ボーイ・ソプラノ Jastin Webb ~ WSKゲート前の正体不明?のソリスト2016年09月08日 09時06分25秒



 正直、Jastin Webb 君の正体は不明です。人伝に得たCDで、送ってくださった方とは連絡が取れなくなっているため、履歴等、調べようがありませんでした。録音の場所等により、一応、USAに分類しておきますので、詳細をご存知の方はお知らせいただければ幸いです。アルバムカバー写真の背景がWSKの宿舎っぽいのも意味深です。もしかして、団員君? それとも 旅行者とか交流研修者とか? 
 歌を聴いた感じでは、WSK的な発声ではないですし、選曲も違います。内容はアメリカ的な宗教曲でしょうか・・・。(と思います)歌い方も選曲も、イギリスの聖歌隊員的でもありません。なので、やはり、USAかも、です。ボイストレーニングは受けたような歌い方でですが、まだまだ上手くなりそうな子で、自分の一番を知る前にレコーディングしちゃったかも、です。レコーディングをもう少し、遅らせても良かったかも、です。曲の解釈とか表現に大人が介入しているようにも思えず、自分なりに歌っているかのようで、とにかく謎の少年でした。日曜日の教会のスターかな?ときに美しいメロディがあり、ときに声が美しく響くこともあるのですが、それがCD全体に行きわたらないのが残念でした。

ボーイ・ソプラノ James Eager ~ 聖歌隊員の在り方としての理想形2016年09月08日 09時09分18秒


 Jamesくんは、2002 BBC Radio 2 Young Chorister of the Year の栄誉に輝いた少年です。このCDは受賞記念で作成された模様です。いかにもなカバー写真も晴れがましくて良いですね。このとき、11歳(?)。
 Jamesくんは、抜きんでて目立つ声や歌唱法とは、声だかには言えない気もしますが、在り得べきChoristerの理想形がこのCDから見えてくるような気がします。邪気の全くない、清らかさを醸し出しているJamesくんのソロ。ソリスト君が所属するLlandaff Cathedral Choir のメンバーたちの、ソリスト君を盛り立てようという心意気が伝わる合唱。聖歌隊の内で、お互いがお互いを認め合い、尊敬しあい、仲間を愛し大切にしている気持ちが、演奏から聴こえてくるようで、それだけで感動してしまいます。ソロ中心の聖歌隊の演奏で、ソロと合唱とのバランスも良いと思いました。