sounds'Library サイト再始動の経過について2012年10月23日 04時40分18秒

 サイトの公開に踏み切ることを決心した8月以降、自由になる時間をほぼ費やしてサイトの工事中です。
 良かったことは、CDだけですが、なんとなく(←ここが曲者)個人ごと団体ごとに整理整頓できてきて、あの辺にありそう、というアタリを付けることができるようになったことです。それでもまだ出てこないCDがあるのも不思議ですが、2階の部屋のどこかにはあることでしょう。
 以前のサイトはBlueでした。それがsounds'Libraryにシフトしてから約12年を経過しています。メンバーも入れ替わりました。が、一番変わったのが、私自身かもしれません。コンサートやCD以上にレコード収集に明け暮れた12年でした。
 なので、新着情報には疎いサイトになると思います。

 様々な時代、国の、合唱やソロのレコードを聴いて、今、強く感じていることは、特定の国・個人・団体だけではなくて、この時空の中、ボーイ・ソプラノという一瞬の儚い声の生命は、実は、輝きにおいて有名無名にかかわらず、等しく永遠だということです。世界中には、今も、失われた時間の向こうに、存在した証が埋もれています。

 とはいえ、レコードの世界に私を導いてくれたのは、Choir友だちがその知り合いから借りてくれた30枚ほどのウィーン少年合唱団の10インチ盤(小さいLP)レコードでした。Blue閉鎖後の数か月、私は来る日も来る日もWSKを聴いていました。
 所有者さまが受け継いだという盤は、リアルタイムでご家族がお聴きになっていたもので、演奏が素晴らしいことはもとより、カバー写真に至るまで「珠玉」という言葉に相応しい、傷すらも芸術だと感じさせてくれた盤たちでした。
 今は手に入れにくいですが、全く無理ということではなく、聴いてみようと思えば出会えると思うので、いずれ、レコードも、LPやEPだけではなくて、10インチや78回転もサイトに掲載していきたいと思っています。

 私のこれからの人生の、それほどには多くはない時間の中の作業になるため、自分自身にサイトのテーマを問うたときに出た答えは「資料掲載」でした。
 今年の12月31日までは、原稿をUPする準備をする。でも、1月1日になったら、それが中途半端な出来でも、公開に踏み切る。そして、その後は、日常生活に支障のない範囲の中で、更新をし続ける。

 と考えています。

 昨夜の段階で、準備した音源のカバー写真は1,965。
 でも、まだまだ。先は長いです。