ボーイ・シンガー ROBERT PIERRE ~ やさしく繊細で傷つきやすい時代 ― 2014年10月29日 17時55分39秒

ROBERT PIERRE <INSIDEOUT> (881534402627)
こういう曲をどのように分類するのかは知りませんが、クラシックではないです。とりあえず、入手できる変声前の録音は手にする主義なので、聴いてみました。
イマドキの少年だと思うので、イマドキの歌い方ではあると思いますが、日曜日の聖歌隊や合唱団に所属していたかどうかは不明ですが、声の出し方はきれいで訓練されていたと思います。なので、BGMとして何かしながら、でも違和感なく聴くことができます。真面目に集中して聴いていたら、なんとなく、普通に純で繊細で傷つきやすくて気持ちを伝えきれないやさしい少年時代に居る、1人の少年の想いを感じました。声も歌い方もそんな感じです。
今月22歳になったようなので、この声は失われてしまったのでしょうが、クリスマス・アルバムを録音しておいてくれたらなあと思いました。これはオリジナル曲だからこそ、シンガーくんには価値あるCDなのでしょうが、リズムよりはメロディ派である私は、欲を言えば、トラディショナルのも欲しかった。
ですが、この年代だからこその、きれいでやさしげなヴォーカルが、このCDの中で輝いています。
ですが、この年代だからこその、きれいでやさしげなヴォーカルが、このCDの中で輝いています。
ボーイ・ソプラノ(アルト) Francisco Javier Rodríguez Braojos ~ 聖歌隊の典型的正統派ソリスト ― 2014年10月29日 19時48分20秒

(Dies 2007)
sounds'LibraryのEmuさんの原稿を読んで聴いてみたいと思っていたCDです。ご覧のとおりクラシック系ではないCDが続いていたので、貴重な入手となりました。
エル・エスコリアルは、緊張しきって聴くことを強いられない聖歌隊で、そのおおらかさがこのCDの演奏にも現れていて、ゆったりとアルト・ソリストくんの落ち着いた歌声を楽しむことができます。選曲はヴィヴァルディとバッハですが、聴いていてちょっと幸せな気分。ライヴなのか最後には拍手も入ります。なんとはなく親近感のわく歌い方ですが、60分超を歌い切り、そういえば、と、実力もさりげなく感じさせてくれます。
しかも、このCDを初めて聴いた日が、ソリストくん21歳のお誕生日という偶然でした。(思わず、幸せな日であることを祈りました。)山あり谷ありの選曲ではないのですが、それだけに安心して繰り返しては聴いてしまいます。ボーイ・ソプラノは大好きですが、こちらのソリストくんのようなアルトも味わい深くて良いなあと思います。
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