ボーイ・ソプラノ DMITRIJ BOJTSCHENKO ~ 想像を絶する可愛らしい声2016年08月12日 08時28分45秒


DMITRIJ BOJTSCHENKO <<O SOLE MIO>>

1.Ave Maria(shubert)
2."Benediktus" aus Messe B-dur (Haydn)
3.Aria No,2, aus der Kantate "Stabat mater" (Pergolesi)
4.Wiebenlied (Reger)
5.Stille Nacht, heilige Nacht(Gruber)
6.O sole mio(Italian fork song)
7.Vokalis opus 39 No.4(Rachmaninow)
8.Lerche(Glinka)
9.Wiegenlied fur Swetlana (Chrennikow)
10.ich Gehe alleine auf dem weg(Schaschina)
11.Petrograder Spatzen(Kneifel)
12.Weihnachtslied(Pantschenko)
13.Ach, Du riesige Steppe(Russisches Volkslied)
14.Einsam klingt ein Glocklein(Russisches Volkslied)
15.Ein kleiner Weg(Russisches Volkslied)

 DMITRIJくんのカバー写真を見た後で聴くと、想像を絶する可愛らしい声に絶句しそうです。予測して待った声とこれだけイメージの違う声に出会うのも滅多にないことです。声量もバッチリのキラキラした声と、見事な巻舌です。13歳くらいのときの、絶頂期の録音でしょうか。声に良い湿度があって、音の表面をカリッとコーティングしているような、素晴らしい音です。
 歌い方によって、宗教曲に聴こえる曲も、彼にかかると民族的です。お国柄でしょうか。声は何処までも出るみたいなので何でも歌うことは可能ですが、個性には向き不向きがあると思います。形式を大切にする昔の宗教系よりも、もっと新しい時代のハートを吐露するような歌い方が似合うと思うので、 7.Vokalis opus 39 No.4(Rachmaninow)や情緒的なお国の?作品の方が、彼の演奏の良さや、彼の声の凄さ=超超ソプラノを堪能できると思います。

ボーイ・ソプラノ DENNIS CHMELENSKY ~ 売れ筋基準を満たしたプロ仕様CD2016年08月12日 11時47分56秒




 少年声ですが、艶のある女声っぽい響きも自然に出すことが出来る彼ならではの個性の特長を考慮した選曲になっていると思います。あくまでも女声っぽい響きも出せる、であって、決してカストラート的ではないので、フンパーディングも生き生きと表現されていました。
 BSファンのみならず、一般のファンにも受け入れられる声と表現を活かし、伝統曲を押さえた上で更に感覚的にも新しい部類に入るボーイ・ソプラノの名曲を、十二分に演奏させているあたり、制作サイドのプロっぽさを感じました。本当に声がキレイなんですよね~。基本的な指導をある程度の期間受けた結果の声ですよね。
 レーベルがSONY。ボーイ・ソプラノCDは、プライベートやBSを専門に扱っているようなレーベルから出ている録音が多いですが、DENNISのは、世間的な売れ筋基準を満たしているからこその、レーベル・リリースだと思われます。世間的な動向からの選曲、曲に見合う声、レーベルに見合う歌の実力、等々、普遍的に売ることを踏まえた録音でしょう。当然、伴奏にも普通にお金を掛けています。
 な~んてゴチャゴチャ言っていないで、曲の世界に浸りましょう。期待していた個人的に好きな曲はニャゴニャゴ英語が原因でイマイチでしたが、映画コーラスからの曲は彼の声に似あっていて映画コーラスのモニエくんに迫る勢いでした。

ボーイ・ソプラノ David Meredith ~ 端正で気品にあふれたトレブル2016年08月12日 11時57分54秒



 リアルタイムに近い状態で必死の思いで入手したCDです。
どこで買えるかは見当がついていたのですが、なかなかに当時の私には購入手段のハードルが高すぎて。ですから、このCDが届いたときにはものすごく嬉しかったことを覚えています。そのときの第一印象は、どの曲も短かくて少々物足りなかったのですが、今、聴きなおしてみると全然! これぞバリバリの伝統的聖歌隊員の歌唱! あ~、落ち着く~。艶やかなソプラノでありながら、キンラキンラしないのですよ。聖堂で聴きたかったです。
 それに、リアルでは気が付きませんでしたが、とてもとても上手です。癖のないクリアな声がスーッと伸び、しかも丁寧な歌い方からソリスト君の誠実さまで伝わってきます。ボーイソプラノとして新鮮な声でありながら、安定感が半端ないです。時代も良かったのかもしれませんし、レーベルも良いですし、だからこそのソリストに相応しい品のある盤石な曲構成だと言えると思います。模範的なソリストでもあるので、曲を聴きながら、ならWSKのソリスト、ならアレッドというふうに、過去の自分の経験値トレブルデータに脳がリンクして、大切な思い出の音さえ思い出せる贅沢なCDです。