清々しくも神々しい声質~東京少年合唱隊、東京少女合唱隊2019年10月11日 11時47分48秒


(KING KR(H)1073)

An Album of SACRED
HYMNS<BR>天使の声による聖歌集

   1970年の録音か?
    超超低速の演奏に時代を感じる。と同時に、少年声の音質が驚くほどに硬質で清流系に涼やかなことに感動する。譜面をなぞるような丁寧な丁寧な演奏美が心に刺さる。そして、少年合唱ならではの、これだけの声が残されていたことに「時代」を想う。
  力量のあるボーイ・ソプラノ・ソリストの演奏が1曲入っているだけで、アルバムの印象は相当にUPしたと思うので、ボーイ・ソロの曲がないのは残念だが、そんな私の考えは、清々しくも神々しい演奏に対して世俗的過ぎるのかもしれない。
 このときのこの声質のメンバーで、Stabat Materを録音しておくべきだった。もちろん、ソプラノやアルトのソロも団員君で。作品としてよりも音質で楽しんでしまう私としては、もっともっと聴いてみたかった。
 指揮は長谷川新一氏とアヌイ神父様。両氏の演奏の違いに違和感は無いが、強いて言えば、神父様の演奏の方がギリシャ・ヨーグルトかも。(粘って伸びる)
 アニュス・デイで聴こえるソロが合唱の声質とは相反して木漏れ日系の温かくやさしく軽く拡がる声で、合唱とソロとの音質のタイプの対比も又、不思議な驚きだった。ソロは少女声かも・・・。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパムコメント対策です。
コメントの上の欄に  少年合唱 の文字を入力願います。

  少年合唱

コメント:

トラックバック