Daniel Norman(treble) ; Barnaby Payne(Mezzo treble) Lichfield Cathedral Choir ~ 何処までも伸びて行くトレブルたちの冷たいブルーの高い声 ― 2008年12月14日 14時47分01秒

THE KING AND THE KINGDOM (alpha ACA 529) 1985年出版。
Directed by JONATHAN REES-WILLIAMS
イギリスの聖歌隊のレコードの好きなところは、歌っている隊員たちの名前が往々にして記されている点にもある。
その資料によると、このときのダニエルもバーナビィも、普通?のコリスターであって、ヘッド・コリスターもセカンド・ヘッド・コリスターも別な少年の名前がある。
(ヘッドとかセカンドの役割が解らないなあ)
曲は打楽器のリズムのどこか大陸的な或いは異国的な雰囲気から始まるがなぜかトラッド。
LICHFIELD CATHEDRAL CHOIRの合唱は作為の感じない自然な声でトレブルだけではなく、アルトやテノール、バスに至るまで好感が持てる。
収録マイクの位置は少し遠く、それがために、すべてのパートが溶け合って一つの音に聞こえる。
音は清涼系。トレブルたちの気持ちよいほど冷たいブルーのしかも声量もたっぷりある高い声が伸びていく様は聴いていて気持ちよい。音は口の中で全くこもらない。このクリアさが現代にも受け継がれているのであれば、要チェックのCHOIRである。
ノーマンのソロはやわらかくふくよかに、しかも声量も充分で、どこかオペラ的に拡がる。この盤では出番が少ないが、選曲によっては、活躍したはずだ。
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