ボーイ・ソプラノ 成熟と孤高 ~ LEO MEYER レオ・マイヤー ― 2008年09月16日 21時07分02秒
LEO MEYER, jongenssopraan (PHILIPS 600 713)
カバー写真は代表作をまとめることが出来るまでにネームバリューが上がった頃(?)なのか後年のものだと思うが、収録曲は初期の初々しくも朗々とクリアで高い声が溢れていた当時に歌われたものを集めた盤になっている。
モーツァルトのオルガンは、っぽくなくって(編曲が違うのかひたすら暗い。)新人ソリスト故か伴奏は必ずしも上手だとは思えないが、伴奏がどうであろうと、LEOの声がこの盤では何処までも何処までも果てしなく出ていることに驚いてしまう。
私はPueri Conciniteをただ呆然として聴いてしまった。
今まで何度もたくさんのトレブルで聴いた曲ではあるけれど、ここまで声も心も豊潤なのは初めて。
しかも、決して歌曲ではなく宗教曲として聞こえてくる作品の精神性&精神性を感じさせる気高い声。
彼ってどういう存在だったのだろう?
Hor' mein Bitten(Mendelssohn)」はHear my prayer。
こちらも最初の一声でグッと引きつけられる。彼のバックコーラスは成年男女だが、大人ではないと彼の声に迫力で負けてしまうからだろう。(実際、負けていると感じる箇所はある)
合唱からスッと浮かび上がる彼の声は美しく、渋さが加わる前の、ソプラノの艶がありながらも可憐なテイストも味わえる貴重盤と言える。
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