少年合唱:テルツ少年合唱団~12年目のCDとワッペンとお菓子と来日コンサート2013年05月26日 19時46分36秒


 CHOIR友だちから、テルツ少年合唱団のサイトに来日コンサートの予定が掲載されている。来日コンサートがあるかも、とお知らせが入りました。東京と横浜、そして鹿児島(指宿)のロケーションがとってもとってもステキです。可能な方は是非に鹿児島のコンサートへ!(相変わらず私は行けませんが)
 そして上記写真のCDは1996年のライヴ録音らしいですが、その存在を知って以来聴いてみたかったのですが、このたび、12年を経てテルツのサイトからCHOIR友だち経由で入手することが出来ました。もともとがCHOIRグッズ好きなので、エンブレム(残念ですが紙製ワッペン)も購入してもらい、開いたら、合唱団名入りのお菓子のおまけ付き!(グミでした)
 CDに収録された演奏内容については、sounds’Libraryの方に、Wingさんの素晴らしい原稿を掲載しておりますので、どうぞサイトの方でご確認くださいませ。
 この震災以後、この状況下で、風評被害にもめげず、来日コンサートを開いてくださるテルツ少年合唱団の心意気に、Hetsujiは心から感謝しています。もしもチャンスがあるようでしたら、(チャンスをつくり)テルツ少年合唱団の演奏会にお出かけくださいませ。

バイエルンの天使2013年02月09日 12時59分15秒

たらさわ先生作「バイエルンの天使」からの問題です。
出題はペーパームーン・コミックスに依っています。

1)バイエルンの天使①P65
 シュテファンがソロした曲名と作曲者は誰でしょう?

2)バイエルンの天使①P80
 デンクマルの丘へ行く途中に子どもたちが歌っている曲の名前をドイツ語でどうぞ。ご存知でしたら、その曲が収録されているCD名も。

3)バイエルンの天使①P91
 シュテファンがソロした曲名と作曲者は誰でしょう?

4)バイエルンの天使①P97
 合唱団設立7か月後、初めてラジオから合唱団が演奏した曲が流れ反響を呼びました。「いかにもさわやかで、いかにも少年たちの心意気が伝わる」歌が。さて、このとき、流れた曲は何だと思いますか? 2~3曲お答えください。その曲が収録されているレコード、もしくはCDもお知らせください。

5)バイエルンの天使①P101
 ドイツ・レコード賞、ACCディスク大賞を受賞した作品は何でしょう?

6)バイエルンの天使①P131
 ハンスがおじさんに引き取られてアルプスの山の中で暮らしていたときに聴いた、村の聖歌隊の子どもたちが歌っていた曲名と作曲者は?

7)バイエルンの天使①P148
 生死をさまよっていたリザヴェータのためにハンスが歌った曲名と作曲者は?

8)バイエルンの天使での”華”ジクゥート、ディー、トムが実際にソロしているレコードやCDのタイトルと番号は?

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 今、私の中では、テルツ少年合唱団がブームです。
といっても、聴くほうではなくて、集める方。

 テルツの紹介文を読みながら、心に響いた録音を収集しているのですが、最近、もしかしたら、面白そうな録音が手に入るかもしれないので、一人で盛り上がっているところ、なんです。
 私という人間は、どちらかというと、コレクション収集派。です。もしも、コンサート付きの旅行と1枚のターゲットのレコードを天秤にかけたら迷わずレコードを選択する派。

 もちろん、実際に”本物”を聴くのが一番だと思うので、もしも、時間設定のできる”どこでもドア”(1982年のキングスカレッジ、とか1962年のモンセラートとか、79年のパリ木とか)があるなら、出かけたいかなあ、とか思かもしれないんですが。・・・やはり、自分ではいかないで、お土産ちょうだい派、かもしれません。

 上の問題はお遊びですが、良かったら、挑戦してみてください。

 そうですね。締め切りは1年くらい先で、ステキなお答えをくださった方には、私が複数所有しているレコードかCDから、何かおすそ分けいたします。


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 先週、先々週あたり、狂ったように手当たり次第に、通販したCDが昨日から届き始めました。・・・が、覚えのないものもあったりして。そして一番期待しているCDが届かない、いつものパターン。

 きょうは、朝から、ぼ~っと、クロイツの録画を聴いています。
実際にコンサートに行かない(行けない)分、TV放映は嬉しいです。
スピーカー付きの100インチのTVが欲しいなあ。

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紫苑さま、コメントをどうもありがとうございます。
パリ木のどんなところがお好きですか?

圧倒的な表現力のボーイ・アルトを堪能するヨハネ~テルツ少年合唱団2011年08月16日 10時55分07秒

テルツのヨハネ
BACH: JOHANENNES-PASSION (Deutsche Grammophon 00440 073 4291) rec. 26-30 June 1985, Dom, Graz / dir. Nikolaus Harnoncourt

Helmut Wittek (sopran) - Arie: Ich folge dir glechfalls / Zerfliesse, mein Herze
Christian Immler (alt) - Arie: Von den Stricken meiner Sunden
Panito Iconomou (alt) - Arie: Es ist vollbracht!
Kurt Equiluz (tenor/Evangelist)
Robert Holl (bass/Jesus)
Thomas Moser (tenor)
Anton Scharinger (bass)

 最初こそ、楽器うるさい、合唱、元気良すぎ、なんて感じましたが、あっという間に引き込まれていくヨハネです。
 アルトの二人はもう、持っている声そのものを超えて表現力もすごすぎる迫力いっぱい。さすがテルツでソリストしているだけのことがある。ただ声が出ているんじゃなくて、なんつ~か、詞の意味(私には翻訳ですケド)が、伝わってくるような表現なんです。
 大人のプロ歌手と対等に遜色なくあるいはそれ以上でオペラの舞台に立つ、って経験が生きているんだろうな、と思いました。
 あくまでもすばらしいアルトのアリアであって、子どもではないです、この二人。
 イムラーくん1曲、パニートくん1曲、ヴィテックくん2曲しか、少年声のソロはありませんが、アルトのアリア2曲を聴くだけでも(映像で歌っている彼らの態度を見るだけでも)このDVDの価値はあります。たとえば、圧倒的な声量で、長音を響かせるモルト・アダージョから緊迫するアップテンポのヴィヴァーチェへの転換、そしてアダージョへと・・・見事に歌い上げていくパニート君は目立って圧巻でした。

 曲全体を楽しむも良し、ボーイ・アルトを楽しむも良し、のDVDだと思います。

Der Tölzer Knabenchor テルツ少年合唱団「J.S.バッハ:マタイ受難曲」 ~ 女声が登場しないマタイ2009年02月01日 18時33分00秒

テルツ少年合唱団

J.S.バッハ:マタイ受難曲[新バッハ全集版]グスタフ・レオンハルト指揮テルツ少年合唱団 ラ・プティット・バンド(BVCD-3001~03) 1989年録音。

マタイ受難曲BWV.244(福音史家マタイによるわれらの主イエス・キリストの受難)

B-S
CHRISTIAN FLEIGNER(86,90,93年来日)、
Maximilian Kiener(86年来日)

テルツは私のイメージでは、人間くさい人肌声の合唱団。
でも、今回、マタイを聴きなおしてみて、「ちと、違うかも」などと感じてしまったのでした。

・・・汚れた人間界に存在させられる人間の汚れた感じやその悲しみは、女声の方がピッタリくるのですな・・・。

この曲、前提として、詩の意味的にはレチタティーヴォはともかくとして、アリアは女声の方が似合っているかも・・・。

マタイの場合、つい条件反射のごとく、前奏の第1フレーズが聞こえる瞬間から、感動する準備に入ってしまうのですが、
女声の後から、涼やかなB-Sが出てきて欲しい、と ちょっと思ったりして。

同じ高音域を出すのだから、B-Sでも女声でも音に違いは無いようなものだろうと思うところもあったのですが、

私は、B-Sと女声の決定的な違いは、非常に感覚的な発想ですが、出す音の温度差だと思っております。

B-Sは冷、女声は温(又は暖、又は熱)。
色で言えば、ブルーVSオレンジ又はレッド。
(耳を通して流れてくるもののどちらを、より心地よく、魂が感じるかの問題で少年合唱に傾いております。~もちろん、ブルーの女声もオレンジのB-Sもありますが~)

で、このブルーVSオレンジ又はレッドなんですが。

マタイには、両方、必要なんじゃないか、と思ったわけです。

Der Tölzer Knabenchor テルツ少年合唱団「アポロとヒュアキントゥス」 ~ 90年来日組によって演じられたプログラム2009年01月31日 19時51分52秒

APOLLO & HYACINTHUS

APOLLO & HYACINTHUS (PAVANE ADW 7236/37)
2枚組 1990年録音 / 指揮:Gerhard Schmidt-Gaden

アポロとヒュアキントスは、1983年の映像がレーザーディスクで残っています。

このCDはそれから7年後で、ソリストたちが代替わりしています。

オペラを純粋に音だけで表現するには技術が必要だから、自信がなければ作れなかったCDではあります。

ただし、私のように外国語を理解できない者には、映像に日本語訳が付いたLDの方が向きますね。

フリークナー君は実力がありますが、メリアを演じるには声が少年過ぎると思うのは私だけでしょうか?

(その点、LDのアラン君のメリアは、声も姿も立ち振る舞いもなかなか優美でした。フリークナー君が優美さに欠けるという意味ではないのですが。役柄的にはゼピュロスの方が合うと思って)

ソリストくん達全員が、90年に来日しているので、なんとなく親近感を持ってしまうCDです。

Der Tölzer Knabenchor 「STARLIGHT SERENADE 」 テルツ少年合唱団 ~ 男の子たちの合唱の潔さ。愛らしいカバー写真からは想像できない超絶表現力盤2009年01月30日 20時26分31秒

テルツ少年合唱団

STARLIGHT SERENADE - Der Tolzer Knabenchor singt die schonsten Melodien der Welt (ACANTA/Bellaphon CC 23.050)
(P)1977 / director:Gerhard Schmidt-Gaden

モーツァルト・ハイドン・ベートーベンの曲が、ア・ア・ア・ア・とかダバダバダ・・・という声で表現されています。全曲、言葉なし!

「言葉」が無いので、少年たちの「声」そのものが、楽器になっています。

・・・これが、すごいのだな・・・。

トルコ行進曲をかなりのスピードで、ソロしている少年、管楽器でもなく弦楽器でもなく、でもまろやかに歌っています。
よく使うセリフですが、「超絶技巧」。

楽器共演ではあるものの、ハミングだけで歌うという、この盤の発想。テルツならでは、です。
当然、完璧な声と技術があってこそ、のこと。

シュミットガーデン先生の遊び心と、とてつもない自信が聞こえてくるようです。

そして感じるのは、合唱団の若々しさ。しなやかさ。勢い。
こういう演奏はなかなか聴くことができません。

Der Tölzer Knabenchor テルツ少年合唱団 ~郷愁をかきたてられる切ない歌声2009年01月29日 20時07分25秒

テルツ少年合唱団

DER TOELZER KNABENCHOR・
DIE GROSSEN ERFOLGE (259 617)
1989年録音。

少年の心意気溢れる歌声と、テルツの表現力+ユーモアが溢れる1枚。

それにしても、伴奏のアコーディオン(手回しオルガン?)の音色、この盤のテルツの合唱の音質には、とてもとても胸を締め付けられるほどの郷愁を感じる。

・・・この声には覚えがある。

昭和40年代の日本の少年?合唱団も大人びていて、こういう音色だった。
いつの間にか、子ども子どもした声に変わってしまったが。

ただの子どもの声と、少年の声には、深い隔たりがあるように思う。

私にとってはテルツ=民謡で、民族衣装のテルツとして大好きな1枚である。

この盤は、当時のCHOIR友人から薦められた。
CHOIR友人が、この盤のカバー写真の団員くんの一人と仲良くしていた所以だが、カバーの団員くんのほとんどが1990年に来日して素晴らしい演奏をしている。

私にとってもやっとの初生テルツで、今となっては伝説の?ソリスト君たちの生ソロを楽しめた、とても良い思い出に繋がる盤でもある。