ボーイ・シンガーJoão Pedro ~ 哀愁を帯びた自然な発声が特長のシンガー2016年11月08日 17時07分22秒



 ポルトガルの伝統的でリリカルな歌(?たぶん)を、自然な発声でさわやかに歌っています。5.Dorme Criançaは哀しく切ない感じがしました。哀愁を帯びた曲も多く、変声前のアイドル?としては、元気いっぱい健康的な恋を歌うよりも、陰影の濃いメロディで心を吐露するような歌を歌っているのかな?とも思いました。魅力はなんといっても、ボーイ・ソプラノでありながらそれほどボーイ・ソプラノを感じさせないどこか落ち着いた声と歌い方のテイスト、でしょうか。 8.Cunha & Silva このメロディ、部分的に聴いたことがあるような ・・・。CDタイトルの9.Lenda Da Fonteは、激情的。10.Tudo Isto É Fadoは典型的な音楽スタイル? 日本語訳の歌詞が欲しい所です。 

ボーイ・シンガー Marlon ~ 大人への一歩を踏みしめて2016年10月28日 15時18分43秒



 全くのボーイ・ソプラノではなく、かといって変声しきった声でもなく、5%くらい大人になりかけた危うい魅力の声の頃の録音です。蝋細工みたいなユニコーンとかバラとか色彩も含めてゴシック的なカバー写真が渋いです。
 Marlon くんはPOPS系ではありますが、なにか宗教的な素養も感じます。曲のタイトルにもそれが垣間見えるようです。洪水被災者へ収益が届くようなCDをリリースしたこともあったようで、色々なことを感じたり考えたりしながら、生き生きと青春を生きているのでしょう。言葉の意味が解らないので音のみで聴いていますが、明るさ軽快さの中からも、彼の性質の良さがにじみ出ているようにも思います。 

ボーイ・シンガー Robertino ~ 変声前の子どもの声で、大人の男が歌っている2016年10月26日 06時56分28秒



声だけはまぎれもなく変声前の子どもなのですが、「媚」ありありの歌い方が、全くの大人です。なんというか「清純」ではなく、既に声のテイストやハートに大人の男の本質みたいなものが感じられ、どちらかというと「セクシー」です。なので、声のトーンと歌い方とのギャップが魅力なのだと思います。大人だったら普通の歌唱力でしょうが、この声が突出していると思います。果てしなく凄まじく出る声で、ぐいぐい押してきますね。中でも、ジャマイカは、もっとも迫力があり、要チェック曲で大好きです。売れたのは、サンタルチアとかマンマとかアヴェ・マリアとか子どもが歌ってぶりっ子できる無難路線の曲だと思いますが。ついでに言うと、このカバー写真は年齢が進んでからのものですね。変声前を強調するなら、もっと若い時代の写真でも良かったかも。私には歌う時の「媚」がきつ過ぎて、日常的に聴き続けるのは厳しいですが、たま~に思い出して聴いたりします。私の好みは24番のピノキオへの手紙です。お子ちゃま好みなので。でも、巻き舌が艶っぽくて、(実際には子どもですが)大人になってから思い出してうたっている演技力もバッチリ!です。こちらはベスト盤なので、彼の魅力が余すところなく詰まっていて、これ1枚があればOKの、おすすめの盤です。

ボーイ・シンガー MIGUEL GUERREIRO ~ 鼻にかかる声と喉の強さが特長のシンガー2016年10月16日 19時32分29秒



 エステー株式会社のCM「消臭力」で歌っていた男の子です。
ポルトガル出身で、地元のテレビ番組のコンテストで優勝して2枚のCDをリリースしたとか。これは、そのうちの1枚なのでしょうか?
 ボーイ・ソプラノの録音は、写真にしろブックレットにしろ、(良い難いですが、ときに大切な伴奏も)家内手工業的なものもあり、肝心のソリストくんの良さを100%発揮できたとは言えない制作状況の場合もあるのですが、その点、MIGUEL GUERREIROくんのこのCDは、全てに行き届いた出来だと言えると思います。私が気に入っているのは、盤そのものの写真。帽子なのですが、なんともキュートです。カバー写真も裏のプログラムに使われている写真も、プロの仕事だと感じます。
 MIGUEL GUERREIROくんは、制作のプロたちに支えられ、そのときの、ハートと声の全てをかけて、歌っている感じがします。内容はお国のアイドルが歌う流行歌でしょうか。鼻にかかる声と、喉の強さが特長のシンガーです。 

ボーイ・ソプラノMichael Bannett ~ 幸せな瞬間をまさに生きている少年と少女の姿が見える2016年10月06日 22時28分59秒



 Michael Bannett と Carrie Lyn が共演しているこの Frends forever は、世の母君たちがこぞって我が子に聞かせたいと思うような内容のCDかもしれないです。二人ともなんらかの賞を受賞したようですが、晴れがましく、幸せな瞬間を生きていて、歌っている二人の雰囲気からは、明るくて楽しくて健全で、我が子がこのように育ってほしいと願う要素がいっぱいです。たぶん。
  歌っている曲は、いたって健康。歌っている二人も写真通りに、育ちの良さ気で健全なティーン。二人を見ていると、我が子に与える影響として、不安要素は何もありません。
  このCDは、ものすごく、ものすご~く若い人(子ども)にお奨めします。一緒に歌ったら良いと思います。

ボーイ・シンガー MICHAEL Junior ~ 自信に溢れ自身の声に酔えるソリスト2016年10月05日 19時34分08秒



 彼の演奏は、明るい発声と圧倒的な声量、テクニックで、すべての曲(クラシックすらも)が、カンツォーネに聴こえました。そして徹頭徹尾、Michael Junior くんの歌い方は (プチ)セクシーです。借りたビデオで映像でも見たことがあるのですが、TVでのショーもそんな感じでした。
 Michael Junior くん自身が己の声に酔えるほどに、コントロール・バッチリの大声量です。彼の声には量のみならず、質的には憂いも艶もあって、渋いけれど若々しい、年齢ゆえの稀有な状況が又、魅力な訳です。言葉の切れ具合もGOOD!ですし。
 共演のテノールはさすがの表現力ですが、トータルで、Michael Junior くんの声が勝っちゃっているような・・・。
 気軽に聴けて、声そのものも楽しめるところも良いのですよね〜。  

ボーイ・シンガー Lim Hyung Joo ~ そよかぜのような甘いささやき2016年09月27日 07時53分06秒



 変声後も複数のCDをリリースしていて、その活躍が嬉しかったboyです。このCDは韓国の軽音楽でしょうか。曲名を英語表記しましたが、私が持っているのは韓国盤らしくて、ほぼ韓国語表記、そしてCDの内容は9番まで韓国語で歌われています。
 本当にサラッとクリアで、しかもやさしげな甘い声だと言えると思います。その声を活かす旋律も良いですね。音を聴く醍醐味は、自由度の高いどこまでも伸びる声にもあると思いますが、Limくんも十分に水準をクリアしています。ブックレットに載っている妹さん?と頬を寄せた微笑ましい写真からもLimくんの優しさがしのばれます。そのハートのやさしさが歌に出ているのですよね・・・。お隣の国でありながら、私はなかなか韓国の音楽を聴く機会が無かったのですが、曇りのないきれいなボーイ・ソプラノ・シンガーの声で、きれいなメロディを聴くことが出来ました。穏やかで明るく羽のように軽くやさしく、聴いていてホッとする曲を集めたCDだと思います。TVドラマのエンディングにも似合いそうです。