針を使わないレコードプレーヤー2024年05月22日 22時22分47秒

 超貴重なレコードを送っていただいたので、もったいなくて溝を減らしたくないと思い、針を使わないレコードプレーヤーを探してみました。

 さすがにプレーヤー本体で試すことは不可能。

 うちのTivoliで針を使わないDemoCDを聴きましたが、軽く繊細でやわらかい感じの音。お上品。ホワンと夢のように聴こえてきます。ピアノと電子ピアノとの音の違いみたいな。金管はきれいです。打楽器も。ですが、音が軽い。バイオリンとか音が高めの弦楽器は、えぐるようなリアルな音ではないので物足りないかもです。金管もトランペットとか、高めの音は物足りない。低めの音はまあ大丈夫。

 復刻CDの「Once Were Angels」みたいに聴こえてきます。レコードは傷も音もリアル。復刻CDは傷も消えているけれど、なんか傷と一緒に消されている何かがある。その一つは録音した時代の周囲の空気が消えている。そんな感じ。

 ですが、ボーイ・ソプラノの特長はいろいろとあるので、ソリストくんによっては、針を使わないプレーヤーでいけるかもしれない、と思ったりもします。
 せめて必要以上に傷つけないようにレコード針を複数買ったので、今すぐ手を出したりしませんが、常に意識はしています。割れたSPすら再生できるのは素晴らしい。うちにも割れたレーゲンスのSPがありますし。
 針なしプレーヤーですが、全ての音をフラットに、ではなくて、主役脇役の音を選択し強弱(メリハリ)を付けて、再生できるようになれば良いのにと思います。