ボーイ・ソプラノ 癒しと救いの温もり ~ マイケル・ホーンキャッスル リベラ ― 2008年02月11日 18時40分41秒
リベラ「彼方の光」 (PCD-3192)
NHK土曜ドラマ「氷壁」の主題歌で話題になったんですか? 私はドラマを見なかったのですが、CDだけは手に入れて聴きました。地元紙のCD紹介欄で見つけた友だちがボーイ・ソプラノらしいと教えてくれまして。
最初に聴いたときの印象では、バックコーラスが無機質的で、ソロは闇の中に差してくる薄い一筋の冷たい人工的な光に感じたのですが。
しばらくして、19年間ともに暮らした最愛のお猫が、二十歳の誕生日を前に、天寿を全うしたときに、葬送曲として何故か聴きたくなって、聴いたのですが・・・ 曲の印象がガラリと変わりまして、ものすごく温かいものをホーンキャッスルくんのソロや、そしてコーラスからも感じました。 最期の最後まで見事に生ききったお猫が行く天国への道が示され、蜘蛛の糸ではありませんが、遙か彼方の世界から、残された飼い主への癒しと救いの手が降りてくる気がしました。 というわけで、この曲は、私にとっては特別な曲の中の1曲です。そしてソリストを替えて再録音もされましたが、私にとって、マイケル君がこの曲のベスト・ソリストです。
これは、癒しであり、救いであり、私の汚れた気持ちをお洗濯してくれる曲なんです。
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