The Fort Bend Boys Choir of Texas ~ 郷愁のカタチ ― 2008年11月06日 20時35分50秒
The Fort Bend Boys Choir of Texas / As Long As I Have Music
伴奏のピアノの響きが耳に届いた時点で、小中学生を育てたお母さんや、小中学生時代が遠のきつつある方々の胸には、ぐっと迫り来るものがあると思う。
ピアノ伴奏の響き・・・学校の体育館で聴くコンサートの時のと音の伸び按配が似ていて、その時代への郷愁で心がしめつけられる感じなのだ。
ピアノの響きでホロっときた後で、聴こえてくる少年たちの木管系歌声のやさしさやわらかさに、メロメロ状態。
最初の曲「1.As Long As I Have Music」でノックアウトされる。
たとえばモンセラートも歌っているカザルスの「8.Nigra Sum」等々が入っているけれど、他の聖歌隊と比較することなかれ。
彼らの合唱の良さは、技量云々ではなくて、彼らの合唱を聞くものが聞き手自身の内にある蒸留された思い出とリンクすることにあるのだ。
Matthew Douglasくんもそういうタイプのソリストと言える。それは、たとえば誰かの演奏を聴くことで、自分自身や子どもの小学生時代の思い出の音へ記憶が繋がるようなことである。
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