少年合唱 THE POLISH NIGHTINGALES ~ 25年目の再会2024年07月25日 12時00分40秒

 1999年に出会った3個のカセットを聴いて以来、このポルスキーは私にとって特別な合唱団でしたが、昨日、コレクターの方からドドドドド・・・と、様々なCD(Iコレクション)が20枚も届き、10月までお貸しいただけることになりました。もう私の力では入手困難なCDばかりなので、無事にお返しすべく、お盆前の雑事や草抜きや断捨離をいったんストップして聴いている次第です。
 
Boze Narodzenie z Polskimi Slowikami(CD-s 0397) 
1.Za Gwiazda(Following The Star)  
2.W ztobie lezy(Laying in The Manger)  
3.Gdy sie Chrystus Rodzi(Whilst Christ Was Being Born)
4.Jasna Panna(Radiant Lady)  
5.Pokton Jezusowi(Paying Tribute To Jesus)
6.Kolysanka Marii Panny(The Virgin Mary's Lullaby)
7.Znarodzenia Pana(From The Lord's Birth)  
8.Jezus malusienki(Wee Jesus)  
9.Serca ludzkie sie raduja(The People's Hearts Are Filled With Joy)  
10.Swieta Panienka(Holy Maiden)  
11.Bog sie rodzi(God Is Born)
12.J.Brahms-Symfonia nr 1(Love Brings Us Together)
13.Szwedzka melodia ludowa(Son stjarman uppa)
14.J.Strauss Die Rosen aus dem Sueden  
15.J.Sibelius Finlandia  
16.Francuska melodia ludowa (Les Trois Tambours)
17.Fr.Chopin Etiuda-E-dur op.10 nr3  
18.J.Benedict Karnawal wenecki 
19.Z.Fibich Poemat  
20.Szkocka melodia ludowa(Loch Lomond)  
21.E.Grieg Der Letzter Fruehling  
22.Rosyjska melodia ludowa (Kalinka)

 1999年、前世紀のおわりに3本のカセットを借りて聴いて、ポルスキーにのめり込むきっかけになった録音のCD盤です。もう25年も前になりますが、ここが世界一上手な合唱団だと思っていました。大大大好きだったのはstabat materのカセットでしたが、この盤もまた入手対象でした。今、又、実際に聴くことが出来ている現実が有難すぎます。
 この録音は、11番目以前と12番目以後の曲を境に、曲の雰囲気がガラッと変わります。カセットで聴いた25年前は、AB面で切り替わるので、その転換が見事でしたが、いざCDで聴くと転換が違和感だったりもします。音としてはCD、インパクトはカセットでした。
 そして25年を経て聴いてみると、待って待って待って期待値が膨らみ過ぎたのが原因かもしれませんが、意外と普通に聞き流してしまいました。曲によって録音の仕方が違うので、曲ごとにボリュームを変える必要があるのが残念です。もうちょっと、ソリストたちにスポットライトを当てて欲しかったかもです。(by Hetsuji 2024.07.24 wed up)


THE POLISH NIGHTINGALES (FOCD 1001)

K.SZYMANOWSKI Stabat Mater op.53
W.A.Mozart Kronungsmesse KV 317

 アルバムカバー写真にとても惹かれますが、成人男女がソロを受け持っている盤です。とはいえ、なんとかシマノフスキ―氏のスタバトは初めて聴きましたが、古っぽい世界観でどこか1950年代くらいのアメリカ映画みたい。馴染みやすい曲です。ソロの後でスーッと入って来る少年合唱のテイストが静謐です。やはり、少年合唱の醍醐味はその音そのもののテイストだと思う。「味」そのもの。なのだと思い起こさせてくれる盤です。モーツァルトのソロは少年ぽいのですが、ソリスト名が少年じゃないような。としたら、ボーイソロの味わいのソプラノなのかな。拍手が入っていたのでライブ盤。としたら音が遠いのはそうかと思うし、やはりの実力。(by Hetsuji 2024.07.24 wed up)



CHRISTMAS WITH THE POLISH NIGHTINGALES (FOCD 1002)

1.Following The Star
2.Lying in The Manger
3.Whilst Christ Was Being Born
4.Radian Lady
5.Paying Tribute to Jesus
6.The Virgin Mary's Lullaby b-solo
7.From The Lord's Birth
8.Wee Jesus
9.The People's Hearts Are Filled with Joy
10.Holy Maiden
11.God Is Born
12.Les Anges dans nos campagnes
13.Sleep, Little Jesus
14.O Tannenbaum
15.A Child This Day
16.Silent Night

 クリスマスのお祝い気分をアップさせるような管弦楽に乗っての合唱。ちょっと音が大きくて、賑々しさも良さげ。音はFFでちょっと汚いかも。折々のソロも晴れがましい。こじんまりしたクリスマスキャロルというよりは、式典ぽい雰囲気の曲や演奏。お国柄なのかな。採録に気をつかって欲しかったかも。大音量合唱の音よりも、普通にボーイ・ソロがきれいに録れているところもある。これだけ華々しく歌われてしまうと、市民ホールでのクリスマスって感じがする。見ず知らずの多くの人々と幸せを分かち合うクリスマスのようだ。15.A Child This Dayの可憐なボーイ・ソロも愛おしい。(by Hetsuji 2024.07.24 wed up)


THE BEST OF THE POLISH NIGHTINGALES(OPUSIII)

G.F.Haindel
1.Hallelujah
2.And the Glory of the Lord
J.S.Bach
3.Kyrie
4.Hossanna
5.Dona nobis pacem
6.Jauchzet, frolocket
7.Ehre sei dir, Gott gesungen
G.B.Pergolesi
8.Cuius animam gementen
9.Facut ardeat cor meum
W.A.Mozart
10.Kyrie
11.Sanctus
12.Dies Irae
13.Lacrymosa
trad.
14.Les Trois Tambours
F.Chopin
15.Etude E-dur op. 10 nr. 3
J.Benedict
16.Carnaval in Venice

 ベスト盤なので、色々です。一番の驚きは、13曲から14曲目へのジャンプかな。元々が声量も情感も溢れてこぼれている合唱団なので、宗教曲のソロも素晴らしいですし、ショパンは愁いを帯び、明るい曲は弾んでいます。16番の、楽器のように歌っている色とりどりのソロも秀逸。どんな曲でも歌えますが、何を聴きたいですか?的な、カタログみたいな盤です。ソコ、もうちょっと突き詰めて聴きたいです、という場合は、聴きたい傾向を特化した盤がありますから、そっち聴いてみて…と言われているみたいです。(by Hetsuji 2024.07.24 wed up)  



Kerstconcert De Poolse Nachtegalen (JVC)

1.Es dammert schon
2.Laelentur coeli
3.And the Glory
4.Weihnachi-Oratorium BWV 248
5.Laudate Dominum boy solo
6.Agnus Dei boy solo
7.Wiegenlied... Schlsfe mein Prinzchen
8.Wiegenlied... Guten Abend, guten Nacht boy solo
9.Es ist ein Ros'etsprungen
10.The Little Drummer Boy
11.Following the Star
12.Christ was Born
13.O, Sanctissima
14.Maria's Lullaby
15.Sleep Little Jesus
16.Sileent Night

 オーケストラは少し抑えめに、合唱により光を当てて欲しかったかもです。全体として上手なのですが、不可が無く聞き流してしまうのです。どこか破綻しているところ、良い意味でですが壊れているところがあっても良かったかも。5.Laudate Dominumくらいはソリスト名を表示して欲しかったなー。変声期前後のような雰囲気でした。もしやデニスくんではあるまいな? 6.Agnus Deiも前の曲と同じソリストくんだから、デニスくんで決まり! 8番目のデニス君ではない方のソリスト君のアルトは落ち着いていて魅力的。と思えば9番でキラキラソリスト君も出て来るし、この合唱団はソリストが豊作です。もはやboy soloの表示も途中でやめた私。
 ものすごくよくまとまったCDですが、まとまりすぎている感が。冒険が欲しいなどとほざいている私は、25年かけて荒み過ぎたファンになり下がったのかも。(by Hetsuji 2024.07.24 wed up)