ボーイ・ソプラノ Richard Birchall ~ 特異な低音が魅力のファゴット系ソリスト2016年11月03日 11時24分33秒



・・・声の味わいが面白すぎる・・・のです。木管は木管でもクラリネットやオーボエではなくて、ファゴット系ですねぇ。テクニックはキッパリと聖歌隊系ですが、しかも、変声前ではありますが、ちょっとこのテイストは聴いたことが無いってくらいに、少年なのに低音が魅力という特異な声で、癖になりそうです。そして、又、収録曲にも似合っている声なのです。今回、このCDに出会ったことで、クリアで細い高音のみがボーイ・ソプラノの魅力ではないことも知りました。
 正直、収録曲の雰囲気を伝えるという意味では、カバー写真で失敗していると思います。このよーな、写真の少年が出すとイメージするような声ではないので。普通の宗教画の写真で良かったかも、です。
 静かです。音楽を味わっていたら、伴奏も良いのです。なので集中して楽しむことができるのですね。・・・溶けて行きそうな感じ。歌い方が宗教曲なのです。これでまた、安心して音楽に身をゆだねることができます。声のテイストとかテクニックは好き好きだと思いますが、掛け値なしに上手なソリストです。麗しい音楽の世界で、生命の存在の哀愁を感じさせてくれます。

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