Martin Enger Holm ~ おだやかでやさしげなボーイ・ソプラノ2014年10月13日 06時56分31秒


Martin Enger Holm1

Martin Enger Holm2
 オスロ出身の少年のようです。北欧のしかもB-SのCDの入手は私には難しく、また某氏のお世話になってしまいました。いつもどうもありがとうございます。
 自分では少年合唱やBSの録音はカバー写真で買っちゃダメとか言っておきながら、つい、このようにストーリーのありそうなカバーには惹かれてしまいます。
 さてこのMartin Enger Holm くんですが、聴き始めは声がイガっているかな?と誤解したのですが、次第に気持ちがおだやかになってくるのを感じました。最初のヘンデルは上品です。又、初めて聴いた作品もありましたが、北欧的な哀愁を感じました。シューベルトも力が入っているように思いました。もう一人、違う声が入っていたのですが、私の耳には全くの女声にしか聴こえませんでしたが、この方、もしかして兄弟くんかもしれません。選曲に因るのかもしれませんが、ピアノも弦楽器もみんな静かに凪いでいて、Martin Enger Holm くんのこのCDは夜に聴くのに相応しいです。たった10曲なのであっという間に終わってしまいます。できたら、最初の録音を聴いてみたいものです。自力では入手不可能なので、だれかプレゼントしてくれないかなあ。

オペラをつくろう「ちいさな煙突掃除」~the little sweep2014年10月18日 11時32分36秒

(EMI Records Ltd. ASD 3608 P.1978)
 少年合唱とボーイ・ソプラノは、カバー写真で買っちゃダメ!と言いつつも、禁を解いて、またもやコレクション入りさせてしまったレコード盤です。
 なんて心惹かれるイラストなのでしょう。悲惨な状況にあるはずの the little sweep が、へへんどんなもんだい、しぶとく、負けないぞって感じで描かれています。もう一つの魅力ポイントが指揮者のPHILIP LEDGER 氏。キングスカレッジで金字塔の演奏を残しました。既にこの世にはないことが信じられません。
 さて、この盤では大人には大人のキャストを割り当てているので、導入部では若干、女声が目立ちますが、子どもたちの場面になると、切れの良い涼やかな声が聞こえてきます。それほど長いアリアがあるわけでもないので、聴きどころはわかりませんが、小さな煙突掃除人を子どもたちが協力して無事に助け出すことができた、というラストかもしれません。BRITTENは苦手ですが、味のあるイラストと指揮者名をムフフと眺めているうちに、レコードも聴き終えてしまったのでした。

Zürcher Sängerknaben ~チューリヒ少年合唱団 少年の声の魅力2014年10月22日 19時41分33秒


(TUDOR 7166)
 大人びた声質が近頃気になり、私も要チェックの Zürcher SängerknabenのStabat Mater なので聴いてみました。
 ボーイソプラノさんの声も伸びているし上手だし良いのですが、気になるのは声(喉)の振動のさせ方。こういう歌い方をどう表現するのか知りませんが、楽器だったら「トリル」みたいな手法で歌う箇所が数か所あり、目立っていて、私は気になります。
 その点を除けば、きれいな声だし、合唱を受け持つ少年合唱団もボーイソプラノの音が成熟しているし、曲を変えてもっと聴いてみたいと思いました。

ボーイ・シンガー ROBERT PIERRE ~ やさしく繊細で傷つきやすい時代2014年10月29日 17時55分39秒


ROBERT PIERRE <INSIDEOUT> (881534402627)

 こういう曲をどのように分類するのかは知りませんが、クラシックではないです。とりあえず、入手できる変声前の録音は手にする主義なので、聴いてみました。
 イマドキの少年だと思うので、イマドキの歌い方ではあると思いますが、日曜日の聖歌隊や合唱団に所属していたかどうかは不明ですが、声の出し方はきれいで訓練されていたと思います。なので、BGMとして何かしながら、でも違和感なく聴くことができます。真面目に集中して聴いていたら、なんとなく、普通に純で繊細で傷つきやすくて気持ちを伝えきれないやさしい少年時代に居る、1人の少年の想いを感じました。声も歌い方もそんな感じです。
 今月22歳になったようなので、この声は失われてしまったのでしょうが、クリスマス・アルバムを録音しておいてくれたらなあと思いました。これはオリジナル曲だからこそ、シンガーくんには価値あるCDなのでしょうが、リズムよりはメロディ派である私は、欲を言えば、トラディショナルのも欲しかった。
 ですが、この年代だからこその、きれいでやさしげなヴォーカルが、このCDの中で輝いています。

ボーイ・ソプラノ(アルト) Francisco Javier Rodríguez Braojos ~ 聖歌隊の典型的正統派ソリスト2014年10月29日 19時48分20秒



(Dies 2007)
 sounds'LibraryのEmuさんの原稿を読んで聴いてみたいと思っていたCDです。ご覧のとおりクラシック系ではないCDが続いていたので、貴重な入手となりました。
 エル・エスコリアルは、緊張しきって聴くことを強いられない聖歌隊で、そのおおらかさがこのCDの演奏にも現れていて、ゆったりとアルト・ソリストくんの落ち着いた歌声を楽しむことができます。選曲はヴィヴァルディとバッハですが、聴いていてちょっと幸せな気分。ライヴなのか最後には拍手も入ります。なんとはなく親近感のわく歌い方ですが、60分超を歌い切り、そういえば、と、実力もさりげなく感じさせてくれます。
 しかも、このCDを初めて聴いた日が、ソリストくん21歳のお誕生日という偶然でした。(思わず、幸せな日であることを祈りました。)山あり谷ありの選曲ではないのですが、それだけに安心して繰り返しては聴いてしまいます。ボーイ・ソプラノは大好きですが、こちらのソリストくんのようなアルトも味わい深くて良いなあと思います。