ボーイ・ソプラノ 美しいクリスマスの朝 ~ Ricky Beaumont リッキー・ボーモン ― 2008年09月24日 21時20分58秒

東和映画「クリスマス・キャロル」オリジナル・サウンド・トラック盤
な~んで、オリバーほど、クリスマス・キャロルの曲が脚光を浴びなかったのかなあ? と今でも思う。(恋愛話題が一切ゼロだから。)
主に、むさい男?が歌うナンバーばかりだったからなのか?
私はこの映画をリアルタイムかリアルタイムに近い感じで見た。
スクルージさんの棺の上に不謹慎にも乗って、死んでくれてありがとうって(露骨にそういう歌詞ではないが)歌うTHANK YOU VERY MUCH。最後は心から感謝の歌に変化するのも見事だったが、これが覚えやすいメロディで、当時、一緒に映画を見た友だちが帰り際に歌っていた。
でも、私がずっと聴きたいと思っていたのは、映画の中で聖歌隊が歌う、その名も A CHRISTMAS CAROL 。クリスマスの神聖さを感じさせるような曲だったと記憶している。
又、なんといっても売りは(私への売りだが)BSで歌われる小さいティムの「THE BEAUTIFUL DAY 」。
別な友だちには「あ~、あの下手な子どもの歌ね」と切り捨てられたが、簡単に切り捨てられるには惜しい、本当にきれいなきれいな旋律。
下手なんじゃなくてリッキー・ボーモン少年のたどたどしさが切ないのだ。
映画の中では2度歌われる。
1度めはクラチット家のクリスマスのお祝いの席で。
そして2度目は、ティムのお墓のシーンで。
小さくて粗末な十字架。
その風景に生前の歌声だけがティムの記憶として被さる。
悲しいとかそういう簡単な心情ではなくて、旋律の美しさに心を締め付けられる場面だ。
「THE BEAUTIFUL DAY」は初めて聴いたときからずっと好きだった曲。私がトレブルCDをプロデュースするとしたら、ゼ~ッタイに入れる曲なんだけれどな。
なんで誰も歌わないのだ?
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