ボーイ・ソプラノ Oscar Verhaar ~ 天賦の声が垣間見せる時代の風景 ― 2024年07月30日 16時09分40秒

Music for a while
Oscar Verhaar-jongenssopraan
Geert van den Dungen-klavierbegeleiding
Anita den Boer-hobo (3,6)
1.O Kersnacht, scchoner dan de dagen
2.Music for a while
3.Bid the Virtues
4.Come away, fellow sailors
5.How beautiful are the feet
6.Domine Deus, Rex caelestis
7.Benedictus
8.Ave Maria
9.Panis angelicus
10.Pie Jesu
11.The bird' lament
始まりの一音から周囲の空気を変える。漂って来る時代感。たとえばシェークスピアの時代の石の城、手入れされた庭の緑、その先の湖や運河、等々、城壁の内側の静謐で閉ざされた風景が曲にのって流れてくる。
私はこのボーイ・ソプラノに宗教(神)を感じる。(様々な意味で失礼かもしれないが)イギリスのボーイ・ソプラノを聴いているような錯覚を持った。
彼の天賦の声を開花させた表現の技術が、時代のイメージを掻き立てる。完璧な音のコントロールはプロ以上。そして清らか。伸びる音がさりげなく美しく心地よくどこか儚い。
1曲目の出だしの音から、12曲目の最後の音まで一点の破綻も無く歌い切った。特にもパーセルが素晴らしかった。崇高さの先の高みを感じたくて、繰り返して聴いてしまった。 (by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
Oscar Verhaar-jongenssopraan
Geert van den Dungen-klavierbegeleiding
Anita den Boer-hobo (3,6)
1.O Kersnacht, scchoner dan de dagen
2.Music for a while
3.Bid the Virtues
4.Come away, fellow sailors
5.How beautiful are the feet
6.Domine Deus, Rex caelestis
7.Benedictus
8.Ave Maria
9.Panis angelicus
10.Pie Jesu
11.The bird' lament
始まりの一音から周囲の空気を変える。漂って来る時代感。たとえばシェークスピアの時代の石の城、手入れされた庭の緑、その先の湖や運河、等々、城壁の内側の静謐で閉ざされた風景が曲にのって流れてくる。
私はこのボーイ・ソプラノに宗教(神)を感じる。(様々な意味で失礼かもしれないが)イギリスのボーイ・ソプラノを聴いているような錯覚を持った。
彼の天賦の声を開花させた表現の技術が、時代のイメージを掻き立てる。完璧な音のコントロールはプロ以上。そして清らか。伸びる音がさりげなく美しく心地よくどこか儚い。
1曲目の出だしの音から、12曲目の最後の音まで一点の破綻も無く歌い切った。特にもパーセルが素晴らしかった。崇高さの先の高みを感じたくて、繰り返して聴いてしまった。 (by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
ボーイ・ソプラノ Christian Schaefer ~ 大人びてマットな声質 ― 2024年07月30日 16時57分32秒

christian schaefer FIRST SUMMER
BOY SOPRANO
1.Ave Maria
2.St Francis Prayer
3.The Breaking at the Fellowship
4.Panis Angelicus
5.Bist Du Bei Meir
タイトルのファースト・サマーって何だ? 少年期から青年期への変わり目? わからん。彼の声を楽器で例えると大き目木管で、声質はマットな仕上がりで、大人びたテイスト。なので、普通のボーイ・ソプラノが選択する曲も良いが、声質や曲自体のドラマ性ということで、3.The Breaking at the Fellowshipが似合っていると思った。(by Hetsuji 2024.07.30 tue.up)
BOY SOPRANO
1.Ave Maria
2.St Francis Prayer
3.The Breaking at the Fellowship
4.Panis Angelicus
5.Bist Du Bei Meir
タイトルのファースト・サマーって何だ? 少年期から青年期への変わり目? わからん。彼の声を楽器で例えると大き目木管で、声質はマットな仕上がりで、大人びたテイスト。なので、普通のボーイ・ソプラノが選択する曲も良いが、声質や曲自体のドラマ性ということで、3.The Breaking at the Fellowshipが似合っていると思った。(by Hetsuji 2024.07.30 tue.up)
少年合唱 モンセラート修道院聖歌隊 ~ 歌は祈り ― 2024年07月30日 22時01分46秒

Plor de Tortora
Cancons sobre poemes de Verdaguer (DM 739-02)
1.Canco de la Moreneta
2.Canco de Maig
3.Rosa Vera
4.Virolai
5.Amor
6.Lo Filador d'or
7.Super Flumina
8.De puig en puig
9.Records i somnis
10.Plor de la Tortora
11.La Barretina
12.La mort de l'escola
13.L'emigrant
「ベルダゲール詩集による歌」かな?
静かに歌われていきます。この詩人の詩は読んだことが無いので、個人的なものを歌ったのかそれとも戦争(例えば対イギリス)を歌ったのかはわかりません。5~6辺りに女声が使われているあたり、どうなんでしょう?イメージ的に異質です。これも歴史的な題材を扱っているのかな。フランスとかイタリアとか。(学校の死とかトルトラ移民物語とかのタイトルもあるので)
合唱は端正ですし、ちょっとのボーイ・ソプラノも良い感じではあります。心情を歌うときにソロ(成年男女)を使っているのかな。特にも旋律がきれいな、タイトルの11.La Barretinaが印象的。表現力が問われるのでソロを大人にするのは無難だとは思いますが、私は力を入れて出す声がタイプではないので、普通にボーイ・ソプラノで聴きたかったかもです。モンセラは素晴らしくBGMとか背景に徹しているのですが、合唱団のCDとして聴くとき、上手なだけにモンセラの活躍が物足りないです。 (by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
Cancons sobre poemes de Verdaguer (DM 739-02)
1.Canco de la Moreneta
2.Canco de Maig
3.Rosa Vera
4.Virolai
5.Amor
6.Lo Filador d'or
7.Super Flumina
8.De puig en puig
9.Records i somnis
10.Plor de la Tortora
11.La Barretina
12.La mort de l'escola
13.L'emigrant
「ベルダゲール詩集による歌」かな?
静かに歌われていきます。この詩人の詩は読んだことが無いので、個人的なものを歌ったのかそれとも戦争(例えば対イギリス)を歌ったのかはわかりません。5~6辺りに女声が使われているあたり、どうなんでしょう?イメージ的に異質です。これも歴史的な題材を扱っているのかな。フランスとかイタリアとか。(学校の死とかトルトラ移民物語とかのタイトルもあるので)
合唱は端正ですし、ちょっとのボーイ・ソプラノも良い感じではあります。心情を歌うときにソロ(成年男女)を使っているのかな。特にも旋律がきれいな、タイトルの11.La Barretinaが印象的。表現力が問われるのでソロを大人にするのは無難だとは思いますが、私は力を入れて出す声がタイプではないので、普通にボーイ・ソプラノで聴きたかったかもです。モンセラは素晴らしくBGMとか背景に徹しているのですが、合唱団のCDとして聴くとき、上手なだけにモンセラの活躍が物足りないです。 (by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)


ESCOLANIA DE MONTSERRAT
MUSICA ESPIRITUAL CONTEMPORANIA
1.ARVO PART. Vater Unser Lluis Travesset
2.GYORGY DEAK-BARDOS. Eli, Eli
3.ANDREW LLOYD-WEBBER. Pie Jesu
Eduard Boadas & Roger Toran
4.BERNAT VIVANCOS. Ave Maria Marc Cintas
「モンセラの精神的な音楽」
選曲が大・大・大好き。特に1曲目。そして初めて聴いた4曲目も良い。
もちろん、世界には圧倒的なボーイ・ソプラノはたくさん存在する。だけど、それとは別に、寺院・修道院・大聖堂とかの聖歌隊に所属する隊員が、聖歌隊の名を負って演奏するとき、違う何かも聴こえてくる。
祈りと信仰に基づく団体の演奏の奥深さや、2016年のモンセラの良さが結実した盤なのだろうと感じた。4曲目の合唱が修道院内を回遊している感じの音作りが幻想的だった。 (by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
MUSICA ESPIRITUAL CONTEMPORANIA
1.ARVO PART. Vater Unser Lluis Travesset
2.GYORGY DEAK-BARDOS. Eli, Eli
3.ANDREW LLOYD-WEBBER. Pie Jesu
Eduard Boadas & Roger Toran
4.BERNAT VIVANCOS. Ave Maria Marc Cintas
「モンセラの精神的な音楽」
選曲が大・大・大好き。特に1曲目。そして初めて聴いた4曲目も良い。
もちろん、世界には圧倒的なボーイ・ソプラノはたくさん存在する。だけど、それとは別に、寺院・修道院・大聖堂とかの聖歌隊に所属する隊員が、聖歌隊の名を負って演奏するとき、違う何かも聴こえてくる。
祈りと信仰に基づく団体の演奏の奥深さや、2016年のモンセラの良さが結実した盤なのだろうと感じた。4曲目の合唱が修道院内を回遊している感じの音作りが幻想的だった。 (by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
少年合唱 死者の谷の聖十字架聖歌隊 ~ 自然体の良さ ― 2024年07月30日 23時56分06秒

Villancicos Tradicionales
1.Angeles en la campana
2.Ya viene la vieja
3.Oh, lus de Dios
4.Los campanilleros
5.Madre, en la puerla
6.Alegria, alegrial
7.Soy un pohre pastoreilo
8.Tan, tan
9.Xunca suenan las campanas
10.Una pandereta suena
11.Zumba, zum
12.Din, don
1966年の来日記念盤を聴いて大好きになった合唱団です。以来、録音を探していたのですが、ようやく出会ったこの盤には、当時の大好きだった雰囲気が残っています。しかもトラディショナルな選曲ということで伸び伸び歌っている様子が伝わってきます。洗練され過ぎずにどこか野放図なキラキラ感が本当に魅力です。当時の雰囲気に近いソロも健在です。
声を一つに均す方向は目指していないようなので、情熱や哀愁が個々の声からにじみ出ているようにも思います。5.Madre, en la puerlaもどこか懐かしくて。聖歌隊とは思えないような破天荒ぶりもありますが、聴いていて、気持ち良いですし、不思議と癒されます。伸びやかに高らかに歌うソリストたちの存在もこの盤の視野と味わいを拡げてくれています。(by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
1.Angeles en la campana
2.Ya viene la vieja
3.Oh, lus de Dios
4.Los campanilleros
5.Madre, en la puerla
6.Alegria, alegrial
7.Soy un pohre pastoreilo
8.Tan, tan
9.Xunca suenan las campanas
10.Una pandereta suena
11.Zumba, zum
12.Din, don
1966年の来日記念盤を聴いて大好きになった合唱団です。以来、録音を探していたのですが、ようやく出会ったこの盤には、当時の大好きだった雰囲気が残っています。しかもトラディショナルな選曲ということで伸び伸び歌っている様子が伝わってきます。洗練され過ぎずにどこか野放図なキラキラ感が本当に魅力です。当時の雰囲気に近いソロも健在です。
声を一つに均す方向は目指していないようなので、情熱や哀愁が個々の声からにじみ出ているようにも思います。5.Madre, en la puerlaもどこか懐かしくて。聖歌隊とは思えないような破天荒ぶりもありますが、聴いていて、気持ち良いですし、不思議と癒されます。伸びやかに高らかに歌うソリストたちの存在もこの盤の視野と味わいを拡げてくれています。(by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)


Panis vivus (Ref. 4041)
1.Cantata liturgica a la gloriosa Ascension del Senor
Sobre un tema de canto gregoriano
Triludio no.1 al Smo. Sacramento
2.I.Ego sum panis (Bernardo Calias, Soprano)
3.II. O quam suavis
4.III. O sacrum comvivium
Triludio no.2 al Smo. Sacramento
5.I. Caro mea (Bernardo Calias, Soprano)
6.II. O sacramentum (Bernardo Calias, Soprano)
7.III.Laudes et gratiae
Triludio no.3 al Smo. Sacramento
8.I.Accipite, et comedite (Bernardo Calias, Soprano)
9.II. Domine, non sum dignus
10.III. Quid retribuam
Quatuor cantiones in honorem St.Cordiis Jesu vel honorem Ss.Sacramenti
11.I.Egredimini
12.II.Dicite filiae
13.III. Domine Deus
14.IV.Gustate et videte
Melodias Eucaristicas
15.Ave, verum
16.Ego amo Te!
17.En ovis tua
18.Accedo responsurus
19.Noli tardare!
それぞれの声が輝きを持ってぶつかり合うような合唱による宗教曲も良いものだなあと思った。きれいに聴こえない音もあるが、なんというか、自然体で聴かせられてしまうので疲れないのが良い。ソリストくんも合唱と同じく自然体。自然な声が集まった合唱は、合唱ではなくて、信仰とか祈りとかコトバを置き換えたくなってくる。音を突き抜けた先の思いを聴く、感じ。モンセラはモンセラ、死者の谷は死者の谷、それぞれの道(音)を極めて欲しい。(by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
1.Cantata liturgica a la gloriosa Ascension del Senor
Sobre un tema de canto gregoriano
Triludio no.1 al Smo. Sacramento
2.I.Ego sum panis (Bernardo Calias, Soprano)
3.II. O quam suavis
4.III. O sacrum comvivium
Triludio no.2 al Smo. Sacramento
5.I. Caro mea (Bernardo Calias, Soprano)
6.II. O sacramentum (Bernardo Calias, Soprano)
7.III.Laudes et gratiae
Triludio no.3 al Smo. Sacramento
8.I.Accipite, et comedite (Bernardo Calias, Soprano)
9.II. Domine, non sum dignus
10.III. Quid retribuam
Quatuor cantiones in honorem St.Cordiis Jesu vel honorem Ss.Sacramenti
11.I.Egredimini
12.II.Dicite filiae
13.III. Domine Deus
14.IV.Gustate et videte
Melodias Eucaristicas
15.Ave, verum
16.Ego amo Te!
17.En ovis tua
18.Accedo responsurus
19.Noli tardare!
それぞれの声が輝きを持ってぶつかり合うような合唱による宗教曲も良いものだなあと思った。きれいに聴こえない音もあるが、なんというか、自然体で聴かせられてしまうので疲れないのが良い。ソリストくんも合唱と同じく自然体。自然な声が集まった合唱は、合唱ではなくて、信仰とか祈りとかコトバを置き換えたくなってくる。音を突き抜けた先の思いを聴く、感じ。モンセラはモンセラ、死者の谷は死者の谷、それぞれの道(音)を極めて欲しい。(by Hetsuji 2024.07.30 tue. up)
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