幻想と現実→単に整理整頓の話2011年10月09日 11時29分20秒

 私の部屋は、コレクションしたレコードやCDを保管する部屋としては、世間的には狭いとは言えないとは思うのですが、普通に居住することを前提にして作られた部屋であり、コレクションルームではないので、広さの割りに収納の効率が悪いです。
 結果、あったはずのLPやCDが見当たりません。
 聴きたいときに即、聴きたいLPが手に取れないのでは持っている意味が薄いと思い、この春頃から、整理整頓を始めたのですが、この頃、わかってきたことがあります。それは、現実をおろそかにすると、幻想を見てしまう、ということです。
 たとえば、整頓する前までは、ソロLPなど、イメージの中では、あれもこれも、かなりの種類があるような気がしていました。ですが、ソリストごとに整理してみると、思ったほどありません。あったはずのソリストくんのアルバムも無くて、もしかしたら、聴きたいと思うがあまりの幻想だったのかもしれません。昔、どうしても聴いてみたいCHOIRがあって、ついに夢の中でそのCHOIRの演奏を聴いて感動したことがあるんですよね。そのレベルだったのかも。
 合唱のLPも、部屋中にあふれていて、イギリスの聖歌隊のは「持っている」と感じていたのに、合唱団ごとに整理してみたら、種類も数もそれほどではありませんでした。
 聴かず嫌いも無く、国籍にもこだわらず収集してきたつもりでしたが、コレクションは偏っていて、整理整頓が進むにつれて、レコードが実はそれほど多くはありませんでした。という、現実が見えてきました。
 今はイギリスのCHOIR分が終わり、次はおフランスのCHOIRの整理整頓。
 ひとつの団体なり、作曲家なり、曲なりを、じっくりと聴きたくなってきているので、どのあたりを聴くか・・・興味の行く先を整頓しながら見ているところです。
 特定のCHOIRをじっくりと聴くことで、深いところまで行ってその世界を楽しみたいなあ、とか思います。これも「幻想」に過ぎないのかもしれませんが。