Allan Bergius アラン・ベルギウス ~ 「魔笛」より「夜の女王のアリア」の驚異的な表現力 ― 2008年11月09日 18時45分34秒
Dirtouse Musik fur Sopran und Orchester (自主制作盤)
1984年9月24日 Dreifaltigkeitskirche UlmにてLive録音
指揮:Albrecht Schmid
アラン君のLP3枚のうち、この盤は持って居ないためカバー写真はありません。私はCHOIR友だちから借りた音源で聴きました。
(レコードを持っておいでの方、お譲りください)
この盤は、アラン君が12歳の時の初のソロ・コンサートの模様をライブ録音したもののようですが、拍手が入っていなければ、とてもライヴだとは信じられないでしょう。
初コンサートはバッハのカンタータやモーツァルトのモテット等がメインだったようですが、この実力少年、「夜の女王のアリア」を歌った動機が振るっています。
彼は、オーケストラと練習をしていくうちに、バッハもモーツァルトも歌うのは思ったより簡単だと気が付き、「夜の女王のアリア」は、アンコールで、皆を驚かせるために用意した、というのです。
しかも、彼はコンサートの後で、「僕は指揮者や聴衆の方々に満足していただけたと思う」と振り返っています。
確かに!
(そういえば、マーラーもライヴで、迫力も味もある、素晴らしいものでした。)
この盤に収録されているのは、驚異的なボーイ・ソプラノです。
ですが、それは、もしかしたら、たまたま、バッハやモーツァルトの素晴らしい演奏者が、変声前の少年に過ぎなかった、という奇跡なのかもしれません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。