ボーイソプラノ Richard Bonsall sings ~ ニュージーランドの実力派ソリスト ― 2010年02月04日 19時38分59秒

Richard Bonsall sings (EMI GESM 6142)

割合LPも多くあり、CDでも復刻されているので、ファンからすると、聴く機会には恵まれているソリストくんです。
石原裕次郎氏の如く、立ち姿がカッコいいですね。
これは45回転のEPですが、ポルスキーのLPを聴いた後で、33回転のまま、かけてしまって、つい最後までカストラートのような歌声を聴いてしまいましたが・・・回転数を落としても、破綻が全くなかったです。
この少年、スゴイと思いました。
実際、上手いというか、実力派です。
青竹系のビブラートの揺れの無い少年系ではありませんが、ビブラートにすらテクニックを感じさせてくれます。
昔っぽい歌い方に、情感を漂わせ、かつ、少年声らしい折り目正しさや凛々しさも・・・良いなあ。
自在な声をだけではなくて、この少年がコントロールするのは彼自身の歌に込める情感、というタダモノではない何かを秘めたソリストくんだと感じました。
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