2'43

モナコの小さな歌い手たち
子どもとフランスのメロディー:典礼から詩へ
監督フィリップ&ピエール・デバット

1/Tantum ergo - ガブリエル・フォーレ
2/Ave verum - ガブリエル・フォーレ
3/ヘイル・レジーナ - ガブリエル・フォーレ
4/マリア・マーテルの感謝 - ガブリエル・フォーレ
5/アヴェ・マリア - ガブリエル・フォーレ
6/アヴェ・ヴェルム - カミーユ・サン=サーンス
7/ベネディカ・ヴォビス・ドミナス - アンリ・デュパルク
8/主の祈り - アンドレ・カプレ
9/メアリーより、ご挨拶 - アンドレ・カプレ
10/サブトゥム・プラシディウム - ガイ・ロパーツ
11/ 祈りの中で - ガブリエル・フォーレ
12/ここにすべての魂が宿っているから - ガブリエル・フォーレ
13/流れ - ガブリエル・フォーレ
14/マドリガル - ガブリエル・フォーレ
15/パヴァーヌ - ガブリエル・フォーレ
16/夜 - エルネスト・ショーソン
17/目覚まし時計 - エルネスト・ショーソン
18/冬は飛んで行く - ガブリエル・ピエルネ (Google翻訳)

私にとってのモナコは、来日当時1986年のLPが好き&パンフに掲載されていたオペレッタのLPを聴いてみたい、が全て。そういう不完全燃焼みたいな思いがモナコに対してあるのですが、実際に聞くモナコは、豊かなお国柄の国民性なのか、穏やかさというか突き詰めないやさしさみたいなものが演奏に現れているような気がします。満ち足りた日常に基礎を置いた音にも感じます。ボーッと聴いていたら、あー、そーいえば、変声前の声が少なかったかもーとか気付きました。Petits という単語を使うには大人びてきている声の演奏だと思いました。音が口の中でこもるのは相変わらずですし、若い男女の、例えば大学なんかの、混声みたいな音だと思いました。(by Hetsuji 2025.12.18 THU up)

アルバムカバーのCFMの下に、モナコ信用金庫とあります。

少年合唱 モナコ聖カテドラル少年合唱団LES PETITS CHANTEURS DE MONACO ~ 空気感を伝えるライヴ盤2025年12月20日 23時40分44秒



 2013年7月28日に、韓国・ソウル芸術センターにおけるライヴ録音。ライヴは、空気感を楽しむもの。今世紀に入ってなんとなく様相がかわり、東日本大震災で決定的になった来日合唱団の演奏。前世紀には、国内で世界の合唱団を聴くことが出来る、と言われるほど、来日合唱団が多かった。それだけ日本が貧しくなったのかも。
 目立つソリストはいるのだけれど、演奏について言えば、正直、宗教曲は雑い。(←私の感想も雑すぎるが。Bist du bei mirがあるのにもったいないなー)収録方法に寄るのかもしれない。なので、むしろ、世俗的な後半の曲目以降が聴きやすいかもしれない。聴衆の反応も良くて、演奏を引き立てている。とはいえ、演奏に端正さを残していて意識が崩れていないのはさすが。
 中国や韓国の聴衆は、感情表現が情熱的でストレートだなあ、ってたびたび感じる。(by 2025.12.20 sat up)

少年合唱 モナコ聖カテドラル少年合唱団LES PETITS CHANTEURS DE MONACO ~ 秀逸なソリスト2025年12月20日 23時44分41秒



 このCDはとても好き。歌い手たちの、変声前の声の配分が多いので、ちょっと音が涼やか。この盤のソリストたちの存在も大きいと感じる。 ボーイソロから入るところもGOOD。シュッツも男声との掛け合いがつややかで麗しい。聴いていてモナコは、人間賛美と人生肯定の、合唱だなーとか思う。カリッシミも美しい。作曲者が違うのに、この盤は、1人の作曲者の、あたかも大曲のなかの、それぞれの楽章に聴こえてしまう不思議。そして収録曲の音域が、この合唱団の合唱の美しさを引き出しているようにも思った。できればカザルスには哀愁が欲しかったけど。
 とにかく、12歳、10歳という若いソリストたちが秀逸。
         (by Hetsuji 2025.12.20 sat up)
<Copilot>
 [18. サン・ニクラウの鐘]
この曲は、モナコの伝統文化・言語(ムネガスク語)を守る流れの中で歌われている作品のひとつで、「サン・ニコラウの小さな鐘」 という意味を持つタイトルです。モナコでは20世紀に入り、伝統言語を守るために多くの歌や詩が作られました。「U Campanin de San-Niculau」もその文化的流れの中にある作品と考えられます。
*ちなみに大公家はジェノバ貴族の末裔で、モナコの庶民・リグリア系住民の伝統語(ムネガスク語)を護る立場を取っているそうです。

少年合唱 レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊Regensburger Domspatzen ~ 凄みを感じさせるライヴ盤2025年12月23日 05時42分08秒


*この盤については、シュレムス氏についても記載してあるサイトの方にもご訪問いただければありがたいです。

 これはハンス・シュレムスが55歳で無くなる7日前のコンサート録音で、彼が担当していたレーゲンスの中のLassochorとともに、レーゲンスの歴史から外せない、ポリドール・レコードを作品を彷彿するような、なんともいえないやわらかくやさしく愛らしく親しみやすい響きを収録しています。音の響きの厚みや弾み具合が素晴らしすぎます。
 レーゲンスは、どんな世俗曲や民謡を歌おうとも、常に、決して聖堂から出てこない端正さを失っては居ないのですが、かつ、シュレムス氏は、聖堂の中に居ても、世俗世界に生きている私たちに繋がる音を紡いでいた方なのだなあと今更ながら知りました。
 レーゲンスの剛と柔。私は剛から入ったので、両シュレムス氏の盤に出会ったときには衝撃でした。シュレムス盤は、どちらかというと、レコードで聴く方がより幸福感を味わうことが出来ますが、それでも、このCDでは、幸福な音の片鱗を捉えていると思います。
 ビブラートを使わない、当時の録音技術もストレートだった、等の要因のため、リアルに近い音が残ったのでしょう。歴史的録音の新技術による新媒体での復刻は、音楽を楽しむという意味においてイマイチのこともありますが、このコンサート盤では、多くのボーイ・ソプラノ・ソロの演奏がライヴとは思えないほどに完璧に、美しく収録されています。演奏は完璧、シュレムス氏の集大成としても完璧。ちょっと信じられないほど、ボーイソプラノたちの演奏に破綻が無いのです。(完璧さに痛々しさを感じてしまうほどです。録音技術が原因で音割れしたときホッとしました)
 マスターテープで聴いてみたいものです。とてもライヴとは思えない非の打ちどころのない演奏であればあるほど、(舞台裏での訓練の過酷さを想像したりして)なんともいえない気持ちになりました。
 世界中のどの合唱団であれ、もう、このような演奏を期待するのは無理です。時代がかわり、考え方がかわり、指導法が変わったのですから。「法」は技術の問題ではなく心の問題ですが。
 足りない言葉で同じことを繰り返してしまいます。凄みのあるLIVEです。LIVEの演奏のレベルじゃないですよ、このコンサート。失敗の赦されないかのような緊張感を持続させる集中力。
 ひたすら、ただただ、凄みのある、スゴイ演奏としか言えません。このときのソリストさんは名乗り出てください。名前は記されるべきです。
 この録音、1週間後に指揮者が無くなったりしなかったら、私は、もっと気楽に純粋に楽しめたと思います。(by Hetsuji 2025.12.23 TUE up) 

少年合唱 レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊Regensburger Domspatzen ~ テオバルト・シュレムス・メソッド2025年12月24日 02時55分23秒


 タイトル通り、シュレムス氏の教育改革により、合唱訓練と音楽訓練を経て演奏が変わって行く過程の記録です。演奏そのものを楽しむのとはちょっと違うので、合唱団には必須の記録ですが、外部のファンには需要が限られると思います。
 レーゲンスが求めた純粋な響きのために、ビブラートのかからないソプラノは、素朴だけれど、貴重な素材であることを教えてくれます。今回の叔父シュレムスの記録CD、後日の甥シュレムスの演奏会CDと、両シュレムス氏が、レーゲンスにとって、如何に特別で大切な存在で尊敬されていたかがわかります。
 とにかく大好きで、昔は、両シュレムス氏の区別さえ頓着せずに「レーゲンス=シュレムス」でレコードを探して聴いて満足していました。現在は、いろいろと便利になって、外国語に疎い私でも資料を読めるようになりました。それが良いんだか、悪いんだか。
 ファンである私にとっては、結果としての演奏そのものの輝きが全てで、演奏そのものが大好きなのです。演奏者にとっても、そこだけにスポットライトが当っていて欲しいはず。合唱学校での規律や訓練の厳しさ、指導者のノルマやプレッシャー、ストレスなんてものは、外部には見えなくて良いのです。
 ですが、一片の資料から垣間見える、音を作って行く過程から、レーゲンスに限らず、世界中のどこの合唱団を探しても(もしかしてキングスカレッジは別かな?)、それぞれの合唱団の1900年代の魅力には及ばない理由が理解できた気がしました。
 私はあるときから、その時々の現在のCDに興味がわかず、特定の時代の特定の指導者のレコードを集めて聴くようになりましたが、そういう自分の行動の根本理由が、今回、聴かせていただいたIコレクションのレーゲンスでわかってしまいました。
 どんなに録音技術が進化しても、現在の体制や指導では昔の演奏には及ばない、ってことです。レーゲンスに限らず、どこも、現在の体制と比較して昔が良かったとは思いませんが、演奏が良かったことだけは確かです。
 私は音楽に関しては好きなだけの素人で、音とかも聞き分けられませんが、演奏から気持ちを読み取るという聴き方をしているので、このCDに収録された曲の中では、「11. レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊の元メンバー約200名が、大聖堂音楽監督のためにレクイエムを歌う」が、他の演奏とは違っていて、訴えるものがあったと思います。(by Hetsuji 2025.12.24 WED up)

少年合唱 聖フロリアン少年合唱団 St. Florianer Sängerknaben ~ 軽やかさと華やかさと2025年12月28日 22時00分28秒


 全体的に音が軽やかで華やいでいます。低音と全体のボリュームはもっとあっても良いかも、とは感じることもあるけれど。録音の問題かな。
 上品。
 ソリスト君たち、不足なく歌えているんだけどなー。きっと気持ちも音に乗せているんだろうけどなー。
 でも、フロリアンの制服が変わってから、私は、モトが好きだった分、冷めちゃっているんで、聴いていても、当てにならない感想です。好きなだけの素人だし・・・。ごめんなさい。
 昔の来日組の写真、今でも飾っているんですけどね。(by Hetsuji 2025.12.28 SUN up)