Michael Thompson マイケル・トンプソン with Halifax Choral Society ハリファクス合唱協会~ 青。繊細なガラスのボーイ・ソプラノ ― 2008年11月16日 12時14分07秒

SONGS OF PRAISE:Halifax Choral Society (NAXOS 8.553876)
Recorded in Huddersfield Town Hall, Yorkshire, on 22nd and 29th June, 1996
Michael Thompson, Treble :
Darius Battiwalla, Organ :
Halifax Choral Society : John Pryce-Jones
我が祈りを聞きたまえ~名讃美歌集
このCDを私はマイケル・トンプソンのCDとして紹介しているが、実際にはハリファクス合唱協会による演奏のCDである。
協会のCDのタイトルに少年の歌った曲と彼の名前が大きく出たのは、少年が協会主催のTop Treble Competiton で優勝したからで、どうもこれはそのご褒美の録音らしい。
協会の歌声は帯では「素朴な合唱」との説明書きがあったが、年代は判らないままでも、男女ともに若々しい素直な歌声に聞こえた。(私には男女混声の合唱に聞こえた)
トンプソン少年の声は、細い繊細なガラスのソプラノ。成熟には遠い声だが、青さが魅力で、協会の合唱には相性の良い声色だ。
8歳くらいからあちこちで歌っていたらしいが、イギリス少年のその素養というか下地には到底かなわないものを感じる。
トレブルの世界は、イギリス恐るべし!である。大人の合唱をバックに10分を越える曲を難なく歌えてしまうのだから。
そして、録音もOKなのだから。
スター・トレブルは、この広大なすそ野から出現するのだろう。
合唱協会の歌声は精神が清冽な感じがする。
イギリスの合唱に感じる美しさは、表面的な音の美しさだけにとどまらず、何か魂的な奥深いものからも来ているように思うのは単に私だけの気のせいだろうか?
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