チャールズ国王の戴冠式の聖歌隊2023年05月06日 20時22分30秒

 中継を見ていて感じたのですが、聖歌隊に女子が居る・・・と。ウィリアム王子のご結婚のときには気が付きませんでしたし、ダイアナ妃のご結婚のときには、セントポールの聖歌隊で、少年聖歌隊員にインタビューもありました。
 時代なのだな・・・と。

ボーイ・ソプラノ Archie White ~ 優雅で優美な正統派ソリスト2022年08月10日 12時02分27秒





 久々にイギリスのソリストの演奏を聴いて、殺伐とした日々を忘れて、心穏やかになりました。プログラムを見ればわかると思いますが、ペルゴレージ、ヘンデル、パーセル等々、日常から乖離した世界へいざなってくれる方々の作品です。これを Archie 君が聖歌隊ソリストそのままの、全く媚の無い、祭壇の前での如くの演奏をして下さる訳です。・・・癒されますよね。
 オーボエやハープシコードの鄙びた音色にも和みます。ブックレットに幼げな彼の横顔がありますが、制服姿はモードリン・カレッジ時代のものなのでしょうか。
 静かに慎ましく品位のあるソプラノを堪能しているうちに、あっという間に、演奏が終わってしまいました。聖堂に住み着いて聖歌隊を聴いていたいと願っていた時代もありましたが、その願いは叶わなかったものの、聖歌隊員スピリットのソロを、今、極東日本の田舎で、サービスを受けるがごとくに聴くことが出来て幸運でした。 Archie 君、翳りのある優美な演奏を聴かせてくれて、どうもありがとうございました。

Luca Brugnoli君のソロアルバムby Eternal Brightness2022年08月01日 21時28分52秒

Eternal Brightness の 管理人のルイス様から、素晴らしいお知らせが届きました。
Luca Brugnoli君(以下ルカ)のソロアルバムが制作されるようです。

詳細は、Eternal Brightness で。

CDを発注してみました。楽しみに待つことにします。

ボーイソプラノ~宇都宮聖くんの「ママに捧げる詩」~2022年02月08日 12時06分42秒



 高い声が少し降りて落ち着いて、安定感抜群のきれいなボーイ・アルトになっている。「ママと・・ぼく」「ぼくはドーナツ」の収録曲2曲は、どちらも宇都宮君の作品。無理の無いやさしいメロディラインを、曲にもっともふさわしい穏やかなボーイ・アルトが辿っていく。失ったものの大切さ大きさ、失ったことの喪失感が、淡々と歌われていく。
 《ぼくはドーナツ なくした穴 ふさぐことが出来ないでいる》
 宇都宮くんが、失くした穴、その喪失感に向き合って、こうして歌い続け語り続けて行くことで、作品を発表することで、宇都宮君と宇都宮君の作品は、喪失感で弱っているどこか遠くの知らない多くの誰かを、慰めたり励ましたりすることが出来るようになって行くんだ、きっと。
 宇都宮君の声は、気負いがなくて、この声で、ニール・リードやルネ・シマールが歌った歌を聴いてみたいと思いました。そして「鳩のように飛べたなら」なんかも。

ボーイ・ソプラノ Cormac Thompson ~ 天性の美声2021年02月13日 12時02分45秒


Cormac君のクリア・ヴォイスを聴いた時に、これは天性の(手を加えていない)美声だと思いました。老舗会社出版の盤だけあって、背景の伴奏も申し分ないですし、選曲も好みです。

1.Pie Jesu (Andrew Lloyd Webber)
2.Run (Snow Patrol)
3.How Can I Keep from Singing?
4.Fields of Gold
5.Walking in the Air
6.You Raise Me Up feat. Secret Garden
7.Shenandoah
8.Tomorrow (from Annie)
9.Be Thou My Vision
10.Danny Boy
11.I Have a Dream (Abba)
12.Wexford Carol
13.A Gaelic Blessing (Rutter)
14.O Waly Waly
15.O Holy Night

歴代のトレブルたちが歌ってきた曲です。一人でこれだけの曲数を歌いきるのは素晴らしいです。
この盤を聴いたうえでの私の願いは二つあります。
一つは、もしも所属していないのなら、即、どこかのChoirに所属して歌って欲しいということ。その中で聖歌隊から浮かびあがるソロを聴きたいのです。
もう一つは、聖歌隊に所属したら、Chorister of the year になって、あらためて盤を出してほしいということです。
この天性のクリア・ヴォイスに、聖歌隊テイストが加われば、曲の雰囲気も又、変わってくるのではないかと期待してしまうのです。

それにしても、この盤が出ていたことを知りませんでした。教えて下さった方、どうもありがとうございました。

ボーイ・ソプラノ Gregor Zubicky ~ 西欧テイストの南ア少年ソリスト2020年07月19日 19時49分53秒



SERENADE
Gregor Zubicky 

Side 1
1.Standechen
2.Alouette
3.Oh! For A Closer Wolk With God
4.When Irish Eyes Are Smiling
5.Ave Maria
6.Hark Hark The Lark

Side 2
1.Waltzing Matilda
2.Brahms Lullaby
3.The Happy Wanderer
4.Nearer My God To Thee
5.Vilja

 南アも又、少年合唱やボーイ・ソプラノ大国です。スェーデン出身の少年グレゴール?君が、南アの少年合唱団に入り、ソロでレコードを出すことになったのも何かの縁かな。南アって、少年合唱に関しては、どこか西欧的です。特に昔は。歴史的なもの、なのかなと思います。
 お母さんがウィーンのオペラの学校へ行っていたみたいなので、ウィーンでの生活が継続していたら、合唱団も違っていたかもしれません。
 グレゴール君は細くて高くて繊細な声で、そこもソリストっぽいです。
 あ、どこかで聴いた・・・と思ったら、B-4.Nearer My God To Thee はアニメの方の「銀河鉄道の夜」の天国の場面で使われていた曲でした。
 シンプルなピアノ伴奏を主に、アカペラや合唱団をバックにして歌われたこの盤のグレゴール君は、端正な印象のソリスト君です。Hetsuji的には、両面から1曲か2曲程度、曲を入れ替えてくれたら・・・と思いました。

現在は、Bergen Filharmoniske Orkesterのメンバーとしてご活躍です。
(オーボエ奏者になられたようです)

ボーイ・ソプラノ MICHAEL MORLEY ~ 音的にも現代に通用する盤2020年07月18日 12時43分59秒


MICHAEL MORLEY SELECTION (DECCA LM 4543 )

SIDE 1:
1.BLESS THIS HOUSE(Brahe-Taylor)
2.IF I CAN HELP SOMEBODY(Androzzo)
3.MIGHTY LAK' A ROSE(Nevins-Stanton) 
4.BIRD SONGS AT EVENTIDE(Coates)
SIDE 2:
1.HARK, HARK THE LARK(Schubert)
2.THE LASS WITH THE DELICATE AIR(Arne)
3.ON WINGS OF SONG(Mendelssohn)
4.LULLABY(Brahms)

33回転のレコードなので、そんなに古くはないのでしょう。
思ったよりも音が良いです。傷もそんなに付いていなくて満足です。
ただ青いカバーのレコードを初めて聴いた感動の日から20年も経過して、あらためて聴き返すと、大好きなBSソリストだからこそ、物足りないのです。1曲1曲が短すぎる。もっと長い尺の編曲で聴きたかったです。それと、SELECTIONではなくて、所属した聖歌隊と一緒に演奏したものとかも含めて全部聴きたい。
ピアノの音もきれいです。ソロも、音がきれいに採録されています。演奏そのものは、良い状態で残っているので、この演奏を聴いてしまうと、ファンとしては、もっと・・・と欲が出てしまいます。傷が気にならない盤を入手出来たのは幸運だったとしても、です。