故郷の街で家族と一緒の楽しいクリスマス~ Adolf Fredriks Gosskör2011年11月27日 14時11分30秒





In the bleak mid-winter(SCD1139)

 そろそろクリスマスですね~。心の中に暖かい暖炉の火とゆり椅子が欲しい季節が近づいています。街の喧騒とは無縁に。(って田舎暮らしの私が言うことでもないか・・・)

 さて、この合唱団。
 ザラザラした音、とでも言いましょうか。個々の声を均さない音が集合したときの気持ち良さを合唱に感じました。イギリスのキャロルっぽい雰囲気で始まるのだけれど、私が面白いと感じたのは4曲目。・・・ホッホッホ~とか、・・・ノンノンノン~とか、鼻にかかった合唱で歌われるのが楽しいんです。
 この合唱団は、私の耳には、ソプラノ、第2ソプラノ、アルトもしくは、ソプラノ、アルト、第2アルトって感じで音域が意外と広い。変声間近?、もしくは変声中?っぽいような男の子のザラついた声が魅力的に感じます。そこが合唱を自然に感じ、リラックスして聞くことができる所以かも。
 タイトルにもなっているのは有名な曲ですが、なかなか聴くことのない曲、聴きなれない曲がとても素敵です。男声ソリストさんが入っていますが、それはそれで良いものですね。
 都会暮らしの人に、幼い頃に家族と過ごした故郷の街でのクリスマスを思い起こさせるような演奏にも思います。

自信に満ちたソリスト~ Alois Mühlbacher2011年11月28日 20時16分35秒



ALOIS-At Midnight (PR 91192)
 1作目より、声が幾分、落ち着いたのかな?と思います。
歌は、上手だと思います。声もとても出ています。
 ピアノも相変わらず良いと思います。BSのソロCDはたくさんありますが、ファルンベルガー先生のピアノで歌えるなんてアロイス君は幸せだと思います。
 マーラーやシュトラウスという選曲も素敵ですよね。
 アルバムカバーも渋くて良い感じです。

 1曲1曲は、申し分ないんですよね。バッチリ、決まっていますから。表現に自信があるんでしょうね。たぶん。声に余裕もあるんでしょう。たぶん。

 ・・・でも、ALOIS君の声と演奏は、今回、私が考えるボーイ・ソプラノの魅力のエリアから外れてしまったみたいです。
 私の場合、キレイキレイに歌おうとする心根を感じてしまうとダメかも。繕っちゃダメ、ボーイ・ソプラノは。声が出ていればOKというわけじゃないんですね~、私の場合・・・。
 
 激しさと心の抑制と。声だけではなくて、自分自身のハートもコントロールしてこそ、聴き手は感動するのでは? 声がコントロールできていないと思うところもありましたし、品質が落ちている音と感じるところもありました。なんて、気になるあたり・・・私には向いていないBSなんでしょう。それだけのことです。

 なんといっても、選曲が良くて、上手なんですから。

神さまと自分だけの静かでおだやかであたたかいクリスマス~ Libera2011年11月29日 20時18分25秒



(EMI 50999 0 84353 2 3)
 Libera というよりも、St.Philips Choir のCDみたいです。
普通の?イギリスの聖歌隊が歌うように、歌われるキャロルを聴いて、あたりまえではありますが、Libera も又、イギリスの聖歌隊のテイストを保有しているのだと思いました。あくまでも音のエッジにエアを含んでソフトに歌われていくなじみのナンバーに心からリラックスしてしまいました。今回のCDには、究極の洗練ともいえた今までの作品とは別の良さがあると思います。とにかく、やさしいのです、心のそこから。限りないやさしさを、命あるものの温もりを、歌声から聴いてしまうのです。合唱からもソロからも。やるじゃないですか、Prizeman氏! こんなに普通中の普通っぽいクリスマスアルバムを堂々と録音してしまうなんて思いもしませんでした。伴奏も控えめでやさしいですし。技術力で芸術の高みへ飛翔する歌声も良し、そして今回のように、高みからふわ~っと舞い降りてきて、温かくそぉ~っと包んでくれるも歌声も良し・・・です。
 今回のCDは、楽しいときに聴くのも良いですが、なにかちょっとつらいとき、さびしいとき、悩んでいるとき・・・一人で聴いてみてください。癒されますよ~。雑踏の中で、もしかして、私は一人かもしれないけれど、私を理解してくれる誰かは地上に一人もいないかもしれないけれど、・・・きっと神さまは見ていてくださっている、そんなふうに天使たちが歌っているんです。・・・って聴くのも、クリスマスっぽくって良いです。
 聴いてみてください。私は好きですね、このCD。

「即席」であることの魅力 ~ ミゲル2011年11月30日 20時14分21秒



(UCCS-1147)
帰宅したら届いていました。
注文していたんですね。覚えていなかったです・・・。
CDカバー。性格良さそうな笑顔ですね~。

第2アルトの魅力かな?
低い声が案外、選曲に似合います。
上手ですが、歌いこんだという感じではなく、才能が課題をクリアした感じ、ですかね? 
不思議な選曲ですが、これはこれで面白いです。

「旅立ちの日に」迫力があって素敵でした。