The Columbus Boychoir ~1966年来日 伝説のソリスト キャロル・フリーマン君の声が収録された盤 ― 2009年09月21日 15時09分33秒

The Columbus BoyChoir ( CBC 15) 1967年
Director:Donald Bryant,Assitant director:Robert Haley
The Columbus Boychoirは、アメリカ少年合唱団(American Boys Choir)の名称で1966年1月6日(木)サンケイホールから2月1日(火)浜松市民会館まで計22回のコンサートを行ったようです。
そのコンサートを聴かれた方には、これは、おそらく思い出に深いレコード、だと思います。
なぜならこの盤にソリストとして名を記載されているPeter Motson君、Jay Weiss君、Carroll Freeman君、Joshua Grrene君が来日メンバーだったから、です。
この盤は、CBS盤と違って写真も無くそっけないカバーであること、肉厚なことから考えて、CBS盤よりも先に出たものだろうと思います。おそらく「音」も大雑把なことでしょう。
聴こえてくるのは、シンプルな音。音だけではなくて、演奏する気持ちの上での装飾も無く、現代からするとゆったりし過ぎたテンポで曲が進んでいきます。
私がUSAでひいきにしている合唱団はColumbus BoychoirとBoys Town Choirですが、たぶん、この虚飾の無さが聴いていて疲れないんだろうと思います。採録だって良いとは言えないし、必ずしも「上手だから」と思って聴いているわけではありません。
伝説のソリストでもあるキャロル・フリーマン君の声を心から堪能できる、とはいきませんでしたが、とりあえず、聴いたということで満たされました。
この盤には、録音場所の記載はありますが録音年の記載を見つけることが出来ませんでした。
ですが、一説(CBS盤)に1967年というこもあるらしいので、1966年の1月に最高のボーイ・ソプラノを聴かせた少年の少なくても12ヵ月後の声ですし、ソロも短いので、これは、Columbus Boychoirの当時の雰囲気を聴く盤、なのかもしれません。
求む、来日当時のフリーマン君の録音。
発掘されていない録音があるような気がするのですよね。
The Columbus Boychoir sings ~ とてもステキなシューベルト ― 2009年09月21日 15時55分03秒

The COLUMBUS Boychoir SINGS (A VANTAGE RELEASE)
1973年ということで期待して聴きました。
内容は悪くは無いですが、どうしても採録がイマイチですね。
選曲も良いし、実力もあるし、ソロも入っている。・・・もっと、こう、録音が近かったらなあ、と思います。
彼らの優しくあたたかい合唱によるシューベルトはとてもステキなので。
ブラームスのさりげないデュエットもステキ。
キレイキレイに音を作ろうとしている邪道(私的に)を忘れる瞬間です。
カンタータに関しては、もっと、思い切り、出した声を聴きたかったです。
ソロも合唱もきれいに作ろうとし過ぎているように聴こえてしまう。曲想の問題、なのかな?
やはりカンタータは全曲、聴いてみないと。
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