日本の歌/天使のハーモニー ビクター少年合唱隊 ~ 私にとって大切な大切なボーイ・ソプラノ2009年08月14日 09時42分59秒

ビクター少年合唱隊

日本の歌/天使のハーモニー ビクター少年合唱隊 (JBX-228) 1979年録音。

 私には「日本のB-Sに特に大切に思うソロが3つある」のだが、その中の1曲が、この盤に収録されている、歌い人知らずの「1.荒城の月」だ。
 少年だからこその凛々しさ優しさ誇り高さが、声の輝きに満ちて、その清らかさが圧倒的に心を打つのだ。

 もちろん、このアルバムの合唱も並みではない。ビクターの声質の落ち着いた木管系声質は、実は、金管系を越えた向こうに存在すると私は思っている。

 日本の歌シリーズ切手発売記念盤なので、アルバム・カバーが「切手」になっている。カバーには正直なところ、がっかりさせられたが、この時の録音メンバーがすごい。

 全員をここに記載できないが、ソプラノに河村卓也・古賀潤・日向理、メゾに加藤恵夫等アルバム「過ぎゆくときと友だち」のソリストたちの名が見える。編成はアルトを加えての3部。

 最良の時に録音されている1枚だ。

WIENER SÄNGERKNABEN I AM FROM AUSTRIA ~ ウィーン少年合唱団の「2006年!」2009年08月16日 19時22分14秒

WIENER SÄNGERKNABEN

WIENER SÄNGERKNABEN I AM FROM AUSTRIA(KOCH 06025 1706568)
P+C 2006

 このCDカバー写真、このCDタイトル・・・期待するな、って言う方が酷でしょ?

 これは、思いっきり期待して、Choir友達経由で手にしていたCDです。

 信じられないかもしれませんが、私はまだWSKファンの末席には、いるつもりです。

 でもね、音源だけ聴かされて、これがあの「天使の歌声 ウィーン少年合唱団」なのだと、90年代以前のファンの何パーセントが聞き分けるでしょう?

 CDタイトルに、わざわざ I AM FROM AUSTRIAと記載しなければならないほどに、この合唱団は無国籍になったということでしょうか?

 癖のないUSAのBCっぽいけれど、この傾向なら、往年のTHE ALL-AMERICAN BOYS CHORUSのCDのほうがずっと洗練されていたと思います。

 下手ではないと言いたいけれど、昔の音が耳に残っている身には、ソロも溶けた砂糖みたいにべたつき気味。

 気品は一切残されていません。

 ファルセット系の合唱で高音部をまかなっているので、艶も輝きもなし。

 2006年はウィーン少年合唱団にとって、どんな年だったのか? 

 ウィーン少年合唱団の制服、制帽、そして胸の紋章に見合う演奏を期待するきょうこの頃です。無国籍Choirに紋章は似合いません。

モーツァルト・セレブレーション ウィーン少年合唱団 ~ 映像に収録されているのが2006年のWSKソリストくんof the year ?2009年08月22日 21時43分49秒

モーツァルト・セレブレーション ウィーン少年合唱団

モーツァルト・セレブレーション ウィーン少年合唱団 (EUROARTS ORF KIBM 1046)
2006年1月27日、ウィーン、シュテファン大聖堂におけるライヴ収録

 このDVDを聴く気になったのは、グロスマン&モラルトがきっかけでモーツァルトが好きになったとの宇野功芳氏の「お言葉」に触れたことによる。

 実際に聴いていて、なんだかモーツァルトっていいなあ、と思った。このDVDには、日本語訳があることも良いし、シュテファンドームというロケーションも見た目の雰囲気抜群!拍手も音も良し。オーケストラも。指揮者も好き。(←雰囲気ですけれど)

 重要な?モーツァルトの生誕250年祝賀演奏会にWSKが抜擢されたことについても、ファンとしては花丸。 

 ・・・だけど、世情に疎いわたくしめ、女声も男声もソリストさんたちのお名前を知らなかった、んですよね。

 この演奏会の、採録技術は良いとは言えないと思います。もしかしたら私んちのTVが悪いのかもしれませんが。

 2曲目、クレドのところで、聴こえてきたWSKその他の合唱・・・音が濁っていて汚かった。
 ま、私の耳が悪いんでしょう。
 音が塊でしかとらえられていない。私には汚い音で聴こえてしまったんですけれど、このドームが合唱に向かないのか、採録が下手なのか。(と繰り返す)聴いた方の感想を伺いたいですね。

 それにしても、どうして大人って、力を入れないと声を出せないのでしょう。音を出しにくい楽器で演奏しているかのようで聞き苦しいのは私だけ? もちろん、技術的には、大人の演奏家だから出来る、というものもあったでしょうが。気持ちよく「音」を楽しみにくいような・・・。これも、気のせいです、たぶん。私自身がストレスなくストレートに伸びる高音が好きなだけ、ですから。

 合唱が主体となる4曲目。好きです。が、高音が伸びないですね。男声部も併せて、気のせいか、粗野な印象を受けました。気品高い、っていうレベルではないです。モーツァルトはこれで良いのかな? でも、独特の歌いまわしと独特なソプラノのWSKではありませんでした。

 女声のプロを連れてきている以上「ラウダーテ・ドミヌム」を女声に譲ったのも仕方ないことなんでしょうね。

 そして、このよーな賑々しい祝典でソロするというのは、ウィーン少年合唱団でも、エース級団員くんを投入、と考えても良いですよね?

 《戴冠式ミサ》でソロしたソプラノくんとアルトくんが、この時点でのWSKのエース・ソリストなんでしょうか。
 彼らの楽器、思ったほどきれいには鳴っていないような・・・ソプラノ君は部分的にきれいな音は出ていますが。
 pやppが聴こえないのは、採録に原因あり、ですか? 
 それとソプラノくんのブレスする場所は正しいですか? 

 ちょっと聴いていて気になったもので。アルトくんの印象は・・・薄いです、正直。

 (やはり、ここでも、合唱の音に汚く聴こえるところがあります。WSKだけではなくてコールス・ヴィエネンシスにもです。ここまでくると、うちのTVか、採録技術か、私の耳に問題があるのだと思います)

 結構楽しんでいるのに、どうしても先に不満が出てくるわたくしめの良くない性質。勢いだけで「雑」な合唱だと感じたのは気のせいだと思います。この映像を繰り返して楽しんだのですから。

 実際に行かなくても映像で楽しめる。ありがたい世の中、になりました。ということで、とりあえず、買っておく。
 そして気が向いたら見る。の、1枚です。