Andrew Wicks (Chichester Cathedral Choir) ~ さりげなくもすごすぎるボーイ・ソプラノの世界 ― 2008年12月08日 21時06分08秒

Andrew Wicks In Choir and Concert at Chichester Cathedral (Abbey LPB 775) 1976年
Andrew Wicksくん、再びの登場です。
彼の聖歌隊員としての全キャリアをチェックしたわけではないので、いつがピークなのか知りませんが、この盤は、声の感じから言って、それほど、ピークから外れてはいないと思います。
細く高く、まるで一本の美しい糸のような彼の声。
お決まりのHear My Prayerもバッチリですが、An Die Musik も良いですが、この盤の曲中では、特にもWith Verdure Clad (Haydn) で、彼の声の高さ繊細さ美しさを一番、堪能しました。
この盤には、拍手も入っています。もしかして、オソロシイことに、コンサート録音なのかもしれません。
・・・Alleluyaなんかも入っていたりするんですけれど・・・。
ボーイ・ソプラノの世界は、さりげなくもすごすぎる世界だと思います。
Andrew Wicks (Chichester Cathedral Choir) ~ 「伝統」的な超上質のボーイ・ソプラノ盤 ― 2008年12月08日 21時34分39秒

Andrew Wicks Chichester Cathedral Chorister (Abbey LPB 778)
アルバムカバーのデザイン、タイトル、収録曲の選曲、構成、ピアノ&クラリネット伴奏に至るまで、何から何まで、「伝統」的な超上質のボーイ・ソプラノ盤だと思います。
演奏のWicksくんも、それに相応しい声、表現技術、心構えを持った実力者です。
伴奏無しで歌われる曲 7.The Tailor and the Mouse (trad. English)で彼の技術を堪能できます。
本当にコレクションしたい名盤だと思いますが、欲を言えば、3か月くらい前倒ししたWicksくんの声で残して欲しかったかもしれません。
あくまでも欲、ですが。
気のせいかもしれませんが、ちょっとだけ、声の旬が過ぎて・・・の録音のような気もします。
最近のコメント