ウィーン少年合唱団 ~ キュイバッハ組の若々しさを、最初と最後の数曲でフロシャワー組とグロスマン組がフレーミング ― 2008年11月23日 20時56分30秒
野ばら、眠りの精~ウィーン少年合唱団 シューベルト、ブラームスをうたう(PHILIPS 15PC-125)
Recording Dates:1955-1960
フロシャワー先生って来日しましたよね? まさかとは思うけれど、このソリスト達を引き連れて、日本国内でコンサートをしたわけ? …まさかね、すごすぎるもの。
ストレートな録音のようだけれど、ソリストに欠点が見えないよ。フロシャワー先生の元には、すこぶるつきのソリストがいた模様。
アルトのソリスト君…しみじみと落ち着いた声を聴かせてくれています。作業の手を止めて聴いてしまう…。フロシャワー組は、心持、年長の団員の熟成した声をストレートに採録したように、私の耳には聴こえます。
比して、キュイバッハ組は、若い団員のトーンの高い声で溌剌・生き生き感と可愛らしさを演出。
(団員のかなり低い声も「2.ブラームスのワルツ」では聴こえてくるけれど)「3.どこへ?」「5.明るい夜」のソリストは同じですかね。
だけど、キュイバッハ組の若々しさを、最初と最後の数曲をフロシャワー組やグロスマン組でフレーミングしているあたり、勢いを内に秘め、しっとりした優雅さを強調した盤と言えるかもしれない。
お客さんにとってはこれら全てがWSKだから。このシュトラウス盤は、曲を数曲入れ替えた同盤とはいえず、それぞれが魅力を持った別な印象の盤に聴こえました。
この盤では特にフロシャワー組が光っています。
(私が勝手に組、って言っているだけです)
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。