Der Tölzer Knabenchor 「STARLIGHT SERENADE 」 テルツ少年合唱団 ~ 男の子たちの合唱の潔さ。愛らしいカバー写真からは想像できない超絶表現力盤2009年01月30日 20時26分31秒

テルツ少年合唱団

STARLIGHT SERENADE - Der Tolzer Knabenchor singt die schonsten Melodien der Welt (ACANTA/Bellaphon CC 23.050)
(P)1977 / director:Gerhard Schmidt-Gaden

モーツァルト・ハイドン・ベートーベンの曲が、ア・ア・ア・ア・とかダバダバダ・・・という声で表現されています。全曲、言葉なし!

「言葉」が無いので、少年たちの「声」そのものが、楽器になっています。

・・・これが、すごいのだな・・・。

トルコ行進曲をかなりのスピードで、ソロしている少年、管楽器でもなく弦楽器でもなく、でもまろやかに歌っています。
よく使うセリフですが、「超絶技巧」。

楽器共演ではあるものの、ハミングだけで歌うという、この盤の発想。テルツならでは、です。
当然、完璧な声と技術があってこそ、のこと。

シュミットガーデン先生の遊び心と、とてつもない自信が聞こえてくるようです。

そして感じるのは、合唱団の若々しさ。しなやかさ。勢い。
こういう演奏はなかなか聴くことができません。