自信に満ちたソリスト~ Alois Mühlbacher ― 2011年11月28日 20時16分35秒

ALOIS-At Midnight (PR 91192)
1作目より、声が幾分、落ち着いたのかな?と思います。
歌は、上手だと思います。声もとても出ています。
ピアノも相変わらず良いと思います。BSのソロCDはたくさんありますが、ファルンベルガー先生のピアノで歌えるなんてアロイス君は幸せだと思います。
マーラーやシュトラウスという選曲も素敵ですよね。
アルバムカバーも渋くて良い感じです。
1曲1曲は、申し分ないんですよね。バッチリ、決まっていますから。表現に自信があるんでしょうね。たぶん。声に余裕もあるんでしょう。たぶん。
・・・でも、ALOIS君の声と演奏は、今回、私が考えるボーイ・ソプラノの魅力のエリアから外れてしまったみたいです。
私の場合、キレイキレイに歌おうとする心根を感じてしまうとダメかも。繕っちゃダメ、ボーイ・ソプラノは。声が出ていればOKというわけじゃないんですね~、私の場合・・・。
激しさと心の抑制と。声だけではなくて、自分自身のハートもコントロールしてこそ、聴き手は感動するのでは? 声がコントロールできていないと思うところもありましたし、品質が落ちている音と感じるところもありました。なんて、気になるあたり・・・私には向いていないBSなんでしょう。それだけのことです。
なんといっても、選曲が良くて、上手なんですから。
ボーイ・ソプラノとピアノの響き~Alois Mühlbacher UNERHöRT ― 2011年03月22日 17時12分55秒

ALOIS-UNERHORT The Boy and his Voice (PR 91185)
私のCHOIR友だちのタイプではなかったために譲り受けることができたCDです。
アロイス君。悪くはないと思うんですよね。オペラチックで。女声的って聞いていましたが、そりゃ真っ直ぐ青竹系でも爽やか清涼系でもないけれど、この声はこの声でアリだと思います。決して女声ではないし、ギリギリのところで、少年の声です。女声系にありがちな、ちりめんヴィヴラートもありません。声、ちこっと濁っていますけれど、情感もあるし、果てしなく広がって行き、上手だと思います。
合唱団指揮者のファルンベルガー先生のピアノも大好き。相変わらず、瑞々しく艶っぽいです。(先生のピアノの音、1980年代にWSKアルバム(PHILIPS・30CD-3052)で意識して以来ず~っと大好きですよ~って先生には届かないか?・・・)
アロイス君、変声期を迎えているのかな? でも、録音の時期もまずまず、良かったと思います。録音の場所も良し。声とピアノの響きも伸びも麗しい。
選曲が豊かにもオペラしていますが、確かにこの少年の声には、宗教曲よりもオペラの方がお似合いです。アロイス君の華やいだ声が腕の確かなピアノとの共演で、すんごい完成度を誇るCDになったと思います。
プロの女声よりも私はアロイス君のこのCDが聴きやすい。このソリスト君の成熟した声に、合唱団員くんたちの普通の子どもっぽい声が絡んできたとき、その味わいに泣けそうになってしまって、私は、改めて少年CHOIRが好きなんだと自覚しました。
そして、なんといっても、アロイス君とともにデュエットするピアノ。これ、伴奏ではなくてデュエットです。ピアノが歌うってこんななんだ!って感じです。先生、ブラボーです。密かにず~っと先生のファンしていて良かった。聖フロリアンも先生も大好き。ファン人生に悔い無し!なのです。
ソリスト君の集中力も途切れない、真っ向勝負的な、心意気も高く仕上げたCDだと思います。
特にもお気に入りは「6.O mio babbino caro」
今まで何人かの演奏を聴きましたが、私の耳には、このCDのアロイス君と先生の演奏がベストワンの演奏です。夢幻のごとく麗しい響きです。この1曲だけでもお値段分の価値はあります。聴いてみてください。
私のCHOIR友だちのタイプではなかったために譲り受けることができたCDです。
アロイス君。悪くはないと思うんですよね。オペラチックで。女声的って聞いていましたが、そりゃ真っ直ぐ青竹系でも爽やか清涼系でもないけれど、この声はこの声でアリだと思います。決して女声ではないし、ギリギリのところで、少年の声です。女声系にありがちな、ちりめんヴィヴラートもありません。声、ちこっと濁っていますけれど、情感もあるし、果てしなく広がって行き、上手だと思います。
合唱団指揮者のファルンベルガー先生のピアノも大好き。相変わらず、瑞々しく艶っぽいです。(先生のピアノの音、1980年代にWSKアルバム(PHILIPS・30CD-3052)で意識して以来ず~っと大好きですよ~って先生には届かないか?・・・)
アロイス君、変声期を迎えているのかな? でも、録音の時期もまずまず、良かったと思います。録音の場所も良し。声とピアノの響きも伸びも麗しい。
選曲が豊かにもオペラしていますが、確かにこの少年の声には、宗教曲よりもオペラの方がお似合いです。アロイス君の華やいだ声が腕の確かなピアノとの共演で、すんごい完成度を誇るCDになったと思います。
プロの女声よりも私はアロイス君のこのCDが聴きやすい。このソリスト君の成熟した声に、合唱団員くんたちの普通の子どもっぽい声が絡んできたとき、その味わいに泣けそうになってしまって、私は、改めて少年CHOIRが好きなんだと自覚しました。
そして、なんといっても、アロイス君とともにデュエットするピアノ。これ、伴奏ではなくてデュエットです。ピアノが歌うってこんななんだ!って感じです。先生、ブラボーです。密かにず~っと先生のファンしていて良かった。聖フロリアンも先生も大好き。ファン人生に悔い無し!なのです。
ソリスト君の集中力も途切れない、真っ向勝負的な、心意気も高く仕上げたCDだと思います。
特にもお気に入りは「6.O mio babbino caro」
今まで何人かの演奏を聴きましたが、私の耳には、このCDのアロイス君と先生の演奏がベストワンの演奏です。夢幻のごとく麗しい響きです。この1曲だけでもお値段分の価値はあります。聴いてみてください。
聖フロリアン少年合唱団 ~ フロリアン君のスタバト・マーテル ― 2008年12月29日 19時48分12秒

Retten wir St.Florian! (DDD Stereo St.Florian 92-01)
1992年録音。
PERGOLESIのSTABAT MATERの演奏は、私にとっての”標準”ヘニッヒのと比較して幾分テンポが遅いような気がする。
しかし、曲の進行とともに、声がダイナミックに盛り上がって行く。
ソリストは、90年来日のFlorian MeixnerとGregor Bauermschmiedt。
ジャケットの写真は、来日時よりも大人びている。
今はもう、三十歳を越えた青年?で、想像もつかない。
さて、フロリアン君たちのスタバト音源は組み合わせとカバー写真を代えて再発売されました。
でもこちらのカバーの方が好き。
音楽とは関係ないですが、制服も、前のほうがスッキリしていて好きでした。
聖フロリアン少年合唱団 ~ フロリアン君のカッコいいソロが抜けた盤 ― 2008年12月29日 19時26分54秒

野ばら/聖フロリアン少年合唱団(TOCE-8006) Recorded:11-14 December, 1991 St.Florian in Linz, Austria
この当時の合唱団は、CD化LD化され、NHKでも演奏が放送された。
CDカバーで一目瞭然! の豪華な背景に驚く。
必ずしも録音される「音」そのものを考えるとき、ベストだったかは解らないが、1ファンとしてその背景(会場?)設定に、私は結構、喜んだ。
実は、当時のソリスト、Florian君を始め 来日した団員君たちの褪せない姿をコレクションするために、私はLDまで買ってしまった。
もっとも、TV放送されたフロリアン君のカッコいいソロが、CDでもLDでもカットされているのは残念無念。
プエリ・コンツィニテをソロしていたのになあ。
CDを再生しても、音に拡がりを感じないので、スタジオでの録音だったら、もっと豊かな「音」を聴けたかも、なんて欲張って考えてしまう。
が、輝いていた団員君たちの、音と映像が残ったから いっか・・・。
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