ボーイ・ソプラノ Jonathan Baker ~ ボーイ・ソプラノの血脈2015年10月17日 23時59分43秒




(CBC014)

 さすがというか、兄弟だけではなく、父、祖父ともにボーイソプラノの3代目らしいです。なので、プライベート盤とは思えないほど、超豪華な演奏で歌っています。父君から愛息への心遣いでしょうか。
 ごらんのとおり、選曲もさすが。聴衆の好みを知り尽くしていて、とっても耳触りが良いのです。選曲のお手本ですよね。
 そしてソリストくんは親御さんの期待に応えた出来、と言えるでしょう。誠実に歌っています。

ボーイ・ソプラノ Dennis Derksen ~ 日常の中で生きることを楽しむ歌声2015年10月25日 13時33分51秒




GOD IS LIEFDE (STH-CD 19364)
 Dennis DerksenのCDをずっと探していたのですが、ソロCDの入手は難しいと思えたので、とりあえず聴いてみたくて購入したCDです。またもや、語学に堪能なChoir友だちさん経由となりました。有難いことです。 
 このときの合唱団がとても良いのです。ものすごーく自由な空気感に包まれていて、私が女声に感じてしまう息苦しさや音の濁りがないのです。音のずっと奥に男声のソロも聴こえるような・・・。それと合唱の音質が若々しいです。
 ピアノもオルガンもフルートやピッコロも同じです。聴いていて解放されます。自然体で音楽を楽しんでいる音が、聴いている私を楽しませリラックスさせてくれます。なんて良い人たちなんだ。なんて、ね。
 Dennisはこの時、アルト。Gerbenという子がソプラノです。
 13番目の曲は、もしかして、エルビス・プレスリーの「愛さずにはいられない」でしょうか? 朗々としたデニスの(たぶん)ボーイ・アルトで歌われています。魅力だなあ。ああ、やはり、ソロCDが欲しかった。
 14番目はソプラノ&アルトのデュエットか。
 私が知っている曲、聴いたことがある曲ばかりが収録されているわけではありませんが、メロディアスな、歌いこみが効く作品が選曲されているようです。
 それにしても、この合唱は写真で見るように本当に女声なのでしょうか。女声に対するイメージが良い意味で覆されました。爽やかです。必ずしも割合的にアルト君の出番が多かったわけではありませんでしたが、1枚のCDとしてバランスよく曲が収録されていると思いました。
 それにしても変声前の男の子の声は本当にピアノの音に合いますね。なんて心優しい声なんでしょう。そして男声も加わるとこれが更に良いのです。
 最後の方にボーイ・ソリストたちのソロが続くので、ファンとしてはとりあえず満足ですが、ソロCDが欲しい・・・。あ、でも合唱も聴くことが良かったし・・・。

少年合唱 NATIONAL BOYS CHOIR ~ 理想的な子ども時代2015年10月25日 15時04分18秒




SING NOEL (SBS 0013)
 馴染み深いクリスマス曲集です。それを無理なく子どもらしく自然体で歌い上げています。クリスマスのお祝いの席が出来上がるのをワクワクしながら静かに待つ間や、家族でのイベントが終わってクリスマスの余韻を楽しみたいときに聴いたら良いかも、と思います。子どもたちの歌がホッと幸せを届けてくれそうです。というか、幸せである今を確認させてくれる、という感じかも、です。
 ソリストくんたちも、合唱と同じく自然体です。それぞれの質の声が合唱群の中での彩になっています。わざわざ名前を確認したいってほどでもありませんが、といいつつ・・・ククク・・・Geoffrey君、カワユイ声ですね。11番のトレブルくんの声もカワユイ。
 O Holy Night のソロは女声でした。次は果敢にトレブルくんに挑戦して欲しいものです。ま、これも声のアクセント? 難しい曲ですものね。
 ですが、フワ~ッとクリスマスの幸せを分けてもらいたいとき、聴いたら良いCDだと思います。幸せ気分、味わうことが出来ますよ。きっと。

少年合唱 a cappella boys choir ~ ドールハウスの世界から聴こえてくる少年たちの歌2015年10月25日 16時09分42秒



O EVERLASTING LIGHT (Hurst Publishers)
 私がこのCDを購入した動機は、ズバリ!CDカバー写真に魅かれた、ことにあります。(キッパリ)
 ドールハウスみたいにきれいな建物の色と芝生の緑にノックアウトされました。加えてシンプルな制服の色彩も似合っていると思います。
 歌っている曲は宗教的ですが、タイトルが同じだったりイメージが似通っていても普段聴いている曲とは旋律が違うようなので、宗派の違いなのでしょうか。
 とすると、宗教系の男子校でしょうか。
 まだ洗練までには至っていないような気もする合唱ですが、素朴さが宗教心をくすぐるかもしれません。

鋼の錬金術師 第1期より БРАТЬЯ(ブラーチャ) ~ ロシアの少年少女合唱団らしいです2015年10月26日 13時01分46秒



TV Animation Fullmetal Alchemist Original Soundtrack 1 (Aniplex SVWC 1034)
 鋼の錬金術師フルメタルアルケミストの方は視聴済みですが、第1期の鋼の錬金術師の録画に失敗してしまい、現在、再度、録画に挑戦中です。
 錬金術、賢者の石、門、ホムンクルスと、不思議な魅力満載な話なのですが、私はアルフォンスくんのキャラクターとその声優さんの声がとっても大好きなのですよね。作品のキーワードに兄の弟に対する思い、弟の兄に対する思いが、自分自身の命以上に重い兄弟たちで、この殺伐とした現代において、そこが又、泣かせどころだと思っております。
 この「БРАТЬЯ(ブラーチャ) 」という曲は、家族に対する思いを表現するシーン等でBGMとして使用されています。少年合唱ファンとしては、この手の作品に弱く、お買い上げとなりました。
 作曲が大島ミチル氏です。この方は、今までにもイギリスの聖歌隊やソリストを起用して作品を発表されており、私の興味の対象でもあります。今回も、哀愁をおびたやさしげで美しい旋律は、素晴らしいと思いました。
 が、ファンなんて、どこに食いつくかわからないのに、演奏者が、ロシアの少年・少女ってなんなのでしょう? ロシアにいくつの都市や町村があって、いくつの少年合唱団、児童合唱団、少年少女合唱団が存在するとお思いですか。来日している団体だって結構ありますし、していなくても実力のあるChoirもあります。
 相棒の時は相棒コーラス隊でしたからね。もしかして寄せ集めの鋼の錬金術師子どもコーラス隊?でしょうか。
 身内内でスペシャルサンクスなんかするより先に、演奏者にもっと敬意を表したブックレットに、これからは、してほしいです。合唱団名、ソリスト名は、きちんと表示してください。お願いします。

少年合唱 CAROLS FROM BRISTOL CATHEDRAL ~ 探し続けた1枚2015年10月31日 14時24分33秒



 (alpha ACA 552) 
 クリスマス時の定番曲たちが嬉しい1枚です。この手の盤ではお約束の、変声前のコリスターさんのソロもしっかり入っています。
 Robert Fowkes と Timothy Angelの DUET のLPはリアルに近い状況で手に入れていたので思い入れもあり、後に更に1年前録音のLPが存在していることを知った瞬間から、このレコードは、収集のターゲットでした。Choir友だちさんのお蔭でこうして聴くことが出来ましたが、実に約30年の年月を要しましたので感激もひとしおです。このようなマイナーな録音が届くなんて、今回も幸運でした。alphaレーベルですからレベルと雰囲気は想像していましたが、そのとおりなのも愛しいです。
 イギリスには世界的に高名な合唱隊がたくさんありそのような芸術の域に達した合唱を聴くのも良いですが、地域地域にある地元&生活と信仰?に根差したChoirもとても良くて、聴いていると心が安らぎます。このBRISTOL CATHEDRAL CHOIRのゆったりとした演奏を聴いていると、私自身の中に、穏やかさ健やかさ、安心感や幸福感が、チャージされていくように感じます。
 日々を普通により良く生きる積み重ねの大切さをも伝えてくれる清らかな精神の合唱でもあります。