故郷の街で家族と一緒の楽しいクリスマス~ Adolf Fredriks Gosskör2011年11月27日 14時11分30秒





In the bleak mid-winter(SCD1139)

 そろそろクリスマスですね~。心の中に暖かい暖炉の火とゆり椅子が欲しい季節が近づいています。街の喧騒とは無縁に。(って田舎暮らしの私が言うことでもないか・・・)

 さて、この合唱団。
 ザラザラした音、とでも言いましょうか。個々の声を均さない音が集合したときの気持ち良さを合唱に感じました。イギリスのキャロルっぽい雰囲気で始まるのだけれど、私が面白いと感じたのは4曲目。・・・ホッホッホ~とか、・・・ノンノンノン~とか、鼻にかかった合唱で歌われるのが楽しいんです。
 この合唱団は、私の耳には、ソプラノ、第2ソプラノ、アルトもしくは、ソプラノ、アルト、第2アルトって感じで音域が意外と広い。変声間近?、もしくは変声中?っぽいような男の子のザラついた声が魅力的に感じます。そこが合唱を自然に感じ、リラックスして聞くことができる所以かも。
 タイトルにもなっているのは有名な曲ですが、なかなか聴くことのない曲、聴きなれない曲がとても素敵です。男声ソリストさんが入っていますが、それはそれで良いものですね。
 都会暮らしの人に、幼い頃に家族と過ごした故郷の街でのクリスマスを思い起こさせるような演奏にも思います。