日本語の曲により惹かれる~スペイン聖イグナチオ少年少女合唱団 ESCOLANIA SAN AGUNACIO2020年11月18日 10時29分13秒



 コンサートも遠くなってしまった昨今、なんとなく、ライブ系を聴きたくなり、買い置きしていただけだった少年少女合唱団のCDを資料室(という名の物置状態部屋)から降ろしてきました。プログラムは資料室ですが、たぶん、私は、この合唱団のコンサートを聴いています。
 このCDは残念ながらスタジオ録音なので、ライヴで聴いた時よりも、上手な感じがしますが、臨場感に欠けるのが物足りないかな。
 音の感じが、中高生の女の子たちの合唱みたいなテイストで、宗教曲よりも、バスク民謡とか、意外にも日本の歌が、イケていました。
 これ、1995年の録音です。聴きながら、ああ、こんな感じ~と懐かしかったです。CDでは、6番の「山みちのうた」が新鮮でした。日本人でこの曲を知っている方は多いのでしょうか? 私は初めて聴きました。コンクール用の曲なのかな?

  岩手では、クラスターが相次ぎ、情報も処理しきれず、当日公開が翌日になりました。こちらは大都会と違って、いろいろな意味で脆弱なので、崩れるときは一気に崩れるんですかね。出かけて遊びたい、美味しいものを大勢で食べたい、という欲求とGo toがコラボしてしまっているから仕方ないのかな。高齢者が更に高齢な家族と病弱ニャンコを抱えている身としては、とてもじゃないけれど、Gotoどころか、近くのスーパーにすら行くのを躊躇します。宅配と通販で日常生活を賄うとしても、人間+ニャンコ分の通院はしなければならないし、頭が痛いです。病院にすら行きたくない状況で、ほぼ家の中で過ごしています。ワクチンが早くできて欲しいなー。

少年期の素直さ切なさひたむきさ~ボーイ・シンガー ABRAHAM MATEO2016年06月02日 19時42分42秒



(Parlophone 50999 6 07434 2 8)2009年

 言葉はわからないので何を歌っているのかも分からないのですが、歌に泣きが入っていますね。ひたむきさ、切なさ、素直さ、少年期の「時」の輝きが、ABRAHAMくんの歌から伝わってきます。一所懸命なんだけれど、それが輝くのですよね。人生の中で輝きが伝わる瞬間とか時期とかってそうは無いかもしれないですが、このCDの彼はそういう時期って感じがします。俳優で歌手。アイドルってことかな。
 ステキに歌えています。自由な午後に、床に転がって聴いている私も彼の声から幸せのおすそ分けを受けています。

少年合唱 Escolanía del Escorial ~ 合唱団の特質を把握しやすい標準的な選曲のCD2014年11月15日 17時17分08秒




 フォーレとかメンデルスゾーン他、少年合唱やボーイ・ソプラノを楽しむには、聴きなれた親しみやすい選曲で、この聖歌隊の特質を楽しめると思います。
 一緒に歌い方、芸術的な完璧さを求めて緊張しつつ聴く方、等々、それぞれのアプローチの仕方があるとは思いますが、普通にリラックスして聴くことが出来るCDだと思います。
 ここの聖歌隊はCDのカバー写真にも力を入れている(と感じた)ので三つ折りの紙ケースを開いたときに現れる写真も微笑ましいです。
 実力的にはどうなんでしょう? 決して下手ではありませんし、合唱の音質も好みですが、神経をすり減らしてキビシイ練習をし、その出来に一喜一憂する聖歌隊ではなさそうな感じ。伸び伸びと歌っているようです。
 疲れた時や一人でホッとしたい時などに、力を貸してくれそうな歌声だと思います。

少年合唱 Escolanía del Escorial ~ アンコールに用意されていそうな小品集2014年11月15日 11時31分33秒



Escolanía del Escorial
 ちょっと音的にざらっとした響きがゾクっと心地良いEscolanía del Escorial のCDです。採録されている音が非常にリアルでもしもその場にいたらの音、と連想できました。一人一人の声の個性を活かしたままで、合唱を作り上げているので、緊張することも無く、聴いていて和み、リラックスしてしまいます。トレーナー?もお似合いですね。
 選曲は、コンサートにおける、アンコール曲収録、という感じでしょうか。中に、中国の曲もあったので、このChoir、中国公演したのかな?
 中に、鍵盤楽器の伴奏ですが、曲想としては琴(ハープではないような・・・)をイメージするものもありました。
選曲を見ると国それぞれ、ですね。多岐にわたってて聴いていて楽しかったです。
 ただ、手に取りにくかったのはこのCDカバーにありました。
Fco Javier Rodríguez Braojosさんのソロも楽しめますし、聴いて良かった1枚でした。

ボーイ・ソプラノ(アルト) Francisco Javier Rodríguez Braojos ~ 聖歌隊の典型的正統派ソリスト2014年10月29日 19時48分20秒



(Dies 2007)
 sounds'LibraryのEmuさんの原稿を読んで聴いてみたいと思っていたCDです。ご覧のとおりクラシック系ではないCDが続いていたので、貴重な入手となりました。
 エル・エスコリアルは、緊張しきって聴くことを強いられない聖歌隊で、そのおおらかさがこのCDの演奏にも現れていて、ゆったりとアルト・ソリストくんの落ち着いた歌声を楽しむことができます。選曲はヴィヴァルディとバッハですが、聴いていてちょっと幸せな気分。ライヴなのか最後には拍手も入ります。なんとはなく親近感のわく歌い方ですが、60分超を歌い切り、そういえば、と、実力もさりげなく感じさせてくれます。
 しかも、このCDを初めて聴いた日が、ソリストくん21歳のお誕生日という偶然でした。(思わず、幸せな日であることを祈りました。)山あり谷ありの選曲ではないのですが、それだけに安心して繰り返しては聴いてしまいます。ボーイ・ソプラノは大好きですが、こちらのソリストくんのようなアルトも味わい深くて良いなあと思います。 

少年合唱 と ボーイ・ソプラノ の資料サイト ~ sounds’Library 7月更新のお知らせ2013年06月27日 22時42分19秒



(CD)St, Paul's Cathedral Choir(英)1989
(by Emu)2013/07/01 mon up
 (LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英)
(by Hetsuji)2013/07/01 mon up

 (LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英)
(by Hetsuji)2013/07/01 mon up

 (LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英)
(by Hetsuji)2013/07/01 mon up

 (LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英)
(by Hetsuji)2013/07/01 mon up

 (LP)KING'S COLLEGE CHOIR(英)
(by Hetsuji)2013/07/01 mon up

(CD)ハノーファー(独)
(by Wing)2013/07/01 mon up

(CD)ハノーファー(独)
(by Wing)2013/07/01 mon up

(CD)フライブルク(独)
(by Wing)2013/07/01 mon up
(LP)Montserrat(スペイン)
(by Nao)2013/07/01 mon up

(LP)Paul Paffen(オーストラリア)
(by Hetsuji)2013/07/01 mon up

7月1日更新の資料サイトの原稿は以上の予定です。
どうぞよろしくお願いします。

http://www.ne.jp/asahi/zero/wind/schedule.html

モンセラート修道院聖歌隊、至宝の1枚~Sergio Casademuntくんのソロ・アルバム2010年12月23日 19時38分17秒




 SALVE REGINA / LAMENTACION II DEL SABADO SANTO (Alhambra MC 25038) (P)1961
 director:Dom Ireneo Segarra

 各合唱団には、合唱団の至宝とも言える盤が存在していると思いますが、私にとってのモンセラの至宝は、この盤と、同じくセルジオくんが歌っているSTABAT MATER の2枚になります。
 表だってこの盤のアルバムカバーのセンターに少年ソリスト君の名前こそありませんが、間違いなくこの盤の主役は彼。つうか、彼が存在したから録音した盤だろうと思います。
 どこか、ゆるやかで甘く素朴で、哀しい情があって、なんともスペイン的。修道院ですが、禁欲的ではなくて、情緒的。この声がのこぎり山の修道院で聴くことが出来たんですね、1961年には。聴いていたら、心をかき乱されたかも。内省に繋がる音のような気がします。
 セガーラ神父がいかに子どもたちを導き音楽を創っていったのか・・・。この時代の盤をきくと、たらさわ氏のテルツ少年合唱団のような物語がモンセラにも残っていたら良かったのに、と思います。
 もしも描かれていたとしたら、このセルジオくんはどんな少年だったのでしょう? この盤に至るまで、彼にはどんなドラマがあったのでしょう? そして50年後の日本の国でレコードに耳を傾け、歌った少年に思いをはせている日本人が居るなんて、きっと想像することもないんでしょうね。