ボーイ・ソプラノ PETER REILLY ~ New Zealand の往年の Boy Soprano Star "Mark Pedrotti"も参加しているらしい"自然発生的少年声"のアルバム2009年11月08日 11時08分14秒

PETER REILLY

PETER REILLY SINGING With guest artist Max Cryer (KIWI RECORDS SLC-90)

アルバムカバー裏面のモノクロ写真がなんとな~くハリー・セーバーに似ている・・・。

歌唱は、自然発生的で、たまたま、ボーイ・ソプラノが出て、たまたま歌える少年の声を採録した、という雰囲気。
選曲がWhere is Love? 等、オリバー、メリーポピンズ、ピーター・パンなどの映画やミュージカル・ナンバーも多く、曲自体も旋律も麗しくかつゆったりとしているので、聴いていて、とてもとても、和んでしまう。

アンデルセンを主題にした映画があること、昔の映画の主題歌も良いなあということを彼の歌から知った次第。

ニュージーランドの美しく伸びやかな大自然から、自然発生した好ましいほどに素直なソリスト。
なんて書きたいけれど、フォーレのレクイエムでソリストを務めたらしいし、TVデビューもしたらしいし、1970年にはチャールズ王子とアン王女の御前で歌ったらしいし、バックコーラスに往年の名ボーイ・ソプラノ・ソリストもいるらしいし、キャリアはあるみたい。
(このレコードもメジャーっぽい会社から出ているし。)

曲によっては、有名歌手がデュエットしてくれたり、両親と共演したり、そんなこの盤の作りが、温かさを醸し出しているのかも。

この少年は事前情報も全く無い私にとっては未知のソリストで、この盤は、そこにあるから買っただけのレコードだけれど、聴いていると、こんなふうにやさしくおだやかな空気が届くし・・・だから、ボーイ・ソプラノ盤の収集は止められない。

HELSINKI CHILDREN'S CHOIR ヘルシンキ少年少女合唱団2009年11月08日 13時40分20秒

HELSINKI CHILDREN'S CHOIR

HELSINKI CHILDREN'S CHOIR (SYKLP 1886)
(P)1982

カバー写真に惹かれて買った1枚です。
フィンランドというお国のイメージを彷彿とするような(むろん私がですけれど)もの静かな歌声が収録されています。
コダーイやメンデルスゾーンも歌っているものの、ほとんどは知らない作品ばかり。

合唱団メンバーは3分の2以上が女の子っぽい。歌声は安定しています。
森と湖の国そのもののように静謐な印象を受ける1枚です。

(世界にはいろいろな合唱団があるものなんですね)

RONDALLA INFANTIL DEL COLEGIO MEXICO2009年11月08日 14時04分29秒

RONDALLA INFANTIL DEL COLEGIO MEXICO

RONDALLA INFANTIL DEL COLEGIO MEXICO
LE CANTA A MEXICO (MUSART ED-1780)

もうもうお手上げ状態のLPです。
字を読めません。
曲を知りません。

・・・でも、カワイイでしょう?

カバー写真は山を眺めている子どもの後姿ですが、カバー裏面が面白くて捨てがたかったので掲載しました。
モノクロ写真のせいかもしれませんが、ほぼキレイなお子たちばかりです。
メキシコってそういうお国なんですかね? 知りませんでした。

合唱は、というと、歌い始めて、だんだん声がそろってきた・・・程度。声を均すよりは、一人一人の声の粒々を活かして、まとめて行くという感じ。
高音域は訓練されきっていないし(高音域に限らないのですが)合唱以前ぽくもあったのですが、子どもたちの声の色彩とカバー裏面の遊び心と、未知の選曲が捨てがたい1枚です。

少年合唱 CORO VILLANCICOS ~ 粒々の声の合唱と、やさしいボーイ・ソロと・・・2009年11月08日 14時42分34秒

CORO VILLANCICOS

CORO VILLANCICOS (ING.1236)
P.1979

またもやメキシコ。でも、今回はひそかに期待してしまった。
理由はタイトルのCORO。私にとっての「CORO」は、
CORO→CORO DELLA CAPPELLA SISTINA
そう、システィーナ、とイコールになってしまうので。

意味を理解できない文字のプログラムから聞こえてきたのは
モーツァルトその他の、耳になじんだ曲。

しかも
この時代、大切なソリストが存在していたようで
彼のソロにピントを合わせてあるわけで・・・。
1979年という時代っぽい
まろやかでやわらかく温かみのあるボーイ・ソロがどうしようもなく良いわけで・・・。

ピアノは響かないし、合唱も均す方へは行っていないから、ぶっきらぼうな印象もあるんだけれど、彼のソロがその印象さえも肯定してしまう。

こういう声は日本のCHOIRにも60年代はいたものなので、聴いていてなんだか懐かしかった。

カバー写真の中にソリストがいるかどうかはわからない。
名前は記載されていない。

合唱団というよりも、1人のソリストに興味を抱いてしまう盤だった。