SING FOR EVER ・・・ 私の中の永遠の1枚 ~ ST.PHILIPS CHOIR2011年09月24日 19時39分18秒

SING FOR EVER (BBC CD 692)

 このCDをくれ!~と叫び続けて二十数年・・・いらっしゃるもの、なんですね~下さる方が・・・。おそらく同時代のコンサートに通われたと思しき方と、この8月にインターネットで出会い、私にとって特別に思い出のある超貴重なお宝CDを、いともあっさりと、いただいてしまったのでした・・・。未だに信じられん、この奇跡。
 一足先に、レコードは確保していたのですが、CDが届いて、デッキにかけ、音が聞こえた瞬間に「コレだ!」と感激したのでした。
 もちろん、レコードの音は大切です。
 でも、私が昔、来る日も来る日も、聴き続けたカセットの音は、CHOIR友だちが送ってくれたCDからのコピーでしたので、音そのものの雰囲気までもが全く同じで(当然です!)、やっと再び巡り合ったという充実感&幸福感で満たされてしまったのでした。幸せすぎる~。
 このCDのときのCHOIRの演奏は、今ほどに洗練されきった風ではなくて、ソリストくんも伴奏も、ちょっとオシャレでやさしくて、素朴で疲れない感じ・・・で大好きなのでした。
どの曲もCDの曲構成もソリストくんも、私にとってはベストです。届いたこのCDを聴いてからというもの、気を緩めると仕事中でも、頭の中でSAN DAMIANOが鳴り響いてて、ぼーっ・・・。
 FOR THE BEAUTY OF THE EARTH は、軽やかなフルートが聴こえだしただけで泣けてくるような・・・。私にとってこのCDをイメージする曲なので。
 このCD,忘れた頃に、時々男声が聴こえてくるのもアクセントとして、バランス的に良い感じです。だからBGMや環境音楽ではなくて、CHOIRの演奏になっているのです。あくまでも。
 「彼方の光」のホーンキャッスルくんは、忘れることのできない特別なソリストくん&曲ではありますが、このST.PHILIPS CHOIR は、私にとって、リベラ以上に意味のある大切で特別な存在でもあるのです。

Angel Voices {new day } ~ リベラ以前の St. Philip's Boys' Choirにあこがれ続けた頃2010年06月20日 22時51分42秒


Angel Voice new day (P)1990

音楽に直接関係ないことを語らせてください。
私がリベラ以前のSt. Philip's Boys' Choirに出会ったのはもう相当に昔です。
CHOIR友だちが送ってくれたカセットにSingForEverがあって、私はそれをかなりかなりかなり気に入って聴きました。録音が1988年で、当時既に時間が経っていて、そのCDは月に1度くらいの頻度で発注してもついに手に入らず、送ってくれた当時のCHOIR友だちに譲れメールをして嫌がられていたと思います。
ところがSt. Philip's Boys' Choirに、CD以前の履歴があることを知ったのは2006年。別のCHOIR友だちが同じくSing For Ever のLPを持っていたのでした。
もちろん、翼がカバーのAngel Voice 3部作(?)CDは入手したので、音源には満足すべきでしたが、私は欲が深くて・・・どうしてもレコードで聴いてみたくて・・・。
それで最近出会ったのが、このレコードです。もちろん、CDは傷なんかありませんから音がきれいですが、レコードで聴く音は、微妙な声の線の太さの優しさが耳に心地良く、傷はあっても、私がレコードにこだわる理由がここにあります。
この盤は、gareth lowmanくんが中心ソリスト。大好きなbright eyesを歌ってくれています。しあわせ~。じゃあ、もう十分かというと、私にとっての原点はSingForEverなのです。CDとレコードは常にWANTED状態です。For the Beauty of the Earthをレコードで聴いてみたい。
そして映画マンマ・ミーアの始まりの曲、I Have a Dream を初めて聴いたのもSingForEverのコピーカセットでした。

未だに執着し続けているSt. Philip's Boys' Choir時代の録音物ですが、なかなか手に入りません。

リベラ・ワールドの新作2010年05月04日 10時34分39秒



リベラ|ピース(TOCP-70834)

 なんつ~か、生後1~2ヶ月の仔猫ちゃん的にあどけない団員くんたちをカバーにしたのはマル。こういう写真、敵を作らないんですよね、たぶん。で、始まってしまえばリベラ・ワールド。「アヴェ・ヴィルゴ」みたいな曲をこんなふうに歌ってくれるところって、そうはないし。タイトルのpeaceは世の平和と同時に聴いている私の「心の平和」だな。「誠実」もすごく良い。リベラだからこその演奏。永遠のソリストのマイケル・ホーンキャッスルくんみたいなスターはいませんが(なんつったって、ボーナス・トラックの「彼方の光」は今回もマイケルくん、だものね)、演奏も一定の水準は保ち、普通の合唱団以上にプロの仕事をしていると思う。
 今回のCD、いつもよりは、声が自然にとらえられているような気がする。
ただし、詩の心が入っている「歌」ではなくて、声を楽器として音で演奏している感じだ。だから楽器のように心地良いのだけれど、伝わり方は歌心とは違うような気がした。
いきなりだけれど、リベラのスタッフで、ボーイズ・エア・クワイアの演奏を聴いてみたかったなあ。リベラは企画&スタッフの勝利的な要素の強いグループだと今回もまた再確認させられる。だけど、そろそろ、リベラ的ではないリベラを聴いてみたいような気がする。

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なんということもなく、ご無沙汰しておりました。ぐーたらサラリーマンも仕事をしていましたので・・・というよりも、何を聴いたら良いのかわからなくて。
おすすめはありませんか?
来日したリベラも来日中のWSKも縁が無く・・・GWは引きこもり。あ、家族の手前、往復270km運転して昼ごはんを食べに行ったんですけれどね・・・。老体には辛い。

何を聴いたら良いのかわからないけれど、WSKコンサートのTV放送ないかなあ?

ボーイ・ソプラノ Steven Garaghty (Libera) ~ 大島ミチル氏の旋律に相応しいボーイ・ソロ2008年12月28日 19時33分33秒

Steven Garaghty (Libera)

ICO(イコ)~霧の中の旋律~(SME visual works Inc./SVWC7117)

こちらもゲーム音楽のサントラ盤。むろん、CHOIR友だち経由入手。

これを聴いて、実は作曲者の大島ミチル氏に興味あり、です。

氏が、映画「百合の伝説 シモンとヴァリエ」でのサウンドトラックのように、ミサ通常文を使って作曲したら、どんな美しい旋律が出来るのでしょう?

さて、Steven Garaghtyくんの歌う4分27秒。
買う価値はありますね。

どんな場面で流れるのかはゲームをしていないので分かりませんが、物語性に溢れた曲だと思います。
リベラで聴くとき、多くは、処理された音が多いような気がしますが、ここでは割合、ストレートな彼の声が聴こえてきます。

ゲームの映像はとてもきれいらしいので、出来たら、大きな画面で映像を見ながら聴いてみたい声でもあります。

リベラ libera ~ 聴き手の心にさざ波のように波紋を描く、たとえようもなく 静かで やさしく繊細なコーラス2008年11月08日 14時49分34秒

リベラ libera

ルミノーサ~聖なる光 リベラ libera luminosa (WPCS-11100) (P)&(C) 2001

 (2002年の初め頃に、聴いた折の感想です。) 

 初めて彼らの歌声に出会ったのは、10年とは言わないがかなり前。 St Philips Boys Choir のエコーで包まれた優しい歌声の虜になって来る日も来る日も毎日のように聞き続けていた。

 かなり気に入ってしまって、コピーしてくれた知人に、断られても断られてもCDを譲って欲しいと手紙を出し続けたことを思い出す。もちろん、CD番号を聞いて注文を出したが入荷せず。こちらも3ヶ月に1度くらいの割合で繰り返し注文し続けた。
 大袈裟に言うと、St Philips Boys Choir の、Sing Forever と New Dayの2枚のCDを手に入れることが当時の(カバー収集と化している今も)悲願だった。そして全集盤Angel VOICESを手に入れた今でも私の彼らの歌声に対する思いの原点はそこ、特にSing Forever のCDにある。

 luminosaを聴いて思うのは、ここはソロが魅力のCHOIRだが、さざ波のように波紋を描くたとえようもなく静かでやさしく繊細なコーラスに何処かなつかしさで心がかき乱されるような気がするということ。
 CD作成の発想はboys air choirにも共通するものを感じるが、完成度は比較できないほどこちらが高い(ように思う)。それは演奏する子どもたちの違いというよりも、制作に携わっている人間の違いだろうと感じた。

 お気に入りはアヴェ・マリア。
 曲も良いし、しなやかでつややかな少年の声の魅力を存分に魅せた1曲だから。この曲だけなら100回リピートしても私は集中して聞き続けることが出来る。

 ・・・が、その他CDを順番に聴いていくに従って、飽きてしまって最初の1回は最後まで聴き遂げることが出来なかった。

 ヒーリング効果をねらったと思われる加工して平均化し起伏を極端に押さえた音楽の作りが生クリーム過多のお菓子みたいで、最初の一口は美味しかったが次第に口に入らなくなる感じ、になってしまったのだ。

 この合唱団を映像で見せて貰ったことがある。確かに聖歌隊なのだが、いわゆる普通の聖歌隊とは違っている。聖歌隊のジャニーズ・ジュニアと言うべきか? 聖衣を着て祭壇に向かって歩きながら歌う。聖堂内で歌う。しかし、カメラのアングルが自在でアイドルを撮影して居るかのよう。ソリストたちの顔のアップの多さ。クリケットする。散歩する。ゲームする。等々・・・。音楽をどけても少女ファンは付くと思われた。同時に、この番組を見て、メンバーに入りたい子ども、入れたい親が出てくる、とも感じた。

 普通の発想で歌っていたら、今ほどには注目されなかっただろう。企画の勝利、である。もちろん、それだけではなくて、企画を実現させた「声」あってのことなのだが。

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 2002年頃、な~んて書いていましたが、St Philips Boys Choir から libera に変わっても、新譜が出れば一応買うし、心の中には、マイケル・ホーンキャッスルくんの「彼方の光」が聴こえていたりするし、私って普通のリベラファンなのかも。なのかなあ。たぶん。

ボーイ・ソプラノ 癒しと救いの温もり ~ マイケル・ホーンキャッスル リベラ2008年02月11日 18時40分41秒

リベラ「彼方の光」 (PCD-3192)

 NHK土曜ドラマ「氷壁」の主題歌で話題になったんですか? 私はドラマを見なかったのですが、CDだけは手に入れて聴きました。地元紙のCD紹介欄で見つけた友だちがボーイ・ソプラノらしいと教えてくれまして。

 最初に聴いたときの印象では、バックコーラスが無機質的で、ソロは闇の中に差してくる薄い一筋の冷たい人工的な光に感じたのですが。

 しばらくして、19年間ともに暮らした最愛のお猫が、二十歳の誕生日を前に、天寿を全うしたときに、葬送曲として何故か聴きたくなって、聴いたのですが・・・  曲の印象がガラリと変わりまして、ものすごく温かいものをホーンキャッスルくんのソロや、そしてコーラスからも感じました。  最期の最後まで見事に生ききったお猫が行く天国への道が示され、蜘蛛の糸ではありませんが、遙か彼方の世界から、残された飼い主への癒しと救いの手が降りてくる気がしました。  というわけで、この曲は、私にとっては特別な曲の中の1曲です。そしてソリストを替えて再録音もされましたが、私にとって、マイケル君がこの曲のベスト・ソリストです。

 これは、癒しであり、救いであり、私の汚れた気持ちをお洗濯してくれる曲なんです。