切れ味鋭いカミソリのようなソプラノ ~ SANTA CRUZ DE TENERIFE ― 2008年09月29日 10時48分51秒

"VOCES BLANCAS" de la Caja General de Ahorros de Santa Cruz de Tenerife (S-32.653)
大袈裟に言えば、耳に痛い、切れ味鋭いカミソリのような声の揃ったソプラノの ff にのめり込んでしまいそうなCHOIR。
pp になるとその分、技術的には弱く、幼い声が目立つけれど。どちらにしろ、声は揃っている。
やはり特筆すべきはソプラノくんたちの ff 。ナイフ・キラキラのえぐるようなソプラノが癖になりそうだ。
曲に入るWORDS(セリフ)も雰囲気がある。いかにもスペイン! の、ギター伴奏も決まっているし、とにかく、FFの声そのものが、決まっている。
ソロを起用した曲2曲。
B面は叫ぶソプラノくんをメインに持ってきていてこれはこれで良かったが、私はA面の叫ばないソプラノアルトくんに惹かれた。
上手というのとは違うかもしれないけれど、ヘタでは決してないし、完成直前的に実は完成しているこのCHOIRの世界は実に魅力的。
アルバムカバーの団員たちの後ろの彫刻も惚れ惚れするほどカッコ良い。
画面構成的にもGood!!
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